「物理の独学は難しい?」「どんなふうに勉強するのがいい?」
今回はこんな疑問に答えます。
私は高3から独学で受験勉強をはじめ、物理の偏差値を50→70オーバーに上げました。
また、旧帝大の2次試験でも物理の点数は8割を超えました。その経験談も交えながら、独学での高校物理の勉強法を解説します。
これを読めば、独学で高校物理を習得するために必要なことがすべてがわかりますよ!
独学は難しい。けど、可能!
あなたはこんなことを聞いたことありませんか?
「高校物理は独学じゃ無理だ」
実際、独学で高校物理を勉強するのは難しいです。しかし、独学でも十分可能です。(私も独学)
では、なぜ物理が独学で難しいと言われるのでしょうか。
次に、その理由について考えてみましょう。
高校物理の独学が難しい理由
高校物理の独学が難しい理由として、以下のようなものが考えられます↓
- 概念の理解が難しい
- 高校数学の知識も必要
- 暗記だけでは乗り越えられない
- 勉強方法を間違えやすい
概念・原理の理解が難しい
まず考えられるのは、物理の概念・原理の理解が難しいからです。
たとえば、力学の慣性力とか。慣性力は物理の初学者の多くがつまづくポイントだと思います。
概念や原理を理解しちゃえば簡単です。しかし、簡単には理解できないので苦労するんですよね。
でも、大丈夫です。
後半に紹介する勉強法に従えば、確実に理解できるようになりますよ。
高校数学の知識も必要
高校物理を勉強するためには、高校数学の知識が必要なんです。三角比やベクトルの分解など、前提知識として高校数学の知識が求められます。
なので、数学を全くやってない人にとっては、物理も難しく感じます。
しかし、求められる知識はすべて簡単なものです。これも、後半に紹介する勉強法に従えばばっちり解決できますよ。
暗記だけでは無理、発想力・思考力が必要
物理は暗記だけでは乗り切れません。そもそも、物理は暗記量が他の科目と比べて圧倒的に少ないです。
なので、高得点を取ろうと思ったら、他の人よりも思考力や発想力を身につける必要があります。
また、上の大学に行けばいくほど思考力や発想力が大事になってきます。
「じゃあ、思考力・発想力ってどう鍛えるの?」ってなりますよね。
もちろん、後半にその方法を紹介してるので、安心してください!
勉強方法を間違えやすい
「物理ってどう勉強すればいいのか分からない」これも独学で物理の学習をするのがが難しいと言われる理由です。
勉強法がわからないうちは、いろんな方法を試すでしょう。しかし、間違えた方法で勉強してしまうと、驚くほど成績が伸びません。時間も無駄になります。
そうならないためには、勉強の手順を間違えないことが大事です。
失敗しない独学での物理の勉強手順について、これから紹介します。
高校物理を勉強するための4つの手順
高校物理の勉強には正しい勉強の手順があります。その手順と勉強法を紹介します。
- 数学の基礎知識を勉強
- 物理の概念・原理をざっと学習
- 問題演習をしながら、概念・原理の理解を深める
- 思考力・発想力をつける
数学の基礎知識を勉強
まず、三角比や三角関数、ベクトルなど、高校物理で必要な数学の知識を学習しましょう。
余裕のある人は数学Ⅲの微分積分までやっておくといいでしょう。微積が分かると、導出できる公式が一気に増えます。
公式が導出できるようになると、さらなる概念・原理の理解につながります。とはいえ、大学受験レベルなら微積の知識がなくても全然たたかえるので、余裕のある人だけで大丈夫ですよ。
一番最後に紹介している勉強法を参考にしながら、効率的に数学の知識をつけましょう!
物理の概念・原理をざっと学習
数学の知識をある程度学習したら、やっと物理の勉強をはじめます。
まずやるべきことは、物理の概念・原理をざっと理解することです。「ざっと」と言っている理由は、最初から完璧に理解することは難しいからです。
「一応、こんな感じかな?」と自分なりに解釈できれば大丈夫です。
次に紹介するように、問題演習をすることでその理解が深まっていきます。なので、まずは自分の言葉でなんとなく説明できるくらいまで学習すればOKですよ。
問題演習をしながら、概念・原理の理解を深める
概念・原理を簡単に学習した後は、実際に問題演習をしながらその理解を深めていきましょう。
「この公式はこう意味だったんだ~」
「この公式はこうやって使うんだ~」
「あぁ~、そういうことか!」
こういう感じに、最初はよく理解できなかったことでも、深く理解できるようになります。
「最初から概念・原理を完璧に理解しようとする」と上手くいきません。徐々にステップアップしていくことが大事です。
この段階で、物理の概念・原理を自分の言葉で自信を持って説明できるようになるのが理想的です。
思考力・発想力をつける(負荷をかける)
ここまできたらようやく、思考力・発想力をつけていきます。
そのためには、負荷をかける必要があります。
「自分の知らない問題に触れる」
「いろんなことを組み合わせないと解けない問題に挑戦する」
こんな感じに、難しい問題をたくさん解いていきましょう。
思考力・発想力にゴールはありません。あなたが求めるレベルに達するまで、とにかくいろんな問題を解いていきましょう。
高校物理の具体的な勉強法
上で紹介した手順に基づいて、具体的な勉強法を紹介します。
- 映像授業で数学の知識と物理の基礎を学習
- 簡単な問題集を使って、概念・原理の理解を深める
- 難しい問題集を使って発想力・思考力を鍛える
映像授業で数学の知識と物理の基礎を学習
まだ数学の知識や物理の基礎を学んでいない人は、映像授業を使って学びましょう。
映像授業では、視覚と聴覚を使って勉強することができます。
なので、参考書を見るだけでは分かりづらい概念や原理も、講師がかみ砕いて説明してくれます。
私がおすすめする映像授業はスタディサプリです。
小学4年生から高校3年生までのすべての授業動画を閲覧できる
授業動画の数がとにかく豊富
一流講師が授業動画を作っているので、質も高い
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スタディサプリは有名なんで、もう使ってる人も多いですよね。
私が受験生時代に使っていた映像授業の中でも、最も質が高いです。
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ちなみに、私はスタディサプリをめちゃくちゃ愛用してました。
これほどコスパの良い映像授業は他にありません。
映像授業についてもっと気になる人はおすすめの映像授業をご覧ください!
簡単な問題集を使って、概念・原理の理解を深める
基礎を一通り学習したら、簡単な問題集を使いましょう。
物理のエッセンス
センター過去問
共通テスト対策問題集
などなど
お好きな問題集なら、なんでもいいですよ。だいたい、1冊~2冊買って、繰り返し演習しましょう。
難しい問題集を使って発想力・思考力を鍛える
簡単な問題集を使って概念・原理の理解を深めたら、今度は負荷をかけていきます。
具体的には難しい問題集を使って発想力・思考力を鍛えましょう。
名問の森
物理重要問題集
物理標準問題精講(ややむず)
難問題の系統とその解き方物理(激むず)
大学の過去問
などなど
これもお好きなもので大丈夫です。自分の求めるレベルに到達するまで、いくつかの問題集を使ってみると良いですね。
まとめ
独学での物理の勉強法を紹介しました。
①数学の基礎知識を勉強
②物理の概念・原理をざっと学習
③問題演習をしながら、概念・原理の理解を深める
④思考力・発想力をつける
①映像授業(スタディサプリ)で数学の知識と物理の基礎を学習
②簡単な問題集を使って、概念・原理の理解を深める
③難しい問題集を使って発想力・思考力を鍛える
手順に従って勉強することが、独学で失敗しないために大事です。
自分のレベルに合わないような勉強をしていてもほとんど意味がありません。
「自分はどこからはじめるべきなのか」落ち着いて考えてください。
そうすれば、独学で高校物理をしっかりと習得することができますよ。
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