偏差値55はどのくらいのレベル?目指せる大学を徹底解説

今回は偏差値55がどのくらいのレベルなのかを解説します。

また、偏差値55で目指せる大学や、偏差値55を取るための勉強法も解説します。

  • 偏差値55のレベルを知りたい
  • 偏差値55を取りたい

という方は必見です!

筆者の情報 旧帝大次席現役合格、共通テスト得点率86%、旧帝大2次試験得点率87%、TOEIC975所持、英検準1級所持

本記事の信頼性
私は高3の4月から勉強を始め、当初の偏差値は50行くか行かないかというくらいの学力でした。しかし、勉強法を徹底的に見直したことで偏差値70オーバーを達成。そして、目標としていた旧帝大に次席で合格できました。
筆者の模試成績、偏差値74

偏差値とは

偏差値は、試験の点数が平均点と比較してどのあたりに位置するかを表す指標です。

つまり、同じテストを受けた受験者の中で「自分の実力がどれくらいなのか」を表しています。

 

たとえば、あなたが英語のテストで100点中80点取ったとしましょう。「100点中80点」という数字だけ見ると、かなり良い点数のように感じます。

しかし、もしそのテストが簡単で平均点が90点だったらどうでしょうか。80点だと平均点より低いので、あまり良い点数とはいえませんよね。

 

このように、自分の点数を見るだけでは自分の本当の実力を評価できません。

そこで、全体における自分の実力を客観的に示すために、模試等では偏差値が算出されるのです。

偏差値の計算方法

偏差値は以下のように計算します。

偏差値=(自分の得点ー平均点)÷標準偏差×10+50
筆者
標準偏差というのは、簡単にいえば得点のバラツキ具合です。バラツキが大きければ標準偏差が大きくなり、バラツキが小さければ標準偏差が小さくなります。

偏差値55のレベル|どのくらい?上位何パーセント?

偏差値55は全体の中の上位約30.85%です。

つまり、100人受験者がいれば、順位は30〜31位ということになります。

偏差値55を取るのに必要な点数はどのくらい?

偏差値55を取るのに必要な点数は試験によって異なるため、一概に「何点」ということはできないです。

 

ただ、先ほど紹介した計算式を変形すると、どれくらいの点数を取れば良いのか予想を立てることができます。

偏差値=(自分の得点ー平均点)÷標準偏差×10+50
↓(偏差値=55とする)
自分の得点=平均点+0.5×標準偏差

共通テストで偏差値55はどのくらいの点数?

独立行政法人大学入試センターが発表した「令和6年度大学入学共通テスト 実施結果の概要」から、偏差値55の点数を計算しました。

科目平均点標準偏差偏差値55の得点
国語116.5035.33134.17
世界史A41.1617.0649.69
世界史B60.2821.5571.06
日本史A42.0416.9750.53
日本史B56.2716.8864.71
地理A55.7515.0463.27
地理B65.7415.0473.26
現代社会55.9414.9663.42
倫理56.4413.963.39
政治経済44.3514.8751.79
倫理、政治経済61.2613.2167.87
数学I34.6216.6942.97
数学I・数学A51.3820.7361.75
数学II35.4317.4244.14
数学II・数学B57.7420.6768.08
物理基礎28.7212.2934.87
化学基礎27.3110.7532.69
生物基礎31.579.2236.18
地学基礎35.568.9540.04
物理62.9722.8274.38
化学54.7720.9565.25
生物54.8217.9863.81
地学56.6219.8366.54
英語(リーディング)51.5419.9461.51
英語(リスニング)67.2417.1275.80
筆者
偏差値55を取るには、おおむね6〜7割ほど必要ですね。

偏差値55で目指せる大学|どのくらいの大学に行ける?

国公立大学

偏差値55(52.5〜57.5)で目指せる国公立大学は以下です。(一部抜粋、出典:Kei-Net

大学名学部・学科偏差値
北海道大学総合理系、水産、医学部保健、歯学52.5〜57.5
弘前大学医学部心理支援、農学52.5
東北大学工学部、医学部保健、歯学、薬学52.5〜57.5
筑波大学総合選抜、理工、生命環境、医学部看護、情報52.5〜57.5
千葉大学(前期、後期)文学、法政経、教育、理学、工学、情報データ、園芸、看護55.0〜57.5
電気通信大学情報理工55.0〜57.5
東京海洋大学海洋生命、海洋工、海洋資源52.5〜55.0
東京科学大学医学部保健55.0
東京学芸大学教育52.5〜57.5
東京農工大学(前期、後期)工学、農学52.5〜57.5
横浜国立大学都市科学、理工55.0〜57.5
名古屋大学工学、農学、医学部保健52.5〜57.5
大阪大学外国語、医学部保健57.5
神戸大学理学、工学、農学、海洋政策、医学部保健55.0〜57.5
九州大学(前期、後期)経済、理学、工学、芸術工、農学、医学部保健、歯学52.5〜57.5

偏差値55なら、ほとんどの地方国公立を狙えます。

旧帝国大学も十分狙える偏差値です。

私立大学

偏差値55(52.5〜57.5)で目指せる私立大学は以下です。(一部抜粋)

大学名学部・学科偏差値
酪農学園大学獣医57.5
青山学院大学法、理工、コミュニティ人間科学、社会情報55.0〜57.5
学習院大学文、国際社会、法、経済、理55.0〜57.5
北里大学獣医、薬、看護52.5〜57.5
慶應義塾大学看護医療57.5
國學院大学文、人間開発、経済52.5〜57.5
駒澤大学文、グローバル・メディア、法、経済、経営、医療健康52.5〜57.5
芝浦工業大学工、システム、デザイン工、建築52.5〜57.5
順天堂大学薬、医療科学、医療看護、保健看護52.5
上智大学神、外国語、総合人間、理工55.0〜57.5
中央大学文、総合政策、経済、国際経営、商、理工、国際情報55.0〜57.5
東京理科大学経営、理、工、先進工、創域理工、薬52.5〜57.5
日本大学文理、法、商、理工、生物資源、歯、芸術52.5〜57.5
法政大学文、グローバル教養、社会、現代福祉、法、経済、経営、デザイン工、理工、生命科学、スポーツ、キャリアデザイン、人間環境、情報科学、52.5〜57.5
明治大学文、国際日本、総合数理、理工、農55.0〜57.5
立教大学文、観光、コミュニティ制作、福祉、理、スポーツ、心理55.0〜57.5
同志社大学文、神、グローバル・コミュニケーション、グローバル地域文化、社会、政策、理工、生命医科学、スポーツ、文化情報52.5〜57.5
立命館大学文、総合心理、産業社会、国際関係、法、政策科学、経済、経営、食マネジメント、情報理工、理工、生命科学、薬、映像、スポーツ52.5〜57.5

偏差値55なら、多くの有名私立大学を狙えます。

明治大学や青山学院大学など「MARCH」と呼ばれる大学群に含まれる難関大学も十分狙える偏差値です。

偏差値55を取る勉強法

ここからは偏差値55を取るための勉強法を解説します!

得意科目から勉強する

まずは戦略的な話です。

苦手科目より得意科目の方が成績を伸ばしやすいので、まずは得意科目で偏差値55を目指しましょう。

 

勉強するのがどの科目だとしても、一度偏差値55を取れれば自信がつきます。

また、「偏差値55を超えるためにどんなペースでどのように勉強すれば良いのか」という感覚が身につくので、ほかの科目ではよりスムーズに偏差値55を取れるようになるはずです。

計画を立てる(特に重要)

ここからは具体的な勉強法についてお話しします。

まずは計画を立てましょう。

 

計画がなければ、行き当たりばったりの勉強になってしまいます。

行き当たりばったりの勉強では成績が伸びません。

筆者
「いつまでに」「どの教科を」「どんな教材を使って」「どれだけの時間をかけて」勉強するのか、受験日や模試、定期テストなどから逆算して考えましょう。

計画を実行する(特に重要)

ただし、計画を立てるだけでは成績が伸びません。

計画したら、行動に移すことが重要です。

 

もちろん、完璧に計画通りに勉強することはできません。サボってしまう日や、急な用事でそもそも勉強できない日だってあるはずです。

また、計画通りに勉強できたとしても、思ったように成績が伸びるとは限りません。

 

そのため、学習状況や自分の成績を考慮しながら、定期的に計画を修正しましょう。

 

もし自分で勉強計画を立てる自信がないなら、必ず個別指導を利用して勉強計画を作ってもらってください。

おすすめの個別指導は「トウコベ」です。

 

トウコベでは、東大生がひとりひとりに合わせて勉強計画を立ててくれます。

また、マンツーマン授業や家庭学習の管理、24時間質問対応を行ってくれるので、着実に成績を伸ばせます。


 

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基礎を徹底的に勉強する

偏差値55を取るためには、基本問題でしっかり正解することが重要です。

そのために、基礎を徹底的に勉強しましょう。

 

たとえば、英語の基礎は英単語と英文法です。

英単語を覚え、英文法を理解すれば、ほとんどの英文で意味を理解できるようになります。

筆者
逆に、基礎を固めずにいきなり応用範囲の内容を勉強するのはNGです。勉強しても理解できず、挫折してしまう可能性が高いからです。

量をこなす

「学習効果=勉強の質✖️勉強の量」です。

勉強の質をどれだけ高めたとしても、勉強量が少なければ成績は伸びません。

参考書は基本的に1冊を完璧にするよう意識

いろいろな参考書や問題集を使いたくなる気持ちはわかります。

が、それだと効率が悪いです。

 

多くの参考書・問題集は、1冊で目標レベル(参考書により異なる)まで成績を上げられる構成になっています。

つまり、1冊完璧にすれば、目標レベルに到達できるはずなんです。

 

いろいろな参考書で勉強すると全てが中途半端になってしまうので、結果的に成績があまり上がりません。

まずは1冊を完璧にしてから、次の目標レベルに合わせて別の参考書を使い始めるようにしましょう。

スキマ時間を活用する

  • ぼーっとしている時間
  • 電車やバスなどに乗っている時間
  • ちょっとした休憩時間

など、スキマ時間を活用することも重要です。

 

英単語帳を見たり、参考書を見たり、スタディサプリを視聴したり。

スキマ時間にできる勉強はたくさんあります。

筆者
1日1時間スキマ時間で勉強できれば、半年で180時間、1年で360時間近くも勉強時間を確保できます。

偏差値55を取るまでにかかる勉強時間

偏差値55を取るまでにかかる勉強時間は、スタートラインにより異なります。

  • 偏差値30から55:1,400〜1,900時間
  • 偏差値40から55:1,000〜1,300時間
  • 偏差値50から55:400〜500時間

本気で成績を上げたいなら個別指導を利用しよう

ここまで勉強法を解説してきましたが、独学で勉強するのは大変です。

勉強しても思うように成績が伸びず、途中で挫折してしまう可能性があります。

 

本気で成績を上げたい人は、個別指導を利用しましょう。

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  3. オンラインで受けられるから便利
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  5. 一人ひとりに合わせた勉強計画を作成してくれる
  6. 授業料は受けた分だけだから料金がリーズナブル
筆者
独学で勉強するより、はるかに短期間で成績を伸ばせます。

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まとめ

偏差値55のレベルや目指せる大学、勉強法や勉強時間を解説しました。

偏差値55は上位30.85%で、地方国公立大学や有名次第を狙えるレベルです。

筆者
ぜひ参考にしてください!

 

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