- 周りよりも頑張って勉強しているはずなのに成績が上がらないから
- 受験に直結する模試の点数が悪かったから
→「大学受験に落ちる気しかしない…」
今回はこんなお悩みを解決します。
頑張って勉強したのに成果が出ないとき、自信をなくしてしまう受験生は多いです。
精神的に落ち込んでしまい、勉強にも身が入らなくなることもあります。
大学入試というのは残酷です。
どんなに努力したとしても、志望校に合格できない人はたくさんいます。
しかし、「落ちる気しかしない」「絶対受からない」と途中で諦めて努力をやめてしまうと、その時点で志望校に受かる可能性はゼロになります。
志望校に本気で入りたいなら、以上のような不安はなるべく早く払拭するべきです。
そこで今回は、「大学受験に落ちる気しかしない」という不安を解消する方法を紹介します。
いま悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
不安に思えているのは良い兆候
実は「大学受験に落ちる気しかしない」と不安に思っているのは良い兆候です。
というのも、受験勉強がうまくいっている人ほど、「絶対に受かる!」と自信過剰になる傾向にあります。
自信過剰になるとだんだんと勉強しなくなります。
しかし、周りの受験生はしっかり勉強して、少しずつじんわりと追いついてきます。
そして最終的にはライバルたちに抜かされ、自信過剰の人は志望校に落ちてしまう。
受験を成功させるには、一度挫折することが必要なんです。
なので、「落ちる気しかしない」と不安に思えているいまこの現状を喜んで受け入れてください。
大学受験に落ちる気しかしないと不安に思ってしまう理由
では、ここから本題です。
まずは「大学受験に落ちる気しかしない」と不安に思ってしまう理由を紹介します。
受験勉強に身が入らないから
- モチベが湧いてこない
- どうしてもスマホが気になる
- 集中できない
などさまざまな理由により、受験勉強に身が入らないと「このままでは受からないんじゃないか」と不安に思います。
特に「1日まるまる勉強をサボってしまった日」の夜には強い不安が襲ってきます。
成績が伸び悩んでいる/下がったから
- 頑張って勉強しているはずなのに成績が伸びない
- 頑張って勉強したはずなのに模試の偏差値が落ちた
など、成績が伸び悩んでいたり、下がったりしたときに、「受かる気がしない」と不安になります。
特に受験まであと少しの時間しかない時期に成績が下がってしまうと、不安が強くなります。
志望校までの距離感を感じるから
「志望校までの距離が遠すぎる…」と感じることも不安の原因です。
受験勉強を始めた時期が周りより遅い人や志望校のレベルが高い人は、志望校までの距離感が原因で不安になりやすい傾向にあります。
自分の勉強法に自信がないから
自分の勉強法を信じきれていない場合、「本当にこの勉強法で合格できるのかな」と不安に感じます。
この場合、まだ自分に合った勉強法を見つけられていない可能性が高いです。
大学受験に落ちる気しかしない人がやってはいけない行動
ここからは大学受験に落ちる気しかしない人がやってはいけない行動を紹介します。
志望校のレベルを早い段階で下げてしまうこと
志望校のレベルを早い段階(受験4,5ヶ月前)に下げてしまうのはやめましょう。
確かに、志望校のレベルを下げれば受かる可能性が高くなるので不安は解消されるかもしれません。
しかし、一度レベルを下げてしまうと、「もっと楽になりたい」とさらにレベルを下げてしまいやすくなります。
そのため、本番まではまだ時間がある段階で志望校のレベルを落とすべきではありません。
勉強をやめること
「勉強をやめる」
これは絶対ダメです。
勉強を辞めてしまったら、その時点で志望校合格の可能性はゼロになると思ってください。
浪人を前提にすること
また、「今年は無理だから」と浪人を前提に受験に挑戦するのも無駄なので辞めてください。
今年度の合格を諦めて来年度の受験を見据えたとして、結局次も同じような状況になるのでたいてい失敗します。
もちろん、今年度の合格を諦めず頑張った結果の浪人なら仕方がありません。
頑張った経験は必ず次の受験に活かせます。
受験のことを考えすぎること
「受験が不安だ」と感じていると、ついつい受験のことを考えてしまいますよね。
しかも、不安だと感じている時は「志望校に受かる」という良いイメージではなく、「志望校に落ちる」という悪いイメージが湧いてきます。
そのため、受験のことを考えれば考えるほど、不安は増大していくばかりです。
- 友達と遊ぶ
- 映画を観に行く
- 趣味に没頭する
受験のことがどうしても頭から離れないときは、気分転換することが大切です。(後述)
「大学受験に落ちる…」という不安を解消する方法
ここからは「受験に落ちる…」という不安の解消法を紹介します。
5分だけ勉強してみる
受験勉強に身が入らない場合は、5分だけ机に向かって勉強してみてください。
「5分だけ」と考えれば、勉強を始めるハードルはぐんと下がります。
実際にやってみるとわかりますが、5分じゃ物足りなく感じます。
そして、「もう少し勉強を続けようかな」と思えるようになっているはずです。
つまり、最初の5分さえスッと始めさえすれば、脳が勝手に働いてくれます。
その結果、勉強のモチベに頼らずストレスなく勉強を続けられるようになります。
映像授業を活用する
「机に向かうことすら辛い」という人は映像授業を活用しましょう。
映像授業なら、寝ながらでも、移動中でもサクッと勉強できます。
おすすめの映像授業はスタディサプリです。
14日間の無料体験もできるのでぜひ試してみてください。
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勉強する環境を整える
気が散って勉強に身が入らないなら、勉強する環境を整えることも大切です。
- 勉強するときはスマホを部屋の外に置く
- 必要な教材をすぐに取り出せるように整理する
- 思い立ったらすぐ勉強できるように常にノートを開いておく
以上を実践するだけでも結構変わります。
得意科目を勉強する
得意科目を勉強するのも1つの手です、
- 苦手科目を勉強すること
- 得意科目を勉強すること
どちらが楽ですか?
おそらく、得意科目を勉強する方が苦手科目を勉強するより楽ですよね?
苦手科目の勉強を続けていると、問題が解けずストレスになり、モチベが下がります。
逆に得意科目を勉強すれば問題がすらすら解けるので、ストレスを感じにくいです。
志望校に合格するためには、苦手科目を対策することは必要です。
しかし、「受験勉強のやる気が起きない」ときは得意科目だけを勉強するのもアリです。
定期テストで高得点を取って自信をつける
定期テストの難易度は受験よりも低いです。そのため、定期テストは高得点を取りやすいです。
しっかり定期テスト対策して高得点を取れれば「やればできる!」と言う自信がつきます。その結果、「受験も受かるぞ!」と不安を払拭できるかもしれません。
また、定期テスト対策を本気で行うことは、いつもと違うことを勉強するので気分転換にもなります。
「模試の点数が落ちて自信がなくなった」人は、本気で定期テスト対策をするのがおすすめです。
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成績が伸び悩んでいる原因を特定し対処する
「勉強しているのに成績が伸び悩んでいる/下がっている」
これには必ず何かしらの原因があります。
たとえば、以下のように。
- 基礎ができていない
- 教材のレベルが不適切
- 勉強した気になっている
- インプットばかりでアウトプットしていない
原因を特定して適切に対処すれば、成績はまた伸び始めます。
詳しくは「勉強しても成績が上がらなくて辛い。原因7つと対処法5つ【中高生必見】」をご覧ください。
気分転換する
- 友達と遊ぶ
- 趣味に没頭する
- 朝散歩する
- 映画を観に行く
- 気が済むまで寝る
受験のことが気になって仕方がないなら、気分転換しましょう。
気分転換をするときは、他のことを考えないようになるべく思いっきりやりましょう。
一日くらいサボったからと言って受験に落ちるわけではないので、安心してください。
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勉強法を改善する
自分の勉強法に自信が持てていない人は、まだ勉強法を確立できていません。
そのため、勉強法を改善する必要があります。
勉強法を改善するには、ほかの人の勉強法を参考にして「良いな」と思ったところを取り入れるのが効果的です。
参考までに、私が実践していた勉強法を紹介します。
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まとめ
「大学受験に絶対受かる」なんてことはありません。
どんなに勉強できる人でも、志望校に落ちる可能性はあります。
諦めず勉強を続ければ、少しずつ、でも着実に志望校合格に近づけます。
勉強を辞めてしまうと、志望校までの距離は縮まらないばかりか、遠くなっていきます。
今回紹介したことを参考にして、合格を勝ち取りましょう!