私は学生時代、とにかく勉強が嫌いでした。定期テストがあるたびにやらないといけないと分かっているのに、全然身が入らない。
特に、高校1年生のときなんか、4回あった定期テストは全部一夜漬けで挑戦しました。(ちなみに、高3受験期の定期テストも一夜漬けで乗り切った)
そうやって何度も一夜漬けしていたおかげで(?)、テスト前日からでも最大限点数を上げるために大事なことが分かったので紹介します。
テスト前で焦っているかもしれませんが5分くらいで読めるので、ぜひご覧ください。
運営者情報
高3から独学で受験勉強を開始。当初の偏差値は50。多くの失敗を重ねながら勉強法を模索。最終的には偏差値70を突破。現役で共通テスト受験→旧帝大に次席で入学。大学受験に役立つ情報を発信しています!
勉強しない科目を先に決める
いきなりこんなことを言うのは気が引けますが、すべての科目の対策をすることは無理です。
どれか捨てなければいけません。
テストの科目数は非常に多いです。
例えば、こんな感じ↓
- 数学(数学ⅠA、ⅡBなど)
- 国語(現代文、古文など)
- 英語(リーディング、リスニングなど)
- 社会(現代社会や政治経済など)
- 理科(物理、化学、生物、地学)
- 保健体育や家庭科などの副教科
私の場合、少ないときでも9科目は受けました。高校1年生ではじめて一夜漬けに挑戦したとき「すべての科目で少しでもいい点数を取ってやろう」と欲張ってました。
しかし、それが原因で、全部が全部中途半端に…。良い成績を取ったと言える科目は一つもありませんでした。
なので、勉強しない科目を先に決めましょう。
例えば私の場合、「英語や国語は文章題が多いから、テストでもそんなに点数が悪くなることはないだろう。」って判断して勉強してませんでした。
あと、副教科は選択問題が多かったので「本番は何となくで答えられるだろう」って思って、これも勉強しませんでした。
一方、数学や社会科目、理科科目に集中して勉強するように意識してました。
数学や理科(物理や化学)を勉強しようと決めた理由はこんな感じ↓
- もともと苦手で伸びしろが大きかった
- 公式を覚えればそれなりに点数が上がりそうだった
暗記科目の社会や理科(生物や地学)を勉強しようと決めた理由はこんな感じ↓
- 一夜でも暗記できる方法を知っていたから(後述)
もちろん、勉強する科目・勉強しない科目の決め方は人によります。
英語の基礎力がある人なら試験範囲を対策すればぐんと成績が上がるので、英語を勉強すべきです。また、赤点を取りそうな科目があるなら、その科目をまず勉強すべきです。
なので、自分の状況を見極めて判断しましょう。あと、先生によって問題の傾向が違うことなども考慮すると、より効果的にテストまでの時間を過ごせますよ。
目標点数を決める
次に、勉強する科目の目標点数を決めてることをおすすめします。
テスト前日の場合、これからのスケジュールが超大事です。目標点数を決めてから、時間を配分しましょう。
例として、私が高校1年生の時のある定期テストでの目標点数と時間配分を紹介します。
捨てる科目:
- 英語リーディング:50点
- 英語リスニング:50点
- 現代文:70点
- 古文:40点
- 保健体育:60点
- 家庭科:65点
勉強する科目:
- 数学:77点
- 化学:60点
- 生物:80点
- 現代社会:85点
- 数学:2時間
- 化学:1時間
- 生物と現代社会:時間が許す限り対策!
こんな感じでした。
目標点数を取るのに必要になりそうなだいたいの時間を配分してみましょう。
このとき、自由時間を用意しておくことがおすすめです。後で勉強時間が足りない科目があった場合の保険になります。
おすすめの勉強法
勉強する科目と時間配分を決めたらすぐに勉強に取りかかりましょう。ここからは、一夜漬けにおすすめの勉強法を紹介します。
計算系科目(数学や物理など)の勉強法
まず、一夜漬けで「応用問題は解けるようにならない」ってことを意識してください。
発想力や応用力は短期間では上達しないので、いさぎよくあきらめましょう。
「一夜漬けでできるようになるのは基本問題だけだ」と思った方が1時間当たりの成績の上がり幅が大きいですし、気持ちも楽です。
実際、基本問題さえ取れれば赤点は回避できます。むしろ、十分良い点数が取れてると言っていいでしょう。
基本問題を1日で解けるようになるための勉強法はこれです。
- とにかく公式を使って問題を解く
これが最善です。テストの基本問題で点数を取るためには、公式の使い方さえ覚えてしまえばいいんです。
このとき、公式を眺めるだけではほとんど覚えられないので、問題を解きながら覚えることをおすすめします。
暗記系科目の勉強法
次に、暗記系科目の勉強法を紹介します。
その方法とは「音声(動画)教材を何度も聞く」です。
この方法を使えば、一夜漬けでも十分戦えます。私が実際に使っていた方法で、めちゃくちゃおすすめです。
詳しくは以下の記事をご覧ください!
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テストでの戦略を決める
ついでに、テストでの戦略を決めておきましょう。テストでの戦略は捨てる科目、勉強する科目に関わらず決めることをおすすめします。
例えば、
「数学は応用問題を捨てて基本問題に集中する」
「単語勉強はしないから、英語の単語問題はさっさと飛ばす」
みたいな感じ。
時間をかける問題と最初から諦める問題を事前に決めておくことで、試験の結果が全然違ってきます。
一夜漬けなら、この過程はなおさら大事です。
少しでもいいから眠る
テスト前日から当日にかけての時間に、少しでもいいので睡眠を取りましょう。
その理由は以下の通りです。
- 寝てる間に記憶が整理される
- 気持ちの切り替えができる
- 集中力が上がる・翌朝頭がさえる
テスト前日は時間が惜しいです。「一分一秒でも長く勉強しなければ…」と思う人も多いですよね。
しかし、睡眠を全くとらないでテストに挑むと、集中力ががくんと落ちて良い点数なんてまず取れません。また、せっかく勉強したのに成果がでないので、「時間と努力が無駄になった…」と後悔します。
睡眠している間に記憶が整理されるという話もあります。また、「寝る」「起きる」の行為で気持ちが切り替わります。こういった理由も含めて、眠ることは大切です。
受験生ならテストは捨ててもいい
基本的には定期テストの対策をした方が良いです。
その理由は以下の通りです。
- 受験のときに「テストで勉強計画を立てた経験」が役立つ
- 赤点回避は大事
- 点数を取れると気分が良い
ただ例外なのが、高3・受験生。受験生なら、定期テスト対策をしないのも全然ありです。
その理由は以下の通りです。
- 志望校に特化した勉強の方が効率良い
- テスト対策する時間があるなら模試の復習をすべき
- そもそも受験生なら学校のテストくらい簡単に点数取れるはず
なんなら、休むのもアリだと思います。(もちろん、学校が休むのを許してくれる場合ですが…)
「受験生が定期テスト対策をすべきか」もう少し気になる人は以下の記事をご覧ください!
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まとめ
「定期テストの前日なのに勉強してなくてやばい!」
こんな状況で、当日までにできる最善のことを紹介しました。
私も学生の頃は何度も一夜漬けしていました。
定期テストの数日前・数週間前からやった方が良いってことを頭でわかっていても、なかなかできないんですよね。
今回紹介したこと、ぜひ参考にしてみてください。
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