高三からの受験勉強で国立大学に合格する方法を旧帝大次席が解説

受験勉強は始めるのが早ければ早いほど有利になります。

 

国立大学を目指す学生の多くは高校二年生から、早い人で高校一年生から受験勉強を始めます。

はっきり言って、高三から受験勉強を始めるのは遅いです。

 

しかし、高三からの受験勉強でも、国立大学に合格するのは不可能ではありません。

筆者
実際、私も高三の4月から受験勉強を始めましたが、目標としていた旧帝大に合格できました。

 

ということで今回は、高三からの受験勉強で国立大学に合格する方法を徹底解説します!

筆者の情報 旧帝大次席現役合格、共通テスト得点率86%、旧帝大2次試験得点率87%、TOEIC975所持、英検準1級所持

本記事の信頼性
私は高3の4月から勉強を始め、当初の偏差値は50行くか行かないかというくらいの学力でした。しかし、勉強のやり方を徹底的に見直したことで偏差値70オーバーを達成。そして、目標としていた旧帝大に次席で合格できました。
筆者の模試成績、偏差値74

高三からの受験勉強で国立大学に合格する方法

さっそく、高三から国立大学に合格する方法を解説します!

志望校を決める

一言に国立大学と言っても、その特徴はさまざまです。

同時に、入試の難易度も国立大学により大きく異なります。

筆者
入試の難易度が異なれば、目指すべき学力のレベルも異なってきます。

 

よって、早い段階で志望校を決めておきましょう。

 

高三の4月なら、まだ志望校をひとつに絞る必要はありません。

いろいろ情報を集めてみて、興味があるところをピックアップしてみてください。

 

高三の夏休み終わり頃になったら、自分の学力の伸び方を考慮しつつ、志望校を絞っていきましょう。

志望校を絞ることで、「共通テストの目標点」や「2次試験のためにどれだけの学力をつけるべきなのか」を想定できるようになります。

志望校の過去問を確認する

志望校をある程度決めた段階で、志望校の過去問を確認して「問題の傾向」や「科目ごとの配点」を把握してください。

 

大学により問題傾向や科目ごとの配点は大きく異なります。

高三から国立大学に合格するためには、志望校の問題傾向や配点に対してピンポイントで対策することが重要です。

筆者
たとえば、志望校の数学で微分積分が大きな配点を占めるなら、微分積分を重点的に対策するべきです。

計画を立てる

  • 共通テストの目標点を達成するため
  • 2次試験で合格点を取るため

の計画を立てましょう。

 

計画がなければ、行き当たりばったりの勉強になってしまいます。

行き当たりばったりの勉強では成績が伸びません。

筆者
「いつまでに」「どの教科を」「どんな教材を使って」「どれだけの時間をかけて」勉強するのか、受験日や模試などから逆算して考えましょう。

計画を実行する

ただし、計画を立てるだけでは成績が伸びません。

計画したら、行動に移すことが重要です。

 

もちろん、完璧に計画通りに勉強することはできません。

サボってしまう日や、急な用事でそもそも勉強できない日だってあるはずです。

 

また、計画通りに勉強できたとしても、思ったように成績が伸びるとは限りません。

そのため、学習状況や自分の成績を考慮しながら、定期的に計画を修正しましょう。

 

もし自分で勉強計画を立てる自信がないなら、必ず個別指導などを用いて勉強計画を作ってもらってください。

おすすめの個別指導は「トウコベ」です。

 

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基礎を固める

共通テストでは、基礎の理解度を測る問題が多く出題されます。

国立大学の2次試験でも、基本的な問題は多数出題されます。

筆者
基本問題が解けなければ、ほかの受験生に大きく差をつけられてしまうため、合格の可能性がグッと下がります。

 

また、入試難易度が上がれば上がるほど、応用問題が出題されるようになります。

応用内容を理解するためには、基礎を理解しておくことが必要です。

 

よって、高三からの受験勉強で「時間がない」焦っているかもしれませんが、じっくり基礎を固めましょう。

 

基礎固めは高三の夏休み終了時期までに終わらせるのが理想的です。

遅くても、高三の10月までには終わらせるようにしてください。

勉強の質を高める

勉強の質を高めるには、勉強法を改善することが効果的です。

記事後半で科目別の勉強法を解説するので、ぜひ参考にしてください。

勉強量を確保する

ただ、勉強の質を高めるだけでは不十分です。

 

冒頭でも言ったように、高三から受験勉強は遅いです。

周りのライバルを追い抜くには、勉強の質を高めた上で、勉強の量を多く確保することが必要です。

 

最低でも毎日6時間以上は確保するようにしましょう。

疑問点を残さない

特に理系科目の場合、前半で勉強する内容と後半で勉強する内容が相互に関連しています。

そのため、疑問点を残してしまうと、後の内容を理解できなくなることが多いです。

 

疑問点が発生したら、すぐにインターネット等で調べて解決するようにしましょう。

スキマ時間を活用する

  • ぼーっとしている時間
  • 電車やバスなどに乗っている時間
  • ちょっとした休憩時間

など、スキマ時間を活用することも重要です。

 

英単語帳を見たり、参考書を見たり、スタディサプリを視聴したり。

スキマ時間にできる勉強はたくさんあります。

筆者
1日1時間スキマ時間で勉強できれば、半年で180時間、1年で360時間近くも勉強時間を確保できます。

アウトプットを意識する

勉強には2つの種類があります。

  1. 教科書や参考書などをで知識を学ぶ「インプット」
  2. 問題演習で学んだ知識を使う「アウトプット」

勉強を始めたばかりの頃はわからないことが多いので、ついつい「インプット」ばかりを意識してしまいがちです。

しかし、国立大学に合格できる学力を身につけるには「アウトプット」がとても重要です。

 

アウトプットすることで、インプットした知識の理解度が深まります。

また、問題を解く感覚が身につくので、試験で問題を解けるようになります。

筆者
インプットばかりではなく、アウトプットを意識することが大切です。

高三からの受験勉強で国立大学に合格するための科目別勉強法

さて、ここからは科目別の勉強法を解説します!

国語

国語を勉強するうえで大切なのは「知識をつけること」です。

 

知識というのは、

  • 現代文なら漢字・四字熟語・慣用句
  • 古文なら古文単語・助動詞
  • 漢文なら漢字・句法

です。

 

これらの知識を身につけるには、教科書・参考書を使って覚えたり、文中でわからない単語を調べたりすることが重要です。

地道な作業ですが、これをやらずには国語ができるようにはなりません。

数学

まずは基本問題をたくさん解きましょう。

 

最初は教科書や参考書の公式や解き方を参考にしながら、手を動かしてください。

いろいろと問題を解いていくうちに、教科書・参考書を見なくても問題がスラスラと解けるようになっているはずです。

 

また、数学の問題を解くときは以下の3点を意識してください。

  1. わからなくても5分は考える
  2. 計算をサボらない
  3. 解説は読み込む

ひとつひとつの問題に対して丁寧に向き合うことが、数学の成績を伸ばすために大切です。

筆者
ここまでの勉強法を実践できれば、偏差値60くらいには到達するでしょう。

 

さらに高い偏差値を目指すなら、公式を応用したり問題をさまざまな角度から捉えたりする、「思考力」「発想力」が必要です。

 

思考力・発想力を身につけるためには、少しずつ難しい問題に挑戦し続けて、わからなくても最低10分以上は考えることが効果的です。

また、解答解説を読み込み、少しでも疑問に思うことがあるならネットやほかの参考書・問題集で調べてください。

英語

英語は以下の順番で勉強を進めます。

  1. 英単語・英文法
  2. 英文解釈
  3. 長文読解
  4. ライティング・リスニング(必要に応じて)
  5. 過去問

特に重要なのが「①英単語・英文法」です。

これらは英語の基礎になります。

筆者
言い換えれば、英単語・英文法がわからなければ、英語は読めないし聞けません。逆に、英単語・英文法さえわかれば、大学受験の8割以上の英文は(時間はかかりますが)読めるようになります。

 

理科

理科では基礎知識の「暗記」と「理解」が重要です。

 

具体的な勉強法としては、図やイラストを見ながら、基礎知識をたくさんインプットしていきましょう。

図・イラストとセットで勉強することで学習内容の定着率がアップします。

 

インプットした後は、問題集でアウトプットします。

アウトプットを通じて知識の理解度が深まるとともに、定着率がさらにアップします。

筆者
また、問題を解く感覚が身につくので、テストの点数がぐんぐんアップしていきます。

 

アウトプットした後は、必ず解説を読み込みましょう。

また、できなかった問題については解き直してください。

 

最終的には、ひとつひとつの知識を自分の言葉で人に説明できるようになることを目指しましょう。

社会

社会の成績を伸ばすには、とにかく暗記が肝心です。

 

地理・日本史・世界史・政治経済など、様々な分野がありますが、どれも暗記が必須です。

暗記することなく社会の成績を伸ばすことは不可能だと考えてください。

 

社会の知識を暗記するには、以下の2ステップで勉強を進めましょう。

  1. 一問一答で単語と内容を関連づける
  2. 教科書を読んで流れを掴む

いきなり教科書を読んでしまうと、知らない単語がたくさん出てきて困惑するはずです。

なので、まずは一問一答で単語とそれに関連するエピソードなどを理解することから始めましょう。

 

その後、教科書を読んで流れを掴みましょう。

そして、問題演習に入りましょう。

 

問題演習をすることで、「どのように出題されるのか」という問題のパターンを把握できるとともに、知らない知識や勘違いしている内容が明らかになります。

教科書や一問一答で復習して、知らない知識や勘違いを潰していけば、どんどん持っている知識が増えるので、さらに問題が解けるようになります。

 

また、特に日本史や世界史の場合は、問題集の記述解答をまるまる覚えてしまうのもおすすめです。

歴史の流れが端的に、かつ、過不足なく説明されているので、流れをしっかり理解できます。

高三からの受験勉強で国立大学に合格する年間スケジュール

「高三の4月から受験勉強をスタートさせる」という過程の下で、国立大学に合格できる年間スケジュールを紹介します。

時期学習内容(やるべきこと)
4〜8月志望校の過去問の確認
徹底的に基礎固め
勉強する習慣を確立
9〜11月共通テスト対策開始
2次試験対策開始
模試を受けて苦手・得意を把握
12月〜1月(共通テスト)本格的に共通テスト対策
本番を意識しながら共通テスト過去問等を繰り返し解く
本番試験の戦略を立てる
共通テスト1週間前には目標点を取れればベスト
2次試験対策も忘れずに
1月(共通テスト)〜2月(2次試験)2次試験に全集中
本番の時間を意識しながら過去問を繰り返し解く
本番試験の戦略を立てる

高三からの受験勉強で国立大学に合格するために必要な勉強時間

高三からの受験勉強で国立大学に合格するために必要な勉強時間はスタートラインにより異なります。

 

偏差値で考えてみると、目安の勉強時間は以下です。

  • 偏差値30から40:400〜600時間
  • 偏差値40から50:600〜800時間
  • 偏差値50から60:800〜1000時間
  • 偏差値60から70:1200〜1600時間

ただ、これはあくまで目安です。

今回解説した勉強法、特に「計画の作成と実行」を丁寧に行えば、より短い時間で国立大学に合格できるでしょう。

偏差値別|目指せる国立大学

ここからは偏差値別に、目指せる国立大学を簡単に解説します。

偏差値40

偏差値40で目指せる国立大学は限られます。

  • 北見工業大学
  • 室蘭工業大学
  • 琉球大学

偏差値50

偏差値50になると進路の幅がグッと広がり、多くの地方国立大学を目指せるようになります。(以下、一部抜粋)

  • 弘前大学
  • 山形大学
  • 茨城大学
  • 埼玉大学
  • 静岡大学
  • 和歌山大学
  • 山口大学
  • 佐賀大学

偏差値60

偏差値60になると、旧帝国大学のような難関国立大学を狙えます。(以下、一部抜粋)

  • 北海道大学
  • 東北大学
  • 筑波大学
  • 千葉大学
  • 東京外国語大学
  • 横浜国立大学
  • 名古屋大学
  • 大阪大学
  • 神戸大学
  • 九州大学

偏差値65

偏差値65は医学部のボーダーラインで、地方国立大学の医学部が狙えます。(以下、医学部一部抜粋)

  • 北海道大学
  • 岩手医科大学
  • 獨協医科大学
  • 防衛医科大学校
  • 福井大学
  • 三重大学
  • 島根大学
  • 愛媛大学
  • 長崎大学

偏差値70

偏差値70は超難関と言われる大学を狙える偏差値です。(以下、一部抜粋)

  • 東京大学
  • 京都大学
  • 東京科学大学
  • 一橋大学

本気で成績を上げたいなら個別指導を利用しよう

ここまで高三からの受験勉強で国立大学に合格するための方法を解説してきました。

が、独学で高三から国立大学に合格するのはものすごく大変かつ困難です。

 

勉強しても思うように成績が伸びず、途中で挫折してしまう可能性もあるでしょう。

 

よって、本気で国立大学に合格したいなら、個別指導を利用しましょう。

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筆者
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まとめ

高三からの受験勉強で国立大学に合格する方法を解説しました。

  • 志望校を決める
  • 志望校の過去問を確認する
  • 計画を立てる(特に重要)
  • 計画を実行する(特に重要)
  • 基礎を固める
  • 勉強の質を高める
  • 勉強量を確保する
  • 疑問点を残さない
  • スキマ時間を活用する
  • アウトプットを意識する
筆者
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