今回は偏差値60から70に上げる勉強法と勉強時間を解説します。
- 偏差値60で停滞している
- 偏差値70を突破する勉強法を知りたい
この記事に書いてあることを実践すれば、あっという間に偏差値70です。
現役旧帝大生(次席合格)。共通テスト現役第1期&776点。二次試験得点率85%越え。英検準1級&TOEIC975。本ブログで受験生や大学生に役立つ情報を発信中!
偏差値70とはどれくらい?
(上図のオレンジ部が偏差値70以上を表す)
まずは偏差値70について考えてみましょう。
そもそも、偏差値というのは「平均点からどのくらい離れているか」を数字にしたものです。
平均点が偏差値50で表されることを考えれば、偏差値70は平均点よりかなり高い点数であることが分かります。
具体的に計算してみると、偏差値70は全体の中の上位約2.28%です。
言い換えれば、偏差値70は「100人中2人」しかいません。
偏差値を60から70に上げる各科目の勉強法
ここからは、偏差値を60から70に上げるための各科目の勉強法を解説します!
英語の勉強法
英語は、英単語・英文法・長文読解・リスニング・共通テストに分解できます。
偏差値60に到達した人は、単語帳を普段から使っていると思います。
そのため、頻出単語の学習ははばっちりです。
さらに単語力を強化するために、文中の不明な単語をその都度調べましょう。
英文法を勉強する時は、基礎事項を徹底的に理解することからはじめましょう。
その後、以下の順で英文法を「知っている」状態から「使える」状態にしてください。
- 選択問題を解く
- 文章を書き換える
- 英訳問題を解く
- ライティング
長文読解をするときは、文章を意味のまとまりごとに分解することからはじめます。
その後、音読→要約→多読の順で学習を進めてください。
リスニング力をつけるには、ディクテーションとシャドーイングを実践するのがおすすめです。
シャドーイング→音声にわずかに遅れて英文を発声する
なお、共通テストのリスニングはディクテーションとシャドーイングだけでは足りません。
大量に流れ込む情報を素早く処理する力が求められます。
高校英語の勉強法を旧帝大次席が徹底解説!【共通テスト対応】
数学の勉強法
まず、高校数学には正しい勉強の進め方があります。
①基礎知識を学習
②解法パターンの学習
③解法を応用する練習
これに従えば、挫折することなく順調に学習を進められます。
偏差値60を超えている人のほとんどは「②解法パターンの学習」までは終わっています。
そのため、試験に出てくる基本問題はほぼ解けるでしょう。
では、偏差値70を取ってくる人の違いはなんなのか。
そのため、これからやるべきことは「③解法を応用する練習」です。
具体的には、難しい問題を「粘り強く」解いて解法を組み合わせる思考力と発想力を鍛えます。
・やさしい理系数学
・チャート式の赤色
・良問プラチカ
・問題精講シリーズ(標準、上級)
・大学の過去問
などなど
高校数学の独学勉強法とおすすめ参考書を旧帝大次席が解説【大学受験】
国語の勉強法
国語の偏差値を60から70に上げるために大切なことは以下の3つです。
- 問題の文章の速読と精読
- 選択問題を素早く解くこと
- 論述問題で必要な情報を選択する感覚を鍛える
まずは問題の文章を高い精度で速読すること。
問題文を速読&精読するコツは「重要な部分に集中する」「重要でない部分はさらっと読む」ことです。
次に、選択問題を素早く解くこと。選択問題に時間をかけると試験時間が圧迫され、余裕がなくなります。
そのため、配点の高い論述問題にかけられる時間が減り、高得点を取るのは難しくなります。
選択問題を素早く解きたいなら、まず「選択肢の最後を比較する」ことからはじめてみてください。
これだけで、1~3つの選択肢は消去できるはずです。
最後に、論述問題で必要な情報を入れ込む感覚を鍛えます。
その方法はただ1つ「問題を解くたびに吟味して解答解説を読んで修正する」のみです。
まず、自分が必要だと思う要素を書き出し、それぞれに重要度をつけます。
そのあと、文字数制限内で、重要な要素から文章に起こしていきましょう。
自分なりに論述できたら、解答解説を読んで「要素の過不足」を確認します。
最初は正答からかけ離れた論述を書いてしまうことが多いです。でも、諦めてはいけません。
練習を繰り返していけば、「問題の作成者が求める論述」がだんだんと肌感覚で分かるようになります。
理科の勉強法
理科を効率的に学習するには、2つコツがあります。
・基本はアウトプット
物理の具体的な勉強法を紹介します。
・簡単な問題集で概念と原理の理解を深める
・難しい問題集で発想力と思考力を鍛える
偏差値60以上なら基本はできているので、「思考力」と「発想力」を鍛えてください。
具体的には、難しい問題を「粘り強く」解きます。
「もうこれ以上絶対に分からない!」と思えるまで粘るのがコツです。
高校物理の独学勉強法!これで失敗しない【受験生必見】
化学の勉強法は以下です。
【超効率】高校化学の独学勉強法とおすすめ参考書
社会の勉強法
社会を勉強するときは、次の2つを意識するのがおすすめです。
・テーマごとに情報を文章にまとめる
特に意識してほしいのが「アウトプット」です。
「社会は暗記科目」と思うが余り、教科書を何度も何度も読む人がいますが、これは非常に非効率。
一問一答や論述問題を積極的に解きましょう。
また、テーマごとに情報を文章にまとめるのも効果的です。
偏差値60から70に上げるまでにかかる勉強時間
偏差値60から70に上げるまでにかかる目安の勉強時間は「約1000時間」です。たとえば、1日平均5時間勉強する場合、約200日かかります。
ただ、偏差値60から70までにかかる勉強時間は人によって大きく異なります。300時間で偏差値70に到達する人もいますし、2000時間かかる人もいます。
短時間ですぐに偏差値70に到達する人と時間がかかる人の違いはたったの1つ。
「偏差値70を意識した正しい勉強法で勉強しているか」です。
ちなみに、私が今回紹介した勉強法を使って偏差値60から70に上げるのにかかった時間は約500時間です。
余談!偏差値70以降の壁は高い!
ここからは少し余談です。
正しく勉強すれば、偏差値70までは案外すんなり上がる人が多いです。
しかし、偏差値70以降の壁は恐ろしいほどに高いです。
冒頭でお話したように、偏差値70というのは上位2.28%というものすごい高い成績です。そのため、偏差値70以上の偏差値帯に居る人は、受験のトップ層ばかり。
こんな人がうじゃうじゃいます。↓
- ケアレスミスを極限まで減らした人
- 確実に満点を取ってくる人
はっきり言って、並大抵の努力じゃ追いつけません。
もし偏差値70をさらに超えたいたいなら、何かを極めることを目指してください。
成績を上げたいなら映像授業を活用するのがおすすめ
- 偏差値60で伸び悩んでいる
- いままでの勉強法が通用しない
- 良い参考書が見つからない
など悩んでいる人は、映像授業を活用しましょう。
②低価格で続けやすい料金
③一流講師陣の授業だから分かりやすい(重要!)
④何度でも復習できる
⑤場所や時間を選ばず授業を受けられる
⑥停止・倍速を自由にできる
⑦他人の目が気にならない
偏差値70に到達できない原因として、以下の2つが考えられます。
- 全ての単元が平均より少しできるだけで得意ではない
- 得意な単元は多いが、苦手な単元もある
偏差値70を超えるには、苦手をつぶしたうえで、すべての単元で高得点を取ることが必須です。
その理由は、受験を知り尽くした講師がさまざまな視点から解説してくれるからです。
「こういう説明もあるよ」「こう考えてみたらどうかな」といろんな切り口から教えてくれます。
そのため、今までつまづいていた内容でも、すんなり理解できちゃいます。
成績が伸び悩んでいる人や本気で偏差値70を超えたい人は、ぜひ映像授業を活用してみてください!
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まとめ
偏差値60から70に上げるための各科目の勉強法を紹介しました。
偏差値70は全体の上位2.28%、つまり100人中たった2人です。
そう考えると、偏差値70ははるかに高い壁のように感じます。
今回紹介した勉強法をぜひ参考にしてみてください!