学校の定期テストと模試のどっちが大事?旧帝大生が徹底解説

「模試は受験に直結するけど、定期テストは無関係。だから、模試が大切で、定期テストは対策する必要ない」

こう思っている高校生は多いですよね。

 

そこで今回は定期テストと模試のどちらが大事か旧帝大生の筆者が解説します!

 

筆者の情報
現役旧帝大生(次席合格)。共通テスト現役第1期&776点。二次試験得点率85%越え。英検準1級&TOEIC975。本ブログで受験生や大学生に役立つ情報を発信中!HTML名刺:https://html.co.jp/naritakun_write
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【結論】一般入試組は模試、推薦入試組は定期テストが大事

【結論】一般入試組は模試、推薦入試組は定期テストが大事

 

まずは結論から。

「一般入試をする人は模試、推薦を狙う人は定期テストが大事」です。

 

私は高校生のころ、定期テスト・模試のどちらも真面目に受けていました。

ただ、目標の旧帝大を目指す上で目安になったのは間違いなく模試の方です。

 

私を含めて多くの人は、模試の結果から判定や順位を確認してから、志望校に手が届くかどうかを判断します。

つまり、基本的には「模試で良い成績を取ること」と「入試で良い成績を取ること」は対応しています。

 

筆者
もちろん、例外も一部あります。

 

一方、推薦を狙っている人は一年生の頃からずっと定期テストで点数を取る必要があります

その理由は、高校3年間の評定平均が推薦要件や学内選考に関わってくるからです。

 

推薦を狙っている人は高校に入った瞬間から計画的に行動しなければなりません。

 

一般入試の人が定期テストで頑張るメリット

結論で申し上げた通り、一般入試の人にとっては模試の方が重要です。

 

しかし、「定期テストを全くおろそかにする」ことはおすすめしません

その理由は、定期テストの使い方によっては志望校合格に近づけるからです。

 

一般入試の人向けの定期テストの使い方

推薦を狙う人は定期テストの成績が大事なので、確実な対策をする必要があります。

 

一方、一般入試の人はその成績を気にする必要がないため、どんな成績をとってもOKです。

そのため、定期テストを「新しい勉強法を試す仮説検証の機会」として使うのがおすすめです。

 

筆者
自分に適した勉強法を探すには実際にやってみるほかありません。テスト範囲がそれなりに広い定期テストは、新しい勉強法の効果を試すのにいい機会です。

 

たとえば、私は一般受験組でしたが、定期テストは以下のように活用していました。

「こんな勉強法はどうか?」と発案する(仮説)
→定期テスト対策で新しい勉強法を試す(検証)
→成績から勉強法の効果を測定する
→測定結果から勉強法を改善する
これを繰り返す。

 

たとえ新しい勉強法が自分に合っていなくて定期テストの成績が低かったとしても、一般受験には全く影響ありません。

だから、「一見変だけど効果あるかもしれない」という勉強法も気楽に試せます。

 

定期テストで新しい勉強法を試しながら、「これいいな」と思った部分は取り入れていきましょう。

そうすることで、さらに勉強の効率が上がります。

 

定期テストはできないけど模試はできる人の特徴と対処法

定期テストはできない、模試はできる

 

ここからは定期テストと模試の関係性についてお話します。

 

まずは「定期テストは悪いけど、模試は良い」という人には、こんな特徴があります。

  • 定期テスト対策をしていない
  • 模試に慣れている

特に受験生に多いのが「定期テストの範囲」を対策していないことです。

これは受験に向けた勉強の時間配分の問題なので、しょうがないですね。

 

あとは「模試の形式に慣れている」ことです。

 

定期テストは形式に慣れるほど回数がありません。

また、毎回のテスト範囲が全く異なります。

 

それに対して、模試というのは毎回の形式が似ているため、受けた経験が増えれば増えるほど「模試の受け方」が分かってきます。

つまり、模試を受けるときに上手な時間配分や「簡単・難しい」の判断ができるようになり、高い得点をたたき出せるというわけです。

 

「定期テストは悪いけど模試は良い」の対処法は以下の通りです。

  • テスト範囲を確認する
  • 細かいところまで勉強する
  • さまざまな問題に触れる
  • 記述式問題を解く

これで定期テストでもばっちり点数が取れるようになります。

 

とはいえ、一般入試の場合は定期テストの点数が低くても問題ありません。

そのため、「定期テストは悪いけど模試は良い」を気にする必要はありません。

 

模試はできないけど定期テストはできる人の特徴と対処法

模試はできない、定期テストはできる

 

続いて、「模試は悪いけど定期テストは良い」という人には、こんな特徴があります。

  • 丸暗記している
  • 短期記憶に頼っている
  • 重要な分野・単元が苦手

定期テストは出題範囲が狭いので、丸暗記や短期記憶に頼っても高い点数を取れます。

一方、模試は出題範囲が広いうえに、知識を組み合わせたり思考させたりする問題が多いです。

 

そのため、模試の成績は悪いのに定期テストで良い点数を取れるという状況が生まれます。

 

また、入試によく出る重要な分野や単元が苦手な場合に、模試の成績がぐんと落ちることもあります。

 

たとえば「英語の長文読解」や「数学のベクトル・数列」などの単元は入試で頻出なので、模試にもたくさん出てきます。

そのため、これらの単元が苦手だと模試で毎回悪い点数を取ってしまうんですね。

 

「模試は悪いけど定期テストは良い」の対処法は以下の通りです。

  • インプットよりアウトプットを意識
  • 定期的に復習する
  • 本質から理解する
  • 頻出だけど苦手な単元を重点的に勉強する

 

各科目の勉強法

ここでは、「英数国理社」各科目の効率的な勉強法を簡単に紹介します。

効率の良い勉強法を探している方はぜひ参考にしてみてください!

 

科目勉強法詳しくはこちら
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・英文法はアウトプット中心に
・英文解釈は「文章を分解する」練習
・長文読解は「とにかく問題を解く」のみ
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映像授業は意味ない?メリットとデメリットを徹底分析

 

筆者
私も受験生時の頃に映像授業を愛用していました。旧帝大に次席で合格できたのは、映像授業で日々の学習効率を底上げしたからです。

 

ぜひ活用してみてください!

 

 

まとめ

模試と定期テストのどちらが大事か考えました。

 

結論は「一般入試なら模試、推薦入試なら定期テストが大事」です。

 

ただ、一般入試の方は定期テストを全くおろそかにすることはおすすめしません。

定期テストを「新しい勉強法を試す機会」として捉えるのがおすすめです。

 

ぜひ参考にしてみてください!

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