化学重要問題集のすべてを解説!【レベル、問題数、使い方など】

偏差値50侍
ハロー。偏差値50侍じゃ。今回は化学重要問題集のすべてを解説するのだ!

 

「化学重要問題集」は多くの学校で配られる、定番の問題集です。

 

今回は、レベルや問題数、使い方や他問題集との比較など、すべてを解説します。

 

これを読めば、化学重要問題集についてはばっちりです!

 

化学の効率的な勉強の進め方がよく分からない人は、先に以下の記事をご覧ください!

 

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化学重要問題集のレベル・難易度

 

この問題集のレベル・難易度は「入試基礎~入試応用」です。

 

基礎~応用まで、幅広い難易度の問題を多く扱っています。

 

難易度別に「A問題」、「B問題」に分かれています。

 

A問題は「入試基礎~入試標準」、B問題は「入試標準~入試応用」です。

 

A問題が解けるようになれば、共通テストはもちろん、難関大以外のほとんどの大学で通用するレベルに到達します。

 

化学のセンスがある人は、これだけでも難関大で戦えるようになるでしょう。

 

化学重要問題集の問題数

 

問題数は、だいたい270問です。

 

問題数は年度によってほんの少しだけ違います。

 

とはいえ、扱っている問題にほとんど差はありません。

 

だいたい、3分の2がA問題、3分の1がB問題です。

 

なので、A問題は180問、B問題は90問くらいですね。

 

化学重要問題集の口コミ・評価

 

この問題集の口コミ・評価をまとめました。

 

良い評判、悪い評判に分けて紹介します!

 

良い評判

  • 良問揃い
  • 実践的に演習経験を積める
  • センター・共通テスト対策にも使える

 

一番多かったのは、良問がそろっているという意見です。

 

実際に過去の入試で出題された入試頻出の問題を、そのまま引っ張ってきてます。

 

ほとんど問題を改変していないので、実践的に問題演習の経験を積むことができます。

 

また、センター・共通テスト対策にも使えるという意見もありました。

 

頻出の解法パターンなどを定着させることができるので、化学の基礎力をつけるにはぴったりですね。

 

悪い評判

  • 解答解説が不親切
  • B問題の難易度がかなり高い

 

最も多かった意見は、「解答解説が不親切」という意見です。

 

化学が苦手な人だったら、解説を何度読んでも理解できない問題もあるでしょう。

 

また、得意な人でも、行間を読む作業が必要になります。

 

加えて、注や図解も分かりにくいです。

 

ほかには、「B問題の難易度が高い・高すぎる」という意見もありました。

 

B問題は難関私立・国公立の問題を多く扱っています。

 

特に難関私立の問題は特殊なものが多いので、得意な人でも解けないこともあるでしょう。

 

化学重要問題集はいつから使うべき?

 

この問題集を使うタイミングは2つあります↓

  1. セミナー化学などの基礎的な問題集を終えた後
  2. 基礎概念の学習を終えた後

 

化学に苦手意識のある人は、この問題集を使う前に、セミナー化学などの基礎的な問題集を挟みましょう。

 

それ以外の人は、基礎概念を学習した後に使うことをおすすめします。

 

A問題を中心に、ほどよい難易度で演習経験を積むことで、概念が一気に定着します。

 

化学重要問題集の効果的な使い方

 

A問題は各分野における重要な問題を扱っています。

 

B問題は難関大で出題されるような難易度の高い問題を扱っています。

 

上記のことを踏まえたうえで、この問題集の効果的な使い方を目的別に紹介します。

 

共通テストの対策がしたい人

 

  • A問題だけを解く(B問題は全部無視!)
  • 1周したら、すぐ共通テスト対策問題集に移行する

 

A問題は入試基礎~入試標準レベルです。

 

共通テスト対策をするなら、基礎力をつけることが大事です。

 

なので、A問題を中心に解いていきましょう。

 

とはいえ共通テスト対策をするなら、対策問題集を使う方が効率良いです。

 

この問題集のA問題を1周して基礎解法パターンを学んだ後、対策問題集に移行しましょう。

 

B問題は難しいうえに、私立大学の過去問も多く扱っているので変な問題も多いです。

 

共通テスト対策をしたい人は、B問題はやらないのが無難です。

 

国公立入試の対策がしたい人

 

  • A問題を中心に解く
  • 余裕のある人はB問題にも挑戦する
  • A問題を万全にしたら、別の問題集に移行

 

国公立の2次試験ではスタンダードな問題が出題されることが多いです。

 

A問題は基礎的で頻出の問題です。

 

つまり、A問題はスタンダードな問題を扱っています。

 

なので、A問題を確実に解けるようになることが最優先です。

 

この問題集のA問題ができるようになれば、ほとんどの国公立で合格ラインには達します。

 

B問題はかなり難しく、私立大学の入試に出てくるような変な問題もかなり多いです。

 

なので、余裕がある人だけB問題に取り組みましょう。

 

それ以外の人は、A問題を万全にした後、別の問題集に移行しましょう。

 

自分なりに満足いくまで使ったら、その後の進路に応じて別の問題集を使いましょう。

 

難関国公立を目指す人は赤本の前にもう1つ問題集を挟みましょう。

 

もしくは、この問題集を最初から使わないっていうのもアリです。(この話については後述しています)

 

難関国公立以外を目指す人は、赤本に取り組みましょう。

 

ここで、もし赤本の問題が解けるなら、今後は赤本を中心に使っていきましょう。

 

「まだ解けないな~」って感じたら、この問題集に戻ってきましょう。

 

私立入試の対策がしたい人

 

  • 全ての問題をざっと解く
  • 1~2周して、大学の過去問に移行する

 

全ての問題をざっと解いて、頻出問題の演習経験を積みましょう。

 

終わったらすぐに大学の過去問を使っていくことをおすすめします。

 

その理由は、私立大学入試の場合、大学によって問題の傾向が全然違うからです。

 

大学特有の特殊な問題を出題するところも多いです。

 

旧帝大を目指している人でも、私立の問題の特殊さにあたふたして全然解けないこともざらにあります。

 

私は旧帝大になんとか現役で合格できましたが、私立大学の問題はすらすらと解けませんでした。

 

私立大学を目指すなら、志望校の大学の過去問を解くことが何より重要です。

 

難関大を目指す人は、使わないのもアリ

 

化学の重要問題集は多くの受験生が使っている信頼と実績のある問題集です。

 

しかし、難関大を目指す人はこの問題集を使わないのもアリです。

 

この問題集を使う代わりに、より難しい問題集を使った方が効率良い場合もあります。

 

たとえば、「化学の新演習」は重要問題集の次に使うことが多いです。

 

しかし、重要問題集を挟まずとも、考えれば十分解ける難易度の問題も多く扱っています。

 

難関大を目指すなら化学重要問題集では物足りない可能性が高いです。

 

結局、化学の新演習など、より難しい問題集を使うことになります。

 

最初から難易度が高い問題集を使えば、重要問題集を使う時間を節約できます。

 

他問題集との比較

 

ここからは他問題集との比較を簡単にしていきます!

 

セミナー化学

 

「化学重要問題集」は、「セミナー化学」の発展レベルの問題を多く扱っています。

 

なので、セミナー化学の後に使うと、順調に力をつけていくことができます。

 

化学の新演習

 

「化学重要問題集」は、「化学の新演習」よりもやや難易度が低いです。

 

イメージとしてはこんな感じです↓

  • 化学重要問題集:解法パターン
  • 化学の新演習:解法パターン+発想力

 

解法パターンを中心に学習したいなら、重要問題集がおすすめです。

 

解法パターンの学習とともに発想力も鍛えたいなら、化学の新演習がおすすめです。

 

化学の新演習について気になる人は以下の記事をご覧ください!

 

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まとめ

 

化学重要問題集のすべてを解説しました!

 

重要問題集のレベル・難易度は「入試基礎~入試応用」です。

 

問題数は、だいたい270問です。(年度によってわずかに違う)

 

良問揃い

実践的に演習経験を積める

センター・共通テスト対策にも使える

 

解答解説が不親切

B問題の難易度がかなり高い

 

 

効果的な使い方も紹介しました↓

 

A問題だけを解く(B問題は全部無視!)

1周したら、すぐ共通テスト対策問題集に移行する

 

A問題を中心に解く

余裕のある人はB問題にも挑戦する

A問題を万全にしたら、別の問題集に移行

 

全ての問題をざっと解く

1~2周して、大学の過去問に移行する

 

難関大を目指す人は、この問題集の代わりにより難しい問題集を使うのもアリです。

 

最初から難しい問題集に挑んだ方が、時間も節約できますし、発想力も鍛えられます。

 

ぜひ参考にしてください!

 

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