今回は、良問の風のすべてを解説します!
- 良問の風ってどんな問題集?
- 良問の風のレベルは?
- 良問の風の評判や口コミはどう?
- 良問の風がいらないって本当?
- 良問の風の効果的な使い方は?
この記事を読めば、良問の風についてばっちり分かります!
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良問の風とは?特徴を解説
良問の風は、入試の合否を分けるといわれている問題を多数掲載している問題集です。
実際に過去の大学入試で出題された、同じ分野や状況設定の良問を厳選しているのが特徴です。
過去問をそのまま出題するだけでなく、1つのテーマに関する複数の問題を組み合わせた問題もたくさんあります。
あえて手を加えることで、1つの問題から得られる学習効果が高くなっています。
ページ数は本冊が119ページ、別冊の解答解説が126ページ。単元は以下のように区切られています。
分野 | 単元 |
力学 | 速度と加速度、剛体のつり合い、運動の法則、エネルギー保存則、運動量保存則、保存則、慣性力、円運動、単振動、万有引力 |
熱 | 比熱、熱容量 |
波動 | 波の性質、弦・気柱の振動、ドップラー効果、反射・屈折の法則、干渉 |
電磁気 | 静電気・電場と電位、コンデンサー、直流回路、電流と磁場(磁界)、電磁誘導、交流、電磁場内の荷電粒子 |
原子 | 粒子性と波動性、原子構造、原子核 |
以上の問題に加えて、物理の理解力・論理力・文章力を問う論述問題も載っています。
良問の風のレベル
良問の風のレベルは、共通テスト~入試標準です。
偏差値で言えば、50~65くらいですね。
中堅国公立から引っ張ってきた過去問が多い印象です。
良問の風の問題が解けるようになれば、共通テスト8割を狙える力が身につきます。
良問の風の問題数
良問の風の問題数は全部で193問です。(内、45問は論述問題)
分野 | 問題数 |
力学 | 51問 |
熱 | 16問 |
波動 | 27問 |
電磁気 | 42問 |
原子 | 12問 |
論述問題 | 45問 |
論述問題の構成は以下の通りです。
論述問題の分野 | 問題数 |
力学 | 13問 |
熱 | 9問 |
波動 | 9問 |
電磁気 | 9問 |
原子 | 5問 |
論述問題では、物理現象を正しく捉え考察し、それを論理的に短く記述する力が求められます。
良問の風はいつから使うべき?
良問の風は、物理の解法のインプットが終わったタイミングで使い始めるべきです。
時期で言えば、高3春~夏に使い始めるのがおすすめです。
良問の風の問題は、基本的な物理現象を理解していない状態で使っても解けません。
まずは映像授業などで、物理の基本知識をインプットしましょう。
その後で、学んだ解法を定着させるために、良問の風を使ってください。
このとき、映像授業で解き方の流れを確認しながら問題演習するとより効果的です。
良問の風の効果的な使い方
ここからは、学習効果を大幅に上げる良問の風の使い方を紹介します!
重要事項を確認する
良問の風では、各単元ごとに重要事項がまとまっています。
まずは重要事項を確認することからはじめましょう。
問題を粘り強く解く
重要事項を確認したら、実際に問題を解いていきます。
このとき意識してほしいのが、問題を解くときはとことん粘ること。
「これ以上は絶対に分からない!」という感じるまで、じっくり時間をかけて解いてみてください。
また、普段から粘り強く問題を解いていれば、同じ問題をさまざまな視点で捉える思考体力を鍛えられます。
試験時間が長くなればなるほど、この思考体力が重要になってきます。
解答解説を自分なりに解釈する
粘り強く問題を解いた後は、解答解説を読みます。
ここでは、「なぜどこで間違えたのか」に注目してください。
そして、解答の流れを自分の言葉で説明できるよう読み込みましょう。
間違えた問題は後日やり直す
間違えた問題があったら、後日やり直しましょう。
後日復習することで、間違った問題が印象に残ります。
そのため、学習内容の定着率がぐんとアップします。
良問の風の良い評判口コミ
良問の風の良い評判や口コミを調査しました!
難易度がちょうどいい
一番多かったのは「難易度がちょうどいい」という評判です。
良問の風では、オーソドックスな頻出問題を扱っています。
そのため、物理の基礎事項を学習した後であれば十分解ききれる難易度です。
問題と解答解説が理解しやすい
解答の分かりやすさを高く評価する意見も多かったです。
図解が豊富なうえに色使い・構成共に見やすくなっているので、解説がスラスラと頭に入ってきます。
力学分野が特に良い
「力学分野が特に良い」という口コミもいくつか見られました。
解答解説に関しても、力学分野はほかの分野より分かりやすいです。
良問の風の悪い評判口コミ
良問の風の悪い評判や口コミについてもしっかり調査しました!
電磁気分野が微妙
電磁気分野の問題・解説ともに微妙という評判が多かったです。
電磁気の点数を上げたいなら、ほかの問題集を使うのがおすすめです。
網羅性が低い
網羅性の低さに言及する口コミも多かったです。
良問の風では基本的に、1つのテーマに対して1つの問題が載っています。
同じテーマの入試問題を複数組み合わせることで、1つの問題で多角的な視点や知識を学べる構成になっているわけです。
しかし、この形式だと問題数が少なくなるため、どうしても知識の抜け漏れが発生するのが難点です。
「知識の穴」ができてしまい、受験勉強をするときの不安要素になりかねません。
良問の風とほかの問題集を比較
ここからは、良問の風とほかの問題集を比較します!
物理のエッセンス
良問の風と同シリーズの参考書・問題集です。
良問の風の前に使うことが想定されています。
物理のエッセンスだけだと問題演習が足りないので、良問の風で演習量を補強することが必要です。
物理基礎問題精講
物理の基礎力を万全にしたい方向けの問題集です。
問題の難易度は、共通テスト~入試標準レベル。
個人的には良問の風の方が解説が分かりやすいと感じたので、迷ったら良問の風を選ぶのがおすすめです。
物理重要問題集
最新の入試傾向を反映している問題集です。
問題の難易度は、共通テスト~入試応用レベル。
また、物理重要問題集には、よりオーソドックスな解答解説が載っています。
物理のエッセンスを使った方は良問の風、それ以外の方は重要問題集を選ぶのがおすすめです。
漆原の物理 明快解法講座
詳しく解法パターンが載っている参考書です。
明快解法講座の後の問題集として良問の風を使うことはできます。
が、同著者の「漆原の物理 最強の99題」の方が一貫性があるので、そちらを使うのがおすすめです。
体系物理
物理法則を自分で導く原理導出問題を多数掲載している問題集です。
問題の難易度は、共通テスト~入試標準レベル。
網羅性は体系物理の方が高く、解説は良問の風の方が分かりやすいです。
網羅したい人は体系物理、それ以外は良問の風がおすすめです。
セミナー物理基礎+物理
物理基礎と物理の基本問題を網羅した問題集です。
問題の難易度は、共通テスト~入試基本レベル。
セミナー物理基礎+物理は、基礎からしっかり学習したい方におすすめの問題集です。
良問の風はいらないから飛ばして良い!その理由
「良問の風はいらない」という噂を聞いたことがある方は多いと思います。
結論から言えば、良問の風は受験対策に不向きなので、基本的にいらないです。
物理のエッセンスが終わったら、良問の風の1つ上の問題集である「名問の森」を使うのがおすすめです。
ここからは、良問の風が必要ない理由を解説します。
マニアックな問題が多く時間の無駄になる
良問の風がいらないと言える最大の理由は、マニアックな問題が多すぎることです。
良問の風にしか出てこないようなテーマの問題が多数載っています。
マニアックな問題を解けるようになったとしても、物理の成績に直結しないことがほとんどです。
そのため、入試対策としては非常に効率が悪いです。
頻出問題を中心に扱っている問題集の方が、短時間で物理の成績を上げられます。
考えさせられる問題が少ない
また、良問の風には考えさせられる問題が少ないのも難点です。
ほとんどの問題が、映像授業や教科書の解法パターンをそのまま当てはめるだけで解答できます。
問題を解くのに試行錯誤する必要がないため、発展的な問題に対応する力と体力が身につきません。
物理の成績を伸ばしたいなら個別指導を利用しよう
はっきり言って、物理は独学するのがとても難しい科目です。
どれだけ勉強しても現象が理解できず、全く成績が上がらないなんてことも珍しくありません。
よって、
- 物理が苦手
- 物理の成績が伸び悩んでいる
- 物理を得点源にしたい
という人は、個別指導のトウコベを利用しましょう。
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まとめ
良問の風のすべてを解説しました。