化学が苦手な理由と克服法を旧帝大次席が解説!【化学できない理系必見】

今回は「化学が苦手」な理由と、化学が苦手な人向けの勉強法を解説します。

  • 化学に対する苦手意識を克服したい
  • 化学を得意科目にしたい

この記事を参考にすれば、「化学が苦手」という悩みをバッチリ解決できます!

筆者の情報 旧帝大次席現役合格、共通テスト得点率86%、旧帝大2次試験得点率87%、TOEIC975所持、英検準1級所持

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筆者の大学受験の結果 2位で現役合格 得点率87%

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化学が苦手な理由

化学が苦手な理由は6つあります。

  1. 化学の現象をイメージできていない
  2. 公式やパターンを丸暗記している
  3. 知識を覚えられない
  4. 計算ができない
  5. 単位を意識していない
  6. 問題演習が足りていない

化学の現象をイメージできていない

  • 電子ってどう動く?
  • 平衡ってどんな状態?
  • 体心立方格子ってどんな構造?

以上のような質問をされたとき、適切な図を書いて自分の言葉で説明できますか?

もし説明できないなら、あなたは化学の現象をイメージできていません。

 

化学の現象をイメージできていなければ、問題文の状況を把握できません。

そのため、正しい答えを導き出せないので、試験の点数も伸びません。

公式やパターンを丸暗記している

公式やパターンを丸暗記すれば、教科書レベルの問題なら解けるようになります。

しかし、レベルが上がって少しひねった問題が出題されると、全く手が動かなくなります。

 

化学ができるようになるためには、公式やパターンをただ暗記するだけでなく、その意味や使いどころをしっかり「理解」することが重要です。

知識を覚えられない

生物ほどではないですが、化学には覚えるべき知識がたくさんあります。

筆者
特に、無機化学はほとんど暗記科目と言えるでしょう。

そのため、知識を覚えるのが苦手な人は、化学も苦手な傾向にあります。

 

化学の知識は3つに分けられます。

  1. 覚えるべき知識
  2. 覚えなくても考えればわかる知識
  3. 覚えなくていい知識

このうち、「覚えるべき知識」を集中して覚えていくことが、化学に対する苦手意識を克服するために重要です。

単位を意識していない

化学において単位はとても重要です。

 

たとえば、密度・質量・体積の関係を考えてみましょう。

それぞれの単位は以下のとおりです。

  • 密度[g/cm^3]
  • 質量[g]
  • 体積[cm^3]

もし以上のように単位がわかれば、「質量[g]を体積[cm^3]で割ったら、密度[g/cm^3]になるな」とすぐにわかります。

しかし単位がわからなければ、「あれ、どういう関係だっけ」と迷ってしまい、変換するのに時間がかかってしまいます。

筆者
このように、単位を意識しているだけで、用語や式の理解度がぐんと深まります。問題が難しくなったとしても、単位を意識できていれば、うまく計算できるようになります。

計算が苦手

理論化学の場合、計算量が多いうえに、式が複雑です。

そのため、計算が苦手だとケアレスミスをたくさんしてしまったり、1つ1つの問題を解くのに時間がかかって試験時間内に解ききれなかったりします。

問題演習が足りていない

  • 知識を覚えたぞ!
  • 公式の意味と使いどころを理解したぞ!

と思っていても、いざ問題演習してみると全然解けないということはよくあります。

 

化学ができるようになるためには、インプットした知識や公式を実際に使ってみる、つまり「アウトプット」が重要です。

アウトプットすることで知識・公式の理解度がより深まるとともに、「問題を解く感覚」が身につきます。

「化学が苦手」を克服する方法

ここまで「化学が苦手」と感じる理由を解説してきました。

 

たしかに、化学は難しい科目です。

しかし、これから解説する勉強法を実践すれば、着実に化学ができるようになります。

基礎学習

化学においては、基礎学習が何よりも重要です。

  • 化学の原理原則
  • 反応機構
  • 構造式

以上のような「化学の核」となる基礎事項を学習してください。

このとき意識してほしいのは、人に説明できるくらいしっかり理解することです。

 

ただ暗記するだけでは不十分です。

というのも、「暗記する」=「知っているだけ」であり、「できる」状態には到達しないからです。

 

自分のなかで「なんでこんな反応が起きるのか」と何度も何度も反復してください。

反復を繰り返していくことで、原理原則がどんどんと理解できるようになってきます。

筆者
ぶっちゃけ、参考書を1周見たくらいじゃ、化学の原理原則なんて理解できるはずがありません。一発で理解できたら本当に天才です。

 

そして最終的には、自分の言葉で人に説明できる状態を目指してください。

この段階になってはじめて、問題を正しく捉えられるようになります。

解法パターンを学習

基礎学習がある程度済んだ後は、解法パターンを学習します。

数学ほど多くはないですが、化学にも解法パターンが存在します。

 

解法パターンを知らずに問題演習に取り組むことは無謀です。

たとえば、酸化還元反応の化学反応式を作るときの解法パターンは以下のようになります。

酸化還元反応の解法パターン

解法パターンを学習することで、さまざまな問題に対応できる力が身につきます。

また、解法パターンの引き出しが多くなればなるほど、問題を解くスピードが上がります。

 

解法パターンを効率良く学習するためには、とにかく演習経験を積むことが有効です。

教科書や参考書で紹介されている解法を実際になぞりながら、問題を解いてみましょう。

 

解法パターンが分かるようになれば、驚くほど問題が解けるようになります。

問題が難しくても、いくつかの解法パターンを組み合わせれば解けるなんてこともざらです。

 

ほとんどの方は、解法パターンの学習さえしてしまえば、化学の学習はばっちり。

しかし、難関大を目指す方はもう1段階踏み込むことが必要です。

発想力養成

難関大を目指す方は、解法パターンを自由に操れるようになるだけでは不十分。

難関大の化学を解くには、解法パターンに加えて、発想力を鍛えることが必要です。

 

化学における発想力とは、次のことを言います。

  • 問題を別の視点から捉える力
  • ゴールまでの道筋を複数考える力

難関大受験では、問題集では見たことのない初見の問題がいくつか出てきます。

筆者
難関大受験者は基本問題を間違えません。そのため、初見の問題を解けるかどうかが大きな差を生みます。

 

初見の問題に取り組むためには、やはり発想力が大切です。

発想力をつけることで、簡単な問題を最短ルートで解けるようにもなります。

 

そのため、試験時間に余裕が生まれ、難問にかけられる時間が増えます。

個別指導を利用する

ここまで化学の勉強法を解説してきましたが、独学で化学を勉強するのはかなり大変です。

思うように成績が伸びなかったり、理解できないところが多すぎたりという理由で、挫折する人も多いです。

 

  • 化学がどうしても苦手
  • 自分一人で化学の成績が伸ばせる気がしない
  • そもそも何から始めれば良いのかわからない

という人は個別指導のトウコベを利用するのがおすすめです。

トウコベがおすすめな理由は6つあります。

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化学が苦手な人におすすめの参考書

ここからは化学が苦手な人におすすめの参考書を紹介します!

鎌田の化学基礎をはじめからていねいに

著者鎌田 真彰
難易度基礎~標準(偏差値40~55向け)
ページ数272p
発行年2014年

鎌田の化学基礎をはじめからていねいには、読みやすさと分かりやすさを追求している参考書です。

文中の改行が多く、会話口調になっていることで、すらすらと読み進められます。

 

また、ページの株には難しい言葉を解説する「Reading hints」というコラムがあるのも特徴です。

さらに、化学式や構造図など、図解を適切に掲載しているのもポイント。

筆者
文字だけでなく図でも説明しているため、化学の現象をイメージできます。

 

それぞれの章で学んだ知識を「まとめ」と「確認テスト」で確認できるのも魅力です。

鎌田の化学基礎をはじめからていねいには、初学者や化学基礎が苦手な方におすすめです。

大学受験Doシリーズ

著者理論化学・有機化学:鎌田真彰、無機化学:福間智人
難易度基礎~応用(偏差値40~60向け)
ページ数理論化学:328p、無機化学:224p、有機化学:320p
発行年2019年

大学受験Doシリーズは、入試で多くの学生が解けない原因を根本から解決する参考書です。

理論化学・無機化学・有機化学の三部構成になっています。

 

理論化学の講義の特徴は、用語や法則を具体例で確認しつつ、全体の流れや使い方を確認できる構成になっていること。

化学の問題を正しく捉え、順序立てて自分で読み解ける力が身につきます。

 

無機化学の講義の特徴は、何を覚えなければならないのかを明示していることです。

受験で必要な知識を効率的に覚えられるのが魅力です。

 

有機化学の講義の特徴は、有機化学の基礎~応用まで幅広く扱っていることです。

共通テストに出てくるような多種多様な問題に対処できるようになります。

 

大学受験Doシリーズは、化学の流れを掴みたい方におすすめの参考書です。

筆者
ただ、Doシリーズは一部わかりにくい解説があるのが難点です。とはいえ、全体的には他の参考書より圧倒的にわかりやすいですよ。

セミナー化学基礎+化学

著者第一学習社
難易度基礎~標準(偏差値40~50向け)
ページ数840p
発行年2014年

セミナー化学基礎+化学は、化学の基礎力をつけるのに役立つ定番参考書です。

以下のような流れで学習が進んでいくのが特徴です。

  1. プロセス
  2. 基本例題・問題
  3. 発展例題・問題

 

まずは教科書で学習した内容を、「プロセス」で確認します。次に、基本例題や問題を使って、化学の解法パターンを学習します。

最後に仕上げとして、入試問題に基づいた発展問題を解くことで、発想力を身につけます。

 

また、巻末には論述問題を掲載しているのもポイントです。

論述問題では、近年の入試で求められている表現力や判断力、思考力などを鍛えられます。

 

セミナー化学基礎+化学は、化学の土台となる総合力を養いたい方におすすめの参考書です。

実践 化学重要問題集

著者数研出版編集部
難易度基礎~応用(偏差値45~65向け)
ページ数168p
発行年2024年

実践化学重要問題集は、受験の定番問題集です。

入試傾向に合わせて、毎年改訂が繰り返されています。

 

全国の大学の入試問題のなかから、良問を厳選して掲載しているのが特徴。

実際の過去問が多いため、実践的な演習経験を積めます。問題の難易度は基本標準レベルのA問題、応用レベルのB問題に分かれています。

 

また、共通テストで求められる思考力や表現力を鍛えられる問題もあるのがポイント。

解答には、問題の解き方はもちろん、化学を解く上で役立つ情報がたくさん載っています。

 

化学重要問題集は、基礎力の総仕上げがしたい方におすすめの問題集です。

まとめ〜化学は受験で重要な科目(特に理系)

「化学が苦手」と感じる理由と、苦手を克服する方法を解説しました。

 

特に理系の場合、化学は重要科目です。

共通テストはもちろん、国公立2次試験や私立入試でも頻出かつ配点が高いです。

 

受験は総合力の勝負なので、苦手科目が1つでもあると合格の可能性はガクッと下がります。

本気で「化学が苦手」を克服したいなら、個別指導のトウコベを利用するのがおすすめです。

筆者
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