数学だけ異常にできない7つの原因と克服する方法を旧帝大次席が解説

  • 数学だけ異常にできない
  • 数学がどうも苦手
  • 数学が足を引っ張っている

数学は受験における超重要科目です。共通テストや2次試験でも大きな配点を占めます。

 

ただ、数学が苦手な人はとても多いです。

「ほかの科目はできるのに、数学だけできない」という人もたくさんいます。

 

では、なぜ数学だけ異常にできないのでしょうか。

 

実は、数学だけ異常にできないことには必ず原因があります。

そこで今回は、数学だけ異常にできない原因と、その解決法を紹介します。

 

原因に対して適切にアプローチすれば、着実に数学ができるようになるので、数学アレルギーの方はぜひ参考にしてみてください!

筆者の情報旧帝大次席現役合格、共通テスト得点率86%、旧帝大2次試験得点率87%、TOEIC975所持、英検準1級所持

数学に求められる4つの能力

数学で求められる能力は以下の4つです。

  1. 問題を正しく読む読解力
  2. 速く正しく答えを求める計算力
  3. 解法を正しく理解し応用する思考力
  4. 問題を異なる視点から捉える発想力

このうち、数学だけ異常にできない人に身につけてほしい能力は「読解力」と「わずかな計算力」と「わずかな思考力」です。

読解力・わずかな計算力・わずかな思考力さえ身につけてしまえば、基本的な問題は解けるようになります。

 

筆者
そう言われれば、なんだか気が楽になりませんか?数学は確かに難しいですが、難しく考える必要はないのです。

 

高い計算力・高い思考力・発想力は、より難しい問題を解くときに必要になってきます。

そのため、「数学だけ異常にできない」という人は一旦無視して大丈夫です。

 

思考力や発想力の鍛え方については「高校数学の独学勉強法とおすすめ参考書を旧帝大次席が解説【大学受験】」をご覧ください。

 

数学だけ異常にできない人に共通する4つの特徴

ここからは数学だけ異常にできない人に共通する特徴を紹介します。

「あなたがどれに当てはまっているか」考えながら読み進めてみてください!

数学を勉強する意味が分からずモチベが湧かない

「数学を勉強する意味が分からない」という人は数学だけできない傾向にあります。

 

勉強する意味が分からないものを「勉強しろ」と言われても、やる気が出ませんよね。

そのため、数学の勉強に身が入らず、どんどん数学ができなくなります。

 

筆者

「勉強する意味が分からない」という気持ちは私はすごく分かります。「数学やっておいてよかった…」とはじめて感じられたのは大学に進んでからです。

 

数学を勉強する意味としては、たとえば以下があります。

  • 1つの問題をじっくり考えられる体力がつく
  • 問題を分解して考えられるようになる
  • 論理的な思考が身につく

とはいえ、こんなことを言われても実感が湧かないと思います。

 

「やっぱり勉強する意味はよく分からない!」という人は、他の人に勉強計画を立ててもらって、強制的に勉強する環境を作るのがおすすめです。

詳しくは記事後半の「数学専門塾を利用する」をご覧ください。

 

数学が苦手だと思い込んでいる

「自分は数学が苦手だ」と思い込んでいる人はとても多いです。

 

実際に勉強すれば数学ができるとしても、「数学が苦手だ」と思い込んでいるうちはなかなか勉強に身が入りません。

また、「こんな問題は自分には解けない」と思い込んでしまい、問題演習をするときに考えることなくすぐに解答解説を見てしまいます。

 

「数学が苦手」という思考が当たり前になってしまうと、どんどん数学ができなくなります。

 

逆に言えば、「数学できる!」とまではいかなくても「数学は苦手じゃない!」と意識を変えるだけで、少しずつ数学はできるようになります。

本当に数学が苦手な人というのはほとんどいないので、ぜひそのように意識を変えてみてください。

 

めんどくさがり

めんどくさがりな人には数学アレルギーが多いです。その理由は3つあります。

  • 毎回のテスト範囲が広く対策するのが大変
  • 計算が多く大変
  • 授業の回数が多い分課題が多くて大変

学校で数学を学習するうちに、数学がめんどくさいと感じて手を抜いてしまうため、数学が徐々にできなくなります。

 

めんどくさがりな人は、短時間で効率的に数学を勉強することが大切です。

その方法については、記事後半の「数学専門塾を利用する」をご覧ください。

 

センスやひらめきが大切だと勘違いしている

「数学ができるのはセンスやひらめきがあるからだ」と勘違いしている人も数学ができない傾向にあります。

 

「数学にセンスやひらめきが全く関係ない」とは私は言えません。

しかし、最難関大を受験する場合でない限り、センスやひらめきがなくても、知識と経験があれば解ける問題がほとんどです。

 

センス・ひらめきが大事だと思い込んでいる人は、その時点で数学の得点を伸ばすことを諦めてしまいます。

そのため、勉強せずに数学が苦手になっていきます。

 

「数学は知識と経験が基本。センスやひらめきが必要な段階に自分はまだいない。」と考え方を転換してください。

 

数学だけ異常にできない7つの原因

ここからは数学だけ異常にできない原因を7つ紹介します。

冒頭でお話した通り、原因に対して適切にアプローチすれば、だんだんと数学をできるようになっていきます!

試験に慣れていない

「数学は普段から勉強していて理解もしているけど、テストで数学の点数が異常に悪い」という場合があります。

 

この場合、単に試験に慣れていないことが原因であることがほとんどです。

試験に慣れていなければ以下の2つが上手にできないため、試験の成績が悪くなります。

  • 時間配分
  • 試験での戦略を考える

 

暗記に頼りすぎている

暗記に頼りすぎているのも数学だけ異常にできない原因の1つです。

 

実は、解法や考え方をただ暗記するだけでは不十分です。

その理由は、全く同じ問題が出たときにしか解答できないからです。

 

ただ暗記するだけではなく、解法や考え方を「理解」することが大切です。

 

普段から計算を全くしていない

普段から計算を全くしていないと、試験で計算に時間がかかったり、ケアレスミスが多くなったりします。

そのため、数学の点数が悪くなります。

 

基礎学習をおろそかにしている

数学の基礎学習をおろそかにしていると、驚くほど問題は解けません。

また、基礎ができていなければ、レベルの高い内容を理解できません。

 

問題演習量が足りていない

問題演習量が足りていなければ、解法や考え方を深く理解できません。

また、要領が良くて解法や考え方をインプットしただけで理解できたとしてもを、試験の時にそれらを引き出せません。

 

疑問点を放置している

疑問点を放置するのは非常に危険です。

 

その理由は、数学の各単元の内容が相互につながっているからです。

もし疑問点を残してしまうと、後で学習する内容が理解できなくなる可能性があります。

 

数学アレルギーを克服する方法

ここからは数学アレルギーを克服する方法を紹介します。

試験に慣れる

試験に慣れていないだけの人は、テストや模試を何度か受けましょう。

 

試験を受けるときは、事前に以下の3つを決めておくのがおすすめです。

  • 時間配分
  • 分からない問題の扱い方
  • 目標点数

時間配分と分からない問題の扱い方をあらかじめ決めておけば、後で時間が足りなくなるリスクを減らせます。

 

目標点数を決めておけば、目標に到達しなかった時に「その原因は何か」と考えて次に活かせます。

また、目標に到達した場合は達成感を感じられるので、だんだん数学を楽しく感じられるようになります。

 

普段から計算する癖をつける

「計算力が不足しているな」と感じている人は、普段の問題演習をするときから計算する癖をつけましょう。

 

計算するのはめんどくさいし、時間もかかります。

しかし、計算をしなければ計算力というのは身につきません。

 

計算ミスで点数を落とすのは本当にもったいないです。

「計算ミスのせいで受験に落ちた」なんてことがあったら、ものすごく後悔するでしょう。

 

普段から計算する癖をつけておけば、ケアレスミスは確実に減っていきます。

 

数学専門塾を利用する

  • モチベに頼らないで勉強するために勉強計画を作ってほしい
  • めんどくさがりだから短時間で効率的に勉強したい
  • 基礎からしっかり理解したい
  • 問題の解き方を教わりたい
  • 疑問点を放置しがち

という人は、数学専門塾を利用しましょう。

 

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まとめ

数学ができない原因と克服する方法を解説しました。

 

数学は受験において高い配点を占める重要科目です。

数学が苦手なままだと、ライバルたちに大きく遅れを取ってしまいます。

 

「数学ができない原因はなんなのか」把握したうえで適切に対処すれば、どんな人でも着実に数学ができるようになっていきます。

頑張りましょう!