今回は「鎌田の有機化学の講義」のすべてを解説します!
- 鎌田の有機化学の講義ってどんな問題集?
- 鎌田の有機化学の講義のレベルは?
- 鎌田の有機化学の講義の効果的な使い方は?
- どのくらいの時間で終わらせる?
これを読めば、「鎌田の有機化学の講義」についてはばっちりです!
現役旧帝大生(次席合格)。共通テスト現役第1期&776点。二次試験得点率85%越え。英検準1級&TOEIC975。本ブログで受験生や大学生に役立つ情報を発信中!
鎌田の有機化学の講義の特徴
まずは鎌田の有機化学の講義の特徴を解説します。
有機化学を深いところまで理解することを目指す
「鎌田の有機化学の講義」最大の特徴は「有機化学を深くまで理解できるような説明」です。
ほかの参考書なら「反応の過程と結果」しか説明しないところ、鎌田の有機化学の講義では「反応の原理・機構」まで解説しています。
そのため、「反応を暗記」ではなく、「反応を理解」できるのがポイントです。
単なる暗記になってしまうことが多い有機化学ですが、鎌田の有機化学の講義なら深いところまで学べます。
特に重要な事柄を強調している
鎌田の有機化学の講義では、大学入試において「特に」重要な事柄を枠で囲って強調しています。
「重要な事柄」と「重要でない事柄」を判別することは、特に初学者にとっては、非常に困難です。
重要でない分野や反応を集中して勉強してしまい、時間が無駄になることも多いです。
鎌田の有機化学の講義なら、まず勉強すべき内容が一目でわかるので効率良く学習できるのがポイント。
重要な事柄に集中して勉強すれば、有機化学の点数が短期間で上がります。
図解を多用している
図解が多いのも鎌田の有機化学の講義の特徴です。
構造式や反応式はもちろん、反応のイメージ図や実験の様子まで描かれています。
文字だけで有機化学を勉強するのは限界があります。図解が多数あれば「そういうことか!」と納得することも容易です。
鎌田の有機化学の講義のレベル・難易度
鎌田の有機化学の講義のレベル・難易度は、有機化学入門~入試基礎です。
偏差値で言えば、40~55くらいですね。
共通テストや大学個別試験の基本問題なら、鎌田の有機化学の講義を使うだけでも解けるようになります。
鎌田の有機化学の講義の使い方
有機化学の習熟度に分けて、鎌田の有機化学の講義の効果的な使い方を紹介します。
初学者はこう使おう
これから有機化学を勉強しはじめる初学者は、次のように使うと学習効果がぐんとアップします。
- 脂肪族化合物・芳香族化合物に絞って勉強する
- 説明を読む
- 問題を解いて、知識を定着させる
これを繰り返しましょう。
高校の有機化学は範囲が非常に幅広い単元です。
・脂肪族化合物
・芳香族化合物
・天然有機化合物
・合成高分子化合物
などなど(これらは代表的な例です)
受験で特に重要なのは、脂肪族化合物、芳香族化合物です。
天然有機化合物や合成高分子化合物は難しいです。
しかも、暗記が多くてつまらないので、初学者は後回しにするのがおすすめです。
有機化学は最初が肝心です。
脂肪族化合物・芳香族化合物さえわかってしまえばあとはおまけみたいなものなので、頑張りましょう!
共通テスト対策がしたい人はこう使おう
共通テストでは天然有機化合物や合成高分子化合物などの知識が必要になってきます。
以下のように使うことで、そういった知識が効率良く身につきます。
- 本書を参照しながらセンター・共通テストの過去問を解く
- ほかの選択肢の「間違い」を指摘できるようにする
天然有機化合物や合成高分子化合物は暗記部分が多く、そのうえややこしいです。
そのため、参考書を読むだけで覚えるっていうのは根気が必要ですし、効率悪いです。
そこで、センター試験や共通テストの過去問・対策問題集を併用するのがおすすめです。
鎌田の有機化学の講義を参照しながら、時間をかけて過去問を解きましょう。
ただ文章を読むよりも、問題を解く方が楽に定着します。
過去問を解くときは、正しい選択肢だけでなく「誤った」選択肢にも注目してみるとより効果的です。
「ほかの選択肢はなぜ、どこが間違えているのか」を考えるだけで、知識の幅が広がります。
2次試験の対策がしたい人はこう使おう
2次試験の対策がしたい人は、鎌田の有機化学の講義を辞書として使いましょう。
- あれ、ど忘れしちゃった
- この反応なんだっけ?
こんな状況に陥ったときに、鎌田の有機化学の講義を取り出します。
鎌田の有機化学の講義は目次で分野ごとにきれいに整理されてるうえ、図解も多いです。
そのため、確認したい部分をすぐに見つけられます。
ついでに、調べた知識の周辺情報も確認することで、概念が再定着します。
鎌田の有機化学の講義はいつまでに使うべき?
鎌田の有機化学の講義は入試に向けて有機化学を本格的に勉強するタイミングで使い始めましょう。
時期で言えば、高2冬~高3春がおすすめです。
鎌田の有機化学の講義の所要時間
鎌田の有機化学の講義を1周するのにかかる所要時間は「1~2か月」です。
鎌田の有機化学の講義の良い評判口コミ
鎌田の有機化学の講義の良い口コミ・評判をまとめました。
基礎知識が整理されており使いやすい
知識が整理されていることに言及する口コミが多かったです。
鎌田の有機化学の講義は大学受験に必要な知識を、分野ごとに分かりやすくまとめています。
また、「受験に向けて覚えるべきところ」がはっきりしているのもうれしいポイントです。
説明が分かりやすい
また、説明が分かりやすいという意見も多かったです。
反応のメカニズムが1つずつ順を追って説明されています。
さらに、図解や整った色使いによって、イメージで理解しやすくなっているのもポイントです。
鎌田の有機化学の講義の悪い評判口コミ
鎌田の有機化学の講義の悪い評判や口コミについても調査しました。
難しい問題がところどころある
鎌田の有機化学の講義では、知識の説明の後に問題が用意されています。
この問題がかなり難しく、正答するには学んだ知識+発想力が必要になります。
全部やるには時間がかかる
また、全部やるには時間がかかるという意見もありました。
有機化学のすべてを根本から説明しているので、載っている知識の数やページ数もかなり多くなっています。
鎌田の有機化学の講義正直レビュー!
私は鎌田の有機化学の講義を受験生の頃に愛用していました。
そんな私が感じたことを正直にぶっちゃけます!
良いところ
- 反応のメカニズムが説明されているので、丸暗記するよりも知識が定着しやすい
- めちゃくちゃ見やすい
鎌田の有機化学の講義の魅力的なところは、反応のメカニズムが説明されていることです。
反応のメカニズムは、他の参考書ではあまり解説されません。
- なぜこういう反応が起こるのか
- どうやってこの反応が起きているのか
が説明されているので知識がしっかり定着するうえ、応用力もつきます。
あと、中身がとにかく見やすいです。
配色や枠線がうまく使われており、どんどんと読み進めやすいような構成になっています。
悪いところ
私が思う鎌田の有機化学の講義の悪いところは、初見では難しすぎる問題が載っていることです。
直前で学習した知識を定着させるための問題ですが、発想が必要な難しい問題がちらほらあります。
そのため、解けなくて自信を無くしてしまうかもしれません。
鎌田の有機化学の講義はこんな人におすすめ
鎌田の有機化学の講義はこんな人におすすめです。
- ずっと使える参考書が欲しい人
- 教科書が苦手な人
鎌田の有機化学の講義は大学受験対策として、最初から最後までずっと使える参考書です。
そういう参考書を探している人には特におすすめです。
また、教科書ではよく分からないことでも、鎌田の有機化学の講義を使えばすんなり理解できることも多いです。
教科書での勉強が苦手な人は、一度使ってみるといいかもしれません。
有機化学を勉強するなら映像授業を使うのがおすすめ
有機化学は学習内容が幅広いので、ややこしいです。
学習内容を整理するのが苦手な人は、鎌田の有機化学の講義を使っても成績が上がらないことも全然あります。
確実に成績を上げたいなら、映像授業を使いましょう。
映像授業なら図解や板書に加えて、講師が有機化学の難しい内容を分かりやすくかみ砕いて説明してくれます。
- 鎌田の有機化学の講義を使っているけどなんか成績が上がらない
- そもそも参考書で勉強できるか不安
という人は、一度映像授業を試してみるのがおすすめです。
化学を勉強するのにおすすめの映像授業を旧帝大生が厳選して紹介
化学の正しい勉強法
化学には「正しい勉強法」があります。
有機化学では、まず知識を整理することが大切です。
これをおろそかにしてしまうと、間違いなく問題を解けるようにはなりません。
また、有機化学の問題文は長くややこしいので、正しく読む力を鍛えることが必要です。
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まとめ
・特に重要な事柄を強調
・図解を多用
鎌田の有機化学の講義のレベル・難易度は「有機化学入門~入試基礎」です。
鎌田の有機化学の講義の使い方 | |
初学者はこう使おう | ・脂肪族と芳香族に絞って学習 ・問題を解いて知識を定着させる |
共通テスト対策がしたい人はこう使おう | ・この参考書を参照しながら過去問を解く ・ほかの選択肢の「間違い」を指摘する意識 |
2次試験の対策がしたい人はこう使おう | ・辞書のように使う |
鎌田の有機化学の講義は、高3の春くらいに使い始めましょう。所要時間は「1~2か月」です。
これから有機化学の勉強をはじめる人はもちろん、共通テストや大学の個別試験の勉強をしている人にもおすすめです。
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