私が大学受験に向けて本格的に勉強をはじめたのは、高校3年生になってから。当初、偏差値はどの教科もだいたい50くらいでした。
塾や予備校には抵抗感がありお金もあまりかけたくなかったので、独学ではじめることに。しかしもともと勉強が嫌いだったので経験が無く、どうやって勉強したらいいかまったく分かりませんでした。
そんな状況で、私が偏差値50から60に上げるまでにかかった勉強時間とその失敗談についてお話します。
偏差値50から60に上げるまでにかかった勉強時間
偏差値50から60に上げるまでにかかった期間は、約5か月です。勉強時間は一日4時間ほどだったので、合計で約600時間ほどでしょう。
ちなみに、私の偏差値の上がり方はこんな感じでした↓
- 1か月目 : 偏差値50 → 50
- 2か月目 : 偏差値50 → 50
- 3か月目 : 偏差値50 → 52
- 4か月目 : 偏差値52 → 54
- 5か月目 : 偏差値54 → 61
冒頭で述べた通り、私は勉強嫌いで経験値がなかったので、勉強法を模索する必要がありました。そのため、時間がかかったわけですね。
いろいろな勉強法を試していく中で、いいなと思う部分はどんどん取り入れました。その結果、5か月目に自分なりの勉強法も確立することができました。
5か月目に成績が爆伸びした後は偏差値60でとどまることなく、65→70とどんどん上がっていきました。
高3の11月くらいには目標としていた旧帝大の合格ラインに到達。最終的に、現役で合格しました。
なぜこんなに時間がかかったのでしょうか。次に、試行錯誤する過程での私の失敗談についてお話しします。
勉強法を確立するまでの失敗談
何度も言っている通り、私は勉強法を模索する必要がありました。
その過程で多くの失敗をしたので紹介します。
反面教師として、これから勉強をはじめる人はぜひ参考にしてください!
1か月~3か月:大失敗
受験勉強を本格的にはじめてからまず試したのが、人の勉強法をいろいろ真似することです。何しろ勉強をほとんどやったことがなかったので、なにやればいいのかわかりませんでした。
この時期、私が試した勉強法はこんな感じ(一例)↓
- いろんな参考書を何周も読む
- ノートを賢く使おうとする
- いきなり難しい問題に取り組む
残念ながら、すべて大失敗でした。
例えば、ノートを賢く使おうとしていたことについて。
この勉強法はどこで見つけたのか覚えていませんが、おそらく「東大生のノート」みたいな記事や動画を見たんだと思います。
ノートなんて今まで真面目に使ったことがなかった私は
「これは成績が上がるだろう!」
と思って、めちゃくちゃ期待してました。
触発されてノートを作ってみたのですが、真似するのにめちゃくちゃ時間がかかりました…。しかも、上手く真似できず…。
一応、「数学の公式と使い道まとめ」みたいなノートは最後まで作りました。しかしとても見にくかったうえ、活用する場面はまったくと言っていいほどありませんでした。(笑)
あまりに使えないので、この勉強法は諦めてノートも捨てちゃいました。
この失敗から、私はこういうことに気づきました↓
「東大を目指すようなトップ高校生は、私なんかよりずっと前から勉強をはじめた人なんだ」
「私とはスタートラインが異なっている」
「ようやく勉強をはじめた私が、そういう人の真似をしても効果はあんまりない」
彼、彼女らは積み上げてきた努力量がそもそも段違いです。
勉強経験のない私が同じような勉強法を試しても効果ないし、追いつけない。
おかげさまで、別のアプローチで成績を上げていこうという決心がつきました。
4か月:うまくいくきざしが見える
最初の1~3か月間で失敗を重ねまくったので、自分に合っていない勉強法の特徴がだいたい分かるように。
なので今度は「どうやって勉強したらいいのか」自分なりに考えて、いろいろ試してみました。
その過程で、以下のような勉強法を試したんです↓
- 論理系・計算系科目は「基礎固め」と「問題演習」を同時にやる
- 暗記系科目は隙間時間にやる(机が使える時間をインプットに使わない)
「この勉強法はなんだか良さそうだぞ!!」
と感覚的にですが、そう思いました。
5か月:大成功!!
4か月目で試して「なんだか良さそう!!」って思った勉強法を微調整しながら仕上げていきました。
その結果、5か月目になって、ついに勉強法の土台を作り上げることができました。
最終的に、私の勉強法はこんな感じにまとまりました↓
- 論理系・計算系科目は問題演習中心に
- 暗記系科目は、映像授業の教材を使って隙間時間に
4か月目と5か月目の大きな違いは「映像授業」です。
5か月目に映像授業を使い始めたんですが、インプットにこれほど最適な教材はないと思います。
とにかく楽がしたかった私は、机に向かって勉強する時間を減らしたかったんです。
「机に向かって勉強する時間を減らすには、暗記系科目の勉強法を工夫するしかない…!」と思った私は映像授業に手を出しました。
その結果、ぐんぐん成績が上がるようになりました。
映像授業の基本的な使い方
基本的に、映像授業は次のように使うのが効果的です。
- ゴールから逆算して、動画を見進める計画を立てる
- 倍速機能を活用する
- 隙間時間を活用する
- 何度も見る
- 動画を見ながら問題演習もする
特に重要なのは、「⑤動画を見ながら問題演習もする」 です。
アウトプットを意識しながら映像授業を使うだけで、学習内容の定着率はぐんと上がります。
映像授業の基本的な使い方について、もっと詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください!
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私流の映像授業の活用法
私流の映像授業の活用法も紹介します。
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楽な暗記法について、もっと詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください!
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映像授業を使うメリット
映像授業を使うメリットは次の6つ挙げられます。
- 自分のペースで授業を進められる
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- いつでもどこからでも授業を受けられる
- 停止や倍速など自由にできる
- 他人の目を気にする必要がない
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大学受験対策におすすめの映像授業
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おすすめの映像授業がもっと気になる人は以下の記事をご覧ください!
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各科目の勉強法
ここからは、私の受験科目である「英語・数学・物理・化学」の勉強法をそれぞれ紹介します!
英語
大学受験英語は、次の5つの要素に分けることができます↓
- 英単語(熟語)
- 英文法
- 英文解釈
- 長文読解
- リスニング
単語帳を使って勉強
英文を使って実践的に勉強
映像授業でインプット
英文法の問題集を使ってアウトプット
映像授業でインプット
文章を分解(アウトプット)
リスニング教材と一緒に音読
必要な情報に集中して聞く練習
オンライン英会話を使う
(大量の情報をすばやく処理する能力を養うため)
詳しくは大学受験英語を独学で習得するための勉強法!これで失敗しない!をご覧ください!
数学
高校数学は独学で勉強しやすいです。
以下のように勉強を進めていくと良いでしょう↓
①基礎知識を学習
②解法パターンの学習
③解法を応用する練習
これに従えば、挫折することなく順調に学習を進めていくことができますよ。
詳しくは独学で高校数学を習得するためのすべて!【参考書、勉強の進め方など】をご覧ください!
物理
独学で物理を習得するには、正しい手順で勉強をすすめていくことが大事です。
①数学の基礎知識を勉強
②物理の概念・原理をざっと学習
③問題演習をしながら、概念・原理の理解を深める
④思考力・発想力をつける
これに従えば、失敗することもありません。
詳しくは【独学】高校物理の具体的な勉強法と4つの手順!これで失敗しない!をご覧ください!
化学
化学は独学の方が、圧倒的に学習スピードが速いです。
次のように勉強すれば、化学はばっちりです↓
①映像授業を使って、全体像を把握
②参考書(映像授業)を参照しながら問題演習して、基礎の定着
③網羅系の問題集を使って、解法パターンを網羅
④【難関大受験者向け】発展的な問題集を使って、新たな発想を知る
詳しくは高校化学を独学で習得するためのすべて!【参考書、ルート、勉強法など】をご覧ください!
まとめ
私が独学で偏差値50から60に上げるまでにかかった勉強時間は、5か月、だいたい600時間ほどです。
勉強時間の多くを占めたのは試行錯誤です。勉強法さえ確立できれば、どんどん成績が上がっていきます。
私の場合、勉強法を確立できた4~5か月目で一気に成績が上がりました。
いくつかの科目について、効率的な勉強法や勉強の進め方も紹介しました。
必ず頼りになるはずです。ぜひ参考にしてください!
偏差値60から70までにかかった時間については【超短期間】独学で偏差値を60から70に上げるのにかかった時間をご覧ください!
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