偏差値50から60に上げる勉強法と勉強時間【大学受験】

今回は、偏差値を50から60に上げるための勉強法と勉強時間を解説します!

筆者の情報 旧帝大次席現役合格、共通テスト得点率86%、旧帝大2次試験得点率87%、TOEIC975所持、英検準1級所持

本記事の信頼性
私は高3の4月から勉強を始め、当初の偏差値は50行くか行かないかというくらいの学力でした。しかし、勉強法を徹底的に見直したことで、偏差値70オーバーを達成。そして、目標としていた旧帝大に次席で合格できました。
筆者の模試成績、偏差値74

偏差値とは

まずは偏差値について簡単に解説します。

 

偏差値は、試験の点数が平均点と比較してどのあたりに位置するかを表す指標です。

つまり、同じテストを受けた受験者の中で「自分の実力がどれくらいなのか」を表しています。

 

たとえば、あなたが英語のテストで100点中80点取ったとしましょう。「100点中80点」という数字だけ見ると、かなり良い点数のように感じます。

しかし、もしそのテストが簡単で平均点が90点だったらどうでしょうか。80点だと平均点より低いので、あまり良い点数とはいえませんよね。

 

このように、自分の点数を見るだけでは自分の本当の実力を評価できません。

そこで、全体における自分の実力を客観的に示すために、模試等では偏差値が算出されるのです。

 

ちなみに、偏差値の計算式は以下のとおりです。(計算式を覚える必要はない)

偏差値=(自分の得点ー平均点)÷標準偏差×10+50
筆者
標準偏差というのは、簡単にいえば得点のバラツキ具合です。バラツキが大きければ標準偏差が大きくなり、バラツキが小さければ標準偏差が小さくなります。

偏差値50のレベル

平均点と同じ点数を取った場合には、偏差値が50になります。

 

偏差値50は最上位からの割合が50%のところに位置します。

つまり、100人受験者がいれば、順位は50位です。

偏差値60のレベル

偏差値60は最上位からの割合が15.87%のところに位置します。

つまり、100人受験者がいれば、順位は15〜16位です。

筆者
偏差値60だと、国公立なら九州大学や大阪大学、私立なら明治大学や青山学院大学など、有名な大学が狙えます。

偏差値50から60に上げることは誰にでも可能

順位だけ見ると、偏差値50から60に上げるのには相当大変だと感じたかもしれません。

しかし、偏差値50から60に上げることは、しっかり勉強すれば誰にでも可能です。

 

ただ、やり方を間違えると成績がなかなか伸びない場合もあります。

これから紹介する勉強法を参考にして、着実に成績を伸ばしていきましょう!

偏差値50から60に上げる勉強法

偏差値50から60に上げるためには、以下の5点が重要です。

  1. 計画を立てる
  2. 計画通りに勉強する
  3. 基礎をしっかり固める
  4. 量をこなす
  5. 疑問点を残さない

計画を立てる

計画がなければ、行き当たりばったりの勉強になってしまいます。

 

「昨日は国語を勉強したから、今日は英語を勉強しよう」

こんなやり方で成績が伸びるわけがありません。

 

成績を伸ばして偏差値を上げたいなら、計画を立てることが重要です。

筆者
「いつまでに」「どの教科を」「どんな教材を使って」「どれだけの時間をかけて」勉強するのか、受験日や模試、定期テストなどから逆算してじっくり考えましょう。

計画通りに勉強する

ただし、計画を立てるだけでは成績が伸びません。

計画したら、行動に移すことが重要です。

 

もちろん、完璧に計画通りに勉強することはできません。

サボってしまう日や、急な用事でそもそも勉強できない日だってあるはずです。

 

また、計画通りに勉強できたとしても、思ったように成績が伸びるとは限りません。

そのため、学習状況や自分の成績を考慮しながら、定期的に計画を修正しましょう。

 

「計画を立てて実行する」

 

これさえできれば、大学受験で成功できると言っても過言ではありません。

逆に、これができなければ、大学受験には確実に失敗します。

筆者
そのくらい、「計画と実行」は大切なんです。

 

もし自分で勉強計画を立てる自信がないなら、必ず個別指導などを用いて勉強計画を作ってもらってください。

おすすめの個別指導は「トウコベ」です。

 

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基礎をしっかり固める

偏差値60を取るためには、基礎固めが重要です。

 

たとえば、英語の基礎は英単語と英文法です。

英単語を覚え、英文法を理解すれば、ほとんどの英文で意味を理解できるようになります。

筆者
逆に、基礎を固めずにいきなり応用範囲の内容を勉強するのはNGです。勉強しても理解できず、挫折してしまう可能性が高いからです。

 

基礎を固めるには、インプットとアウトプットを地道に繰り返すことが重要です。

具体的には、教科書や参考書を読んでインプットして、問題集を使ってアウトプットしてください。

 

インプットしただけでは、知識をただ「知っている」状態です。

アウトプットすることで、はじめて知識が「使える」ようになります。

量をこなす

「学習効果=勉強の質✖️勉強の量」です。

勉強の質をどれだけ高めたとしても、勉強量が少なければ成績は伸びません。

疑問点を残さない

特に理系科目の場合、前半で勉強する内容と後半で勉強する内容が相互に関連しています。

そのため、疑問点を残してしまうと、後の内容を理解できなくなることが多いです。

 

疑問点が発生したら、すぐにインターネット等で調べて解決するようにしましょう。

偏差値50から60に上げる科目別の勉強法

ここからは、科目別に勉強法を解説します。

国語

国語を勉強するうえで大切なのは「知識をつけること」です。

 

知識をつけるだけで見違えるように問題が解けるようになります。

逆に、知識がなければ問題を正しく解けるようにはなりません。

筆者
偏差値60を突破するのに必要なのは知識です。偏差値60以下の人は知識量が圧倒的に足りていません。読解力が必要になってくるのはその後です。

 

ここからは、知識の効率的な身につけ方を、現代文・古文・漢文に分けて紹介します。

現代文

まず、現代文では漢字や四字熟語・慣用句の意味をしっかり理解することが重要です。

そのためには、文中でわからない単語が出てきたら、その都度意味を調べることが効果的です。

 

知識をまとめた参考書もあるにはあります。

しかし、試験であまり問われないような知識が載っていることが多いので、使うのはあまりお勧めしません。

古文

次に、古文では、古文単語と助動詞を覚えることが大切です。

古文単語を覚えるときは、「読み方→意味」の順で発音すると覚えやすくなります。

筆者
なお、単語帳は学校で配られたモノで十分です。

 

また、助動詞は「活用→意味→接続」の順で発音すると定着しやすくなります。

これも、学校で配られた教材でOKです。

漢文

最後に、漢文で必要な知識は漢字と句法です。

漢字は「読み方→意味」の順で発音することで、また、句法は例題を繰り返し読むことでぐんと覚えやすくなります。

 

知識をつけるのは退屈で面倒かもしれません。

しかし、地道に身につけていけば、必ず結果はついてくるので頑張りましょう。

数学

まずは基本問題をたくさん解きましょう。

 

最初は教科書や参考書の公式や解き方を参考にしながら、手を動かしてください。

いろいろと問題を解いていくうちに、教科書・参考書を見なくても問題がスラスラと解けるようになっているはずです。

 

また、数学の問題を解くときは以下の3点を意識してください。

  1. わからなくても5分は考える
  2. 計算をサボらない
  3. 解説は読み込む

ひとつひとつの問題に対して丁寧に向き合うことが、数学の成績を伸ばすために大切です。

英語

偏差値60未満の人は、英語の基礎となる英単語と英文法の学習が足りていません。

 

英単語がわからなければ、英語は読めませんし書けませんし聞けません。

また、英文法がわからなければ、英語を正しく理解することができません。

 

そのため、まずは英単語と英文法を重点的に勉強しましょう。

その後、英文解釈→長文と勉強を進めてください。

リスニング

ここからはリスニングの勉強法について解説します。

前提として、リスニング対策をする場合でも、英単語と英文法の勉強が必要です。英単語と英文法がわからなければ、リスニング音声を正しく聞き取れません。

 

偏差値60レベルのリスニング力を身につけるためには、以下の練習法を実践しましょう。

リスニング練習法方法効果
オーバーラッピングスクリプト(音声を書き起こしたモノ)を見ながら音声を流して、音声に重ねるように発音する音声のスピードについていけるようになる
正しい発音を理解できる
ディクテーション音声を流して、聞き取れた英語を書きとるひとつひとつの音を判別できるようになる

リスニング力を伸ばすのには時間がかかります。

しかし、継続していれば着実にリスニング力が伸びていくので、頑張りましょう。

 

なお、リスニング教材は持っているものを使えばOKです。

もし教材を持っていないなら、YouTubeで「TED」と検索してみてください。

筆者
聞き取りやすい&面白い英語でのトークがたくさん出てきます。英語字幕を表示できますし、倍速(0.25〜2倍)にもできるので、とても使いやすいですよ。

理科

理科で偏差値60以上を取るためには、基礎知識の「暗記」と「理解」が重要です。

 

具体的な勉強法としては、図やイラストを見ながら、基礎知識をたくさんインプットしていきましょう。

図・イラストとセットで勉強することで学習内容の定着率がアップします。

 

インプットした後は、問題集でアウトプットします。

アウトプットを通じて知識の理解度が深まるとともに、定着率がさらにアップします。

筆者
また、問題を解く感覚が身につくので、テストの点数がぐんぐんアップしていきます。

 

アウトプットした後は、必ず解説を読み込みましょう。

また、できなかった問題については解き直してください。

 

最終的には、ひとつひとつの知識を自分の言葉で人に説明できるようになることを目指しましょう。

社会

社会で偏差値60を突破するためには、まずは暗記が大切です。

 

地理・日本史・世界史・政治経済など、様々な分野がありますが、どれも暗記が必須です。

暗記することなく偏差値60を突破するのはほぼ不可能と考えてください。

 

社会の知識を暗記するには、以下の2ステップで勉強を進めましょう。

  1. 一問一答で単語と内容を関連づける
  2. 教科書を読んで流れを掴む

いきなり教科書を読んでしまうと、知らない単語がたくさん出てきて困惑するはずです。

なので、まずは一問一答で単語とそれに関連するエピソードなどを理解することから始めましょう。

 

その後、教科書を読んで流れを掴みましょう。

そして、問題演習に入りましょう。

 

問題演習をすることで、「どのように出題されるのか」という問題のパターンを把握できるとともに、知らない知識や勘違いしている内容が明らかになります。

教科書や一問一答で復習して、知らない知識や勘違いを潰していけば、どんどん持っている知識が増えるので、さらに問題が解けるようになります。

 

また、特に日本史や世界史の場合は、問題集の記述解答をまるまる覚えてしまうのもおすすめです。

歴史の流れが端的に、かつ、過不足なく説明されているので、流れをしっかり理解できます。

偏差値50から60に上げるのに必要な勉強時間

偏差値を50から60に上げるために必要な勉強時間は「約800~1000時間」です。

1日2時間学習だと200~400日、4時間学習だと100~200日くらいですね。

筆者
ただし、これはあくまで目安です。必要な勉強時間は人により大きく異なります。

本気で成績を伸ばしたいなら個別指導を利用しよう

ここまで勉強法を解説してきましたが、独学で偏差値50から60に伸ばすのは大変です。

短期間で効率的に成績を伸ばしたいなら、個別指導のトウコベを利用しましょう。


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筆者
独学で勉強するより、はるかに短期間で成績を伸ばせます。

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まとめ

偏差値50から60に上げるための勉強法と勉強時間を解説しました。

ぜひ参考にしてみてください!

勉強法を徹底的に解説した記事です。

ブログには書ききれない「超細かいこと」まで、私の勉強に関する研究のすべてを詰め込んでいます。

この記事を読めば

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