「この前受けた進研模試で偏差値50だった。これってどのくらいのレベルなの?」
今回はこのような疑問を解決します!
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進研模試とは
進研模試はベネッセが主催する最大規模の模試です。
毎年、全国で40万〜50万人の高校生が受験しています。
進研模試では、基本問題から応用問題まで幅広く出題されます。
問題の難易度は他の全国模試(河合や駿台)よりも全体的に低く、受験者の学力レベルもさまざまです。
偏差値50とは
ちょうど平均点を取った場合、偏差値は50になります。
順位で言えば上位50%、つまり100人中50位です。
ちなみに、偏差値は以下のように求めます。
標準偏差とは簡単に言えば「得点のばらつき」です。ばらつきが大きければ標準偏差は大きくなります。
進研模試で偏差値50はやばい!
さて、本題に入りましょう。
はっきり言って、進研模試で偏差値50はやばいです。
その理由は「進研模試は偏差値が高くなりやすい模試だから」です。
河合模試や駿台模試と比較して、進研模試の偏差値は極端に高くなりやすいです。
たとえば進研模試で偏差値50を取れる人でも、河合模試ではせいぜい偏差値40くらいしか取れません。(駿台模試ならもっと低くなる)
普通、偏差値は25〜75くらいにおさまります。
しかし進研模試の場合、偏差値の下限は25くらいですが、上限は90を超える場合があります。
このように高い偏差値が出やすい進研模試で偏差値50というのはかなり低い偏差値ということになります。
よって、「進研模試で偏差値50はやばい」です。
進研模試の偏差値が高くなる理由2つ
進研模試の偏差値が高くなる理由は2つあります。
- 幅広い学力レベルの高校生が受験するから
- 受験者の数が多いから
幅広い学力レベルの高校生が受験するから
冒頭で解説したように、進研模試は毎年40〜50万人もの高校生が受験します。
つまり、学力のあまり高くない人から高い人まで、さまざまな人が受験する模試だということです。
さらに、学力トップ層の高校は進研模試を受験しない傾向にあります。
逆に、偏差値が低めの高校の進研模試の受験率は高いです。
よって、平均点が低くなります。
ここで、先ほど紹介した偏差値の計算式を見てみましょう。
平均点が低くなると、(自分の得点ー平均点)の値が高くなります。
したがって、進研模試は偏差値が高くなりやすい模試だと言えます。
例)自分の得点=50点のとき(標準偏差=10とする)
・平均点=40点だと(自分の得点ー平均点)=50-40=10点
→偏差値=10÷10×10+50=60
・平均点=10点だと(自分の得点ー平均点)=50-10=40点
→偏差値=40÷10×10+50=90
受験者の数が多いから
さらに、進研模試は受験者の数(毎年40〜50万人)が他の模試と比較して圧倒的に多いです。
説明はややこしいので省略しますが、受験者の数が多くなると、標準偏差=点数のばらつきが小さくなります。
ここで、またまた先ほど紹介した偏差値の計算式を見てみましょう。
標準偏差が小さくなると、(自分の得点ー平均点)÷標準偏差の値が高くなります。
したがって、進研模試は偏差値が高くなりやすい模試だと言えます。
例)(自分の得点ー平均点)=10点のとき、
・標準偏差=10だと(自分の得点ー平均点)÷標準偏差=10÷10=1
→偏差値=1×10+50=60
・標準偏差=2 だと(自分の得点ー平均点)÷標準偏差=10÷2=5
→偏差値=5×10+50=100
今回は進研模試の偏差値の目安を解説します! 進研模試ではどれくらいの偏差値から頭が良い? 進研模試のGTZって何?という疑問を持っている方は必見です!✔︎記事の信頼性▼筆者の受験結果[…]
進研模試で偏差値50から大学受験を成功させる方法
ここからは進研模試で偏差値50の人が大学受験を成功させる方法を解説します!
高校1年生
高校1年生で進研模試で偏差値50の人は日々の予習復習をしっかり行なって、授業に置いていかれないことが大切です。
定期テストの勉強も欠かさず行いましょう。
高1で勉強する内容は、大学受験の基礎になります。
よって、ここで基礎を固めておけば、本格的に大学受験勉強を始めた時に良いスタートを切れます。
高校2年生
高校2年生で進研模試で偏差値50の人は、基礎的な問題を繰り返しといて反復することが大切です。
まずは教科書レベルの問題をしっかり解けるようになりましょう。
教科書レベルの問題が解けるようになったら、次は入試基礎レベルの問題を。
入試基礎レベルの問題が解けるようになったら、次は入試標準レベルの問題を。
というように、少しずつ解く問題のレベルを上げていけば、自ずと成績も上がっていきます。
高校3年生
高校3年生で進研模試で偏差値50の人は、日々の勉強量を増やしましょう。
学校の授業についていくのはもちろん、自分で参考書を読んだり問題集を解いたりすることが重要です。
目指す大学のレベルにもよりますが、毎日最低5時間は勉強するべきです。
難関大学を目指す場合は、最低10時間は勉強しましょう。
本気で大学受験に成功したいなら個別指導を利用しよう
ここまで、進研模試で偏差値50の人が大学受験を成功させる方法解説してきました。
しかし、特に高3の場合、進研模試偏差値50の状態から大学受験を独学で成功させるのは非常に困難です。
勉強しても思うように成績が伸びず、途中で挫折してしまう可能性があります。
よって、本気で大学受験を成功させたいなら、個別指導のトウコベを利用しましょう。
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偏差値50に関してよくある質問
偏差値50から旧帝大や医学部に合格することは可能?
偏差値50からでも、旧帝大や医学部を目指すことは可能です。
ただし、かなりの努力が必要になることは間違いありません。
また、努力の方向性を間違えないことが大切です。
偏差値50と偏差値60の差は?
偏差値50は上位50%であるのに対し、偏差値60は上位15.87%です。
つまり、100人受験者がいる場合、偏差値50以上は50人、偏差値60以上は15〜16人程度いることになります。
偏差値50と偏差値60は「基礎力」で大きく差があります。
基礎さえしっかり固まれば、偏差値60を突破できる可能性は高いです。
まとめ
進研模試で偏差値50はあまり高いとは言えません。
しかし、だからと言って大学受験に成功できないわけではありません。
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