【大学受験】高校化学の超効率勉強法&おすすめ参考書【受験生必見】

  • 高校化学の効率良い勉強法は?
  • おすすめ参考書は?

 

今回はこんな疑問にお答えします。

 

これから解説することを参考にすれば、失敗することなく、順調に成績を伸ばせます。

 

  • 「授業で先生が言っていることが理解できない…」
  • 「化学が苦手…」

こんな人は必見です!

 

筆者の情報
現役旧帝大生(理系)。独学で大学受験。共通テスト第1期。二次試験得点率85%越え。次席で合格。英検準1級所持。最近は主にアニメを観たり、ドライブしたり、小説を読んだり、まったり過ごしています。

高校化学の勉強の進め方

高校化学は勉強を進める順番がとても大事です。

 

これから、勉強の進め方についてお話します。

 

化学の勉強の進め方を3STEPで紹介します。

 

高校化学は、理論化学・無機化学・有機化学に分類されていますが、どれも勉強の進め方は同じ。

 

これに従って勉強することで、挫折することなく、順調に成績を伸ばせます!

 

STEP1:基礎学習

STEP2:解法パターンの学習

STEP3:発想力の養成

STEP1:基礎学習

STEP1は「基礎学習」です。

 

化学では、基礎学習が何より重要です。

 

  • どういう原理でその反応が起きるのか
  • それはどういう現象なのか

など、基礎的な概念をしっかりと理解することが大事です。

 

暗記するだけではダメです。

 

人に原理・原則を説明できるくらい、理解しておく必要があります。

 

この基盤を万全にするかどうかで、驚くほど結果が変わってきます。

 

STEP2:解法パターンの学習

STEP2は「解法パターンの学習」です。

 

数学ほど多くはないですが、化学にも解法パターンが存在します。

 

「どういう順番で、どのように問題を解いていくのか」

 

これが分かるようになれば、共通テストはもちろん、大学の個別試験でも戦えるようになるでしょう。

 

問題が難しくなっても、いくつかの解法パターンを組み合わせれば解けるなんてこともあります。

 

ほとんどの人は、この「解法パターンの学習」さえできてしまえば、十分です。

 

しかし、難関大を目指す人はまだ足りません。

 

次のSTEP3に進みましょう。

 

STEP3:発想力の養成

さらに難関大を目指す人は発想力を鍛える必要があります。

 

化学における発想力とは、次のことを言います↓

  • 問題を別の視点から捉える力
  • ゴールまでの道筋を複数考える力

 

発想力を鍛えることができれば、初見の問題にも柔軟に対応することができます。

 

また、簡単な問題を最短ルートで解けるようになるので、試験時間にも余裕ができるようになります。

 

次に、単元別に具体的な勉強法を紹介します。

 

理論化学の超効率勉強法

理論化学は次のように勉強すればばっちりです。

  1. 映像授業で全体像を把握
  2. 問題演習で基礎定着
  3. 【難関大受験者向け】発展的問題集で発想力を鍛える

映像授業で全体像を把握

理論化学を勉強するときは映像授業を活用するのがおすすめ。

 

映像授業で理論化学の全体像を把握しましょう。

 

授業の中では図が駆使されているうえに、解き方や機構が言葉で説明されています。

 

教科書や参考書にも図は載っていますが、言葉での説明は不十分で分かりやすい部分がかなり多いです。

 

誤解を防ぐためにも、映像授業でしっかり勉強することが大切です。

 

問題演習でアウトプット中心に

映像授業で理論化学の全体像を把握した後は、問題集を使ってアウトプット中心に勉強するのが効果的です。

 

あくまで映像授業はインプットに過ぎません。

 

計算方法や解法パターン、理論化学の仕組みをぐんぐん吸収するには、アウトプット中心に進めていくことが大切です。

 

【難関大受験者向け】発展的問題集で発想力を鍛える

ここからは難関大受験者向けのお話です。

 

難関大受験者は、発想力を鍛えることが大切。

 

具体的には、発展的な問題集を使って新たな発想を得るとともに、その発想を自分で応用する練習をしましょう。

①問題を見て限界まで考える

②「もう無理!」と思ったら解答解説を見る

④解答解説を要約する

 

発展的とはいえ、オーバーワークになってはいけないです。

 

無機化学の超効率勉強法

無機化学は次のように勉強しましょう。

  • 映像授業で基礎知識をざっと確認
  • とにかくアウトプット
  • 「教科書を参照しながら問題演習」がおすすめ

映像授業で基礎知識をざっと確認

「まだ無機化学の基礎知識がないよ」という人は映像授業を使いましょう。

 

このとき、何度も何度も繰り返し見るのではなく、単元の内容をざっと確認するだけでOKです。

 

とにかくアウトプット

無機化学は覚えることが多い単元です。

 

そのため、「暗記しよう」と思って教科書や参考書、映像授業を何度も繰り返し見る人が多いです。

 

しかし、英単語や一問一答とは違い、読んだり見たりして暗記するのは非効率。

 

なんなら、インプットだけで対策するのは不可能に近いです。

 

重要なのは「アウトプット」=「書いて覚える」=「問題演習」です。

 

とにかくアウトプットして、問題を解く流れを身体に沁み込ませましょう。

 

「教科書を参照しながら問題演習」がおすすめ

問題演習の際、教科書を参照するのがおすすめです。

 

教科書の該当部分を見ながら、少しずつ問題を解いていきましょう。

 

有機化学の超効率勉強法

有機化学の効率的な勉強法はこれです!

  • 知識を整理する
  • 問題演習するときは構造と性質に特に注目

知識を整理する

有機化学は知識がごちゃごちゃになりがちな単元です。

 

しっかり、構造式や反応の流れをしっかり整理して理解しましょう。

 

問題演習するときは構造と性質に特に注目

問題演習をするときのポイントとして、構造と性質に注目することが上達への近道です。

 

問題を解くときは、図を駆使しながら官能基や化合物の名前、触媒などを毎回しっかり確認しましょう。

 

構造の変化と化合物の性質さえ完璧に分かれば、有機化学はマスターしたも同然です。

 

おすすめ参考書・問題集

おすすめの参考書・問題集を紹介します。

鎌田の理論化学の講義の別冊付録(理論化学、参考書)

大学受験Doシリーズの「鎌田の理論化学の講義」の別冊付録です。

 

「別冊付録って何?」って思いますよね。

 

この参考書の別冊付録には、理論化学の重要ポイントや解法パターンがまとまっています。

 

正直、本冊の方は分かりにくいです。

 

しかし、別冊付録は問題演習をするときに、かなり助けになります。

 

なので、別冊付録のためだけに買うのもアリです。

 

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鎌田の有機化学の講義(有機化学、参考書)

上記と同じ大学受験Doシリーズの「鎌田の有機化学の講義」です。

 

これは有機化学の基本がきれいにまとまっていておすすめです。

 

問題演習をしていると、「どんな反応だっけ」とど忘れすることが絶対にあります。

 

そんなときこの参考書を参照すれば、すぐに確認できます。

 

この参考書は辞書のように使いましょう。

 

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セミナー化学(基礎学習、網羅系問題集)

セミナー化学は基礎学習をする際の問題集として優秀です。

 

化学の基礎の基礎から発展まで、幅広い問題が載っています。

 

これだけでは不十分ですが、確固たる土台を作りたい人におすすめです。

 

化学重要問題集(解法パターン、網羅系問題集)

化学重要問題集はかなり有名で、多くの人が使ってます。

 

学校で配られている人も多いでしょう。

 

大学受験化学の基礎はもちろん、標準・発展レベルまで対応してます。

 

解説が少し雑ですが、解法パターンの学習には向いています。

 

これを完璧にすれば、ほとんどの大学は難なく突破できる実力がつくでしょう。

 

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【難関大受験者向け】化学の新演習(発想力、網羅系問題集)

化学の新演習は難関大受験者が、発想力を鍛えるために使う問題集です。

 

少し難易度が高いですが、旧帝大や難関私立を目指す人なら解けるようになるべき問題がたくさん載っています。

 

これを使えば、受験に必要な発想力を鍛えることができるでしょう。

 

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化学を独学で習得するためのコツ

化学を独学で習得するためのコツも紹介します。

 

これから紹介するコツも実践すれば、より効率的に勉強を進めることができますよ!

 

分からないことは調べる

化学を勉強していて、分からないことがあったら調べましょう。

 

そのままにしないでください。

 

高校化学において、知識がぽつんと独立していることはほとんどありません。

 

それぞれの知識は、クモの巣のようにお互いにつながっています。

 

そのため、1つ分からない知識があると、ほかの知識も曖昧になります。

 

つまり、連鎖的にほかの知識が理解できなくなることもあるんです。

 

参考書を探しすぎない

「良い参考書が見つからない…」といって、参考書を探し続ける人がいます。

 

正直、高校化学で特別良い参考書はほとんどありません。

 

また、参考書を使って誤った解釈をしてしまうことがかなり多いです。

 

映像授業を使って勉強するほうが、誤解を防げるうえに学習のスピードが段違いにはやくなります。

 

おすすめの映像授業

高校化学を勉強するなら、映像授業が最適です。

 

私も実際に映像授業を中心に化学を勉強していました。

 

スタディサプリ

私が特に使ってほしい映像授業はスタディサプリです。

 

有名なサービスなので、使っている人も多いですよね。

 

スタディサプリは他の映像授業と比べて、こんな特徴があります。

  • 高校内容が体系的に整理されている
  • わかりやすくて面白い映像授業
  • 豊富な動画数

 

化学の勉強に迷ったら、一度試してみることをおすすめします。

 

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まとめ

高校化学を独学で習得するためのすべてを解説しました!

 

STEP1:基礎学習

STEP2:解法パターンの学習

STEP3:発想力の養成

 

高校化学の勉強には、映像授業が最適です。

 

映像授業を使うことで誤った解釈をすることなく、確実に、しかも短期間で知識が定着します。

 

おすすめはスタディサプリです。

 

無料体験もやっているので、一度試してみてください!

 

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