今回は塾なしでの国公立受験について解説します。
- 塾なし独学で国公立に合格できる?
- 塾なしで国公立に合格する人の割合は?
- 塾なしで大学受験するメリット・デメリットは?
- 塾なしで国公立に合格するために大切なことはなに?
この記事を読めば、塾なしで国公立に合格するために必要な情報を網羅できます!
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塾なし独学で国公立合格は可能!
塾なし独学で国公立大学に合格することは可能です!
特に最近は、塾に通う必要性が薄れてきています。
その理由は、インターネットの発達により、以前は塾でなければ手に入らなかった受験に関する情報が、塾に通わずとも手に入るようになったからです。
そのため、塾に通わずに大学受験する人が増えています。
塾なし独学で大学受験をする人の割合
では、塾なしで大学受験に挑戦する人はどれくらいいるのでしょうか。
文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」にて、以下のような調査結果が出ていました。
分類 | 学習塾に通っている人の割合(通塾率) |
公立高校に通う高校1年生 | 30.7% |
私立高校に通う高校1年生 | 35.3% |
公立高校に通う高校2年生 | 30.7% |
私立高校に通う高校2年生 | 37.6% |
公立高校に通う高校3年生 | 37.9% |
私立高校に通う高校3年生 | 42.1% |
高校3年生のところに注目すると、塾に通っている人は約40%いるようです。
ここから、塾に通っていない高校3年生が約60%いることがわかります。
この調査は大学受験をしない高校生も含んでいるので、大学受験をする高校生に絞ると通塾率は以上の値より高くなるはずです。とはいえ、塾に通わずに受験する生徒は一定数いることは確かです。
塾なし独学で国公立に合格する人の割合
では、「国公立」に合格した人の中で、塾に通っていなかった人の割合はどのくらいでしょうか。
10人しか調査していないので、実態をお伝えできているかどうかは微妙なところです。
しかし、塾なしでも国公立に合格した人が一定数いることは事実です。
塾なし独学で大学受験するメリット
塾なし独学で大学受験するメリットを解説します。
費用が抑えられる
塾なしで大学受験することで、通塾に関する費用がかかりません。
先ほども引用した文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」によると、公立高校に通う高3の学習塾費は年間45万円、私立高校に通う高3の学習塾費は年間53.4万円のようです。
塾なしで大学受験すれば、これだけの費用を節約できるのがメリットです。
自分のペースで勉強できる
自分のペースで勉強を進められるのもポイントです。
特に集団塾に通う場合、理解度にかかわらず授業がどんどん進んでいきます。
そのため、授業の進度に追いつけなくなる可能性があります。
塾に通わず独学で受験勉強を進めれば、わからないところがあった時に立ち止まってじっくり考えられます。
そのため、焦ることなく着実に実力を身につけられます。
教材を自由に選べる
塾だと教材が指定されることがあります。
しかし、指定された教材が自分に合わない場合、学習効果がぐんと下がってしまいます。
独学なら自由に教材をカスタマイズできるので、効率的に学習を進められるのがメリットです。
他の塾生と比較しない/されない
塾に通うと、同じ志望校を目指すライバルがいることもあります。
ライバルがいることで切磋琢磨できるのは良いポイントです。
しかし、人によってはライバルを意識し過ぎてしまうことがあります。
たとえば、ライバルが自分よりも模試で高得点だったとき、焦ってしまったり勉強に身が入らなかったりするといった感じです。
塾なし独学の場合、特定の比較対象がいません。
そのため、他人を意識して勉強に身が入らなくなる心配がないのがメリットです。
塾なし独学で大学受験するデメリット
ここからは塾なし独学で大学受験するデメリットを解説します。
志望校の情報を自分で集める必要がある
塾に通えば、志望校の情報を先生が集めてくれます。
一方、塾に通わない場合、志望校に関する情報は自分で集める必要があります。
とはいえ、最近は「スタディサプリ進路」など、受験情報を簡単に集められるサイトがあります。
そのため、情報集めが負担になることはほぼないと考えていいでしょう。
自己管理が必要
- 勉強計画を立てる
- 学習状況を定期的に確認する
など、塾なし独学で国公立に合格するためには、自己管理がとても重要になってきます。
「自己管理ができなければ志望校には合格できない」といっても過言ではありません。
疑問点を質問できない
疑問点を質問できないのも、通塾しないデメリットです。
疑問点をその場で解決することは受験において大切です。
1つでも疑問点が残っていると今後学習する内容が理解できなくなります。
塾に通えば、疑問点が発生したらすぐに先生に質問できます。
しかし、独学の場合、疑問点を自分で解決するか、何かしらのサービスやツールを使って質問することが必要です。
勉強内容を誤解してしまうことがある
独学で勉強していると、どうしても勉強内容を誤解してまうことがあります。
そして、勉強内容が難しければ難しいほど、誤解する可能性は高くなります。
たとえば、「Don’t you want to drink a coffee?」と聞かれて、「コーヒーを飲みたい」と伝えたいならどのように答えるのが正しいでしょうか?
正しい答えは「Yes」です。しかし、正しく理解していない、つまり誤解している人はついつい「No」と答えてしまいます。
もし誤解したとしても、後で気づけば問題ありません。
しかし、独学だとそうした誤解になかなか気づけません。
仲間やライバルを作りにくい
仲間やライバルの存在は、受験勉強を継続するモチベーションにつながります。
しかし独学の場合、一緒に勉強したり教え合ったりする仲間や、切磋琢磨できるライバルを作りにくいのが難点です。
塾なし独学で大学受験に合格するための勉強法
塾なし独学で大学受験に合格するための勉強法は以下の記事で徹底的に解説しています。
本気で成績を伸ばしたい人はぜひご覧ください!
塾なし独学での大学受験で重要なポイント
ここから塾なしで国立大に合格するために重要なポイントを紹介します。
勉強計画を立てる
勉強計画を立てるメリットは3つあります。
- 勉強の方向性が定まる
- 志望校合格までの距離感を測れる
- 今勉強すべき内容が明確になる
勉強計画を立てる方法は以下の通りです。
- 志望校を決める
- 志望校から逆算する
- 科目別に長期計画を立てる
- 科目別に短期計画を立てる
- 今後1週間の計画を立てる
- ⑤を繰り返す
また、勉強計画を立てるときは、最初から完璧な計画を立てようとする必要はありません。
模試の結果や学習状況等から、定期的に計画を見直して、必要だと感じたら都度修正しましょう。
勉強を継続する
国公立に合格するためには、日々の勉強を継続することが大切です。
高校生の理想の勉強時間は
- 高校1年生:平日2時間&休日4時間
- 高校2年生:平日3時間&休日5時間
- 高校3年生:平日5〜7時間&休日8〜12時間
です。
日々の勉強のモチベーションを上げる方法はいろいろあります。
例えば、以下のように。
モチベアップ方法 | なぜモチベアップするのか |
短期間で達成できる具体的な目標を立てる | 達成感を味わえるから |
勉強の質を上げる | 成績が上がりやすくなるから |
1つの科目を重点的に強化する | 得意科目ができて自信がつくから |
塾なし独学で国公立に合格できる人の特徴
塾なし独学で国公立に合格できる可能性が高い人はこんな特徴を持っています。
- 受験に関する情報を自分で集められる
- 自己管理ができる
- 疑問点を自力で解決できる
- 参考書や映像授業で理解できる
塾に通うべき人の特徴
逆に、塾なし独学だと危険なのはこんな人です。
- 必要な情報を自分で集められない
- 自己管理が苦手
- 疑問点を自力で解決できない
- 参考書や映像授業だけでは理解できない
以上に当てはまる人は個別指導のトウコベを利用しましょう。
トウコベがおすすめな理由は6つあります。
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- オンラインで受けられるから便利
- 授業日以外の家庭学習まで管理してくれる
- 一人ひとりに合わせた勉強計画を作成してくれる
- 授業料は受けた分だけだから料金がリーズナブル
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まとめ
塾なし独学での国公立受験について解説してきました。
塾に通わずとも、国公立に合格することは間違いなく可能です。
しかし、やり方を間違えると合格の可能性は低くなります。
今回紹介したことを参考にして、合格に近づきましょう