大学受験で独学はきつい?無理?独学旧帝大次席が徹底解説

最近は塾や予備校に通わず、独学で大学受験する人が増えています。

その理由は、インターネットの発達や参考書など教材の充実により、個人でも勉強できる環境が整っているからです。

 

とはいえ、こんなふうに考えている人も多いですよね。

  • 本当に独学で大学受験できるの?
  • 独学はきつそう
  • 独学は無理じゃない?

結論から言えば、独学は確かにきついです。

しかし、独学で大学受験に合格するのは可能です。

筆者
実際、私は独学で大学受験に挑戦しました。結果、旧帝大に次席で現役合格しました。

 

今回は、独学がきつい理由と、独学での大学受験を成功させる方法を解説します。

独学での大学受験について気になる人は必見です!

筆者の情報 旧帝大次席現役合格、共通テスト得点率86%、旧帝大2次試験得点率87%

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大学受験で独学はきつい!6つの理由

冒頭で言ったように、大学受験で独学はきついです。その理由は6つあります。

  1. 何から手をつけるべきか分からないから
  2. 独学を始めてしばらくは成績が上がらないから
  3. 知識の抜け漏れや偏りが生まれる可能性があるから
  4. 疑問点を解決しなければならないから
  5. 自己管理しなければならないから
  6. 受験の情報を自分で集めなければならないから

何から手をつけるべきか分からないから

はじめて受験勉強をする場合、何から手を付けるべきか分からない方が多いと思います。

そのため、最初はいろいろ自分で試行錯誤することが必要です。

 

しかし、試行錯誤には失敗が付き物です。

時間をかけて努力したことが失敗して無駄になってしまうため、精神的にきついです。

筆者
私もたくさん失敗しました…。正直これが一番きつかった。

独学を始めてしばらくは成績が上がらないから

独学をはじめてからしばらくは、成績が上がりません

 

その理由は、上の「何をすれば良いのかわからない」と関係していますが、効率的な勉強法がわからないからです。

どれだけ勉強量を確保したとしても、非効率な勉強をしていたらなかなか成績は伸びません。

 

成績がなかなか伸びなければ、「このままで大丈夫だろうか」と不安に感じます。

たいていは試行錯誤しながら勉強を続けていれば、ある日ぐんぐんと成績は伸び始めるんですが、その段階に到達するまではきついです。

知識の抜け漏れや偏りが生まれる可能性があるから

塾や予備校に通えば、先生や担当教師からのサポートを受けられます。

具体的には、模試の結果などを見て知識の抜け漏れを指摘してくれたり、学習すべき範囲をしっかりカバーした教材を選んでくれたりします。

 

一方、独学では自分で知識の抜け漏れを発見することが必要です。

また、自分で勉強する範囲や教材を選択するため、勉強する内容が偏る可能性があります。

 

大学受験において、知識の抜け漏れや学習の偏りは致命的です。

成績が伸び悩む原因になるからです。

 

よって、独学では抜け漏れや偏りを意識的に発見できるように、注意深く勉強を進める必要があります。

疑問点を自分で解決しなければならないから

疑問点を自分一人で解決しなければならないのも、大学受験における独学がきつい原因の1つです。

 

高校で勉強する範囲は相互に関連しています。

よって、前半で疑問点を残してしまうと、後半の内容が理解できなくなることがよくあります。

 

したがって、疑問点が発生したら、なるべくその日のうちに解決することが重要です。

自己管理しなければならないから

独学の場合、自分で「いつまでにどの教科をどれだけ勉強するのか」という計画を立てる必要があります。

さらに、計画通りに勉強できるようモチベーションを維持したり、生活スタイルを整えたりすることが必要です。

筆者
「そんなの簡単にできるよ」と思うかもしれませんが、実際にこのような自己管理をやってみると大変に感じると思います。

受験の情報を自分で集めなければならないから

最後に、独学の場合は過去問の問題傾向など受験情報を自分で集めなければならず、情報戦で不利になることがあります。

一方で、塾や予備校に通うライバルは先生や担当がどんどん情報を流してくれるので、情報戦で不利になることはほぼないでしょう。

独学で大学受験する人の割合

では、独学で大学受験する人の割合はどれくらいいるのでしょうか?

文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」によると、以下のような調査結果が出ていました。

分類学習塾に通っている人の割合(通塾率)
公立高校に通う高校1年生30.7%
私立高校に通う高校1年生35.3%
公立高校に通う高校2年生30.7%
私立高校に通う高校2年生37.6%
公立高校に通う高校3年生37.9%
私立高校に通う高校3年生42.1%

高3だけに注目すると、通塾している人は約40%いるようです。

ここから、塾に通っていない高校3年生が約60%いることがわかります。

独学は無理じゃない!

この調査では、大学受験をしない高校生も含んでいます。

そのため、大学受験をする高校生に絞った場合はもう少し通塾率が高くなるはずです。

 

とはいえ、塾に通わず独学で大学受験する高校生が一定数いることは確かです。

 

よって、独学が無理なんてことはありません。

独学でも、正しい方法で勉強を進めれば着実に成績を伸ばして志望校に合格できます。

大学受験で独学するメリット

ここからは、大学受験で独学するメリットを解説します!

費用を抑えられる

塾や予備校に通った場合は年間50万ほどかかると言われています。

一方、使う教材にもよりますが、独学にかかる費用は年間で30,000〜60,000円程度でしょう。

筆者
参考までに、私の受験期の費用は約50,000円です。

このように、塾や予備校に通う場合と比べて、独学では圧倒的に費用を抑えられます。

自分のペースで勉強できる

塾や予備校に通う場合、決まった時間に決まった場所で授業が開講されます。

そのため、やる気がない時にも授業を受けなければなりません。

筆者
しかし、やる気がないときに授業を受けたとしても成績はほとんど伸びません。

また、塾や予備校の授業は理解度にかかわらずどんどん進んでいきます。

そのため、毎回の授業をしっかり理解しなければ、授業においてかれてしまいます。

 

一度授業においてかれてしまうと、遅れを取り戻すのは大変です。

その結果、授業がますます理解できなくなり、さらに勉強するモチベーションがなくなります。

 

一方、独学なら好きな時間に好きな場所で自分のペースで勉強できます。

また、もし分からないことがあったとしても、一度立ち止まって時間をかけて考えられます。

教材を自由に選べる

独学では、使う教材を自由に選べます。

塾や予備校では使用する教材がある程度決まっており、学生はそれらを使って学習を続けます。

 

しかし、塾や予備校の教材との相性が悪いこともあります。

相性の悪い教材を使い続けてしまうと学習の効率が落ちるので、思ったように成績が伸びません。

 

一方、独学なら、「使いづらい」「合わない」と感じた教材は自由に変更できます。

そのため、学習の効率が上がるのがポイントです。

大学受験で独学するデメリット

もちろん、メリットばかりではありません。ここからは、大学受験で独学するデメリットを解説します!

自己管理が必要

独学する最大のデメリットは、自己管理が必要なことです。

 

勉強計画を立てたり、その計画を見直したり、受験する模試を選んだり。

ほかにも、モチベ―ションを維持することも大切です。

 

塾や予備校に通う場合は、カリキュラムに従っていれば自己管理の必要はありません。

勉強仲間やライバルが見つかりにくい

独学では、勉強仲間やライバルがなかなか見つかりません。

 

勉強仲間がいれば、一緒に勉強したり、教え合ったりできます。

また、ライバルがいれば、互いに切磋琢磨できます。

 

塾や予備校に通えば、勉強仲間やライバルはたくさんいます。

独学の場合、SNSなどを活用しない限り、勉強仲間やライバルができることはなかなかありません。

独学での大学受験に向いている人

独学での大学受験に向いているのはこんな人です。

  • 自分のペースで勉強したい人
  • 自己管理できる人

独学での大学受験に向いていない人

一方で、独学での大学受験に向いていないのはこんな人です。

  • 自己管理が苦手な人
  • 不安やストレスを感じやすい人

特に、自己管理が苦手な人は、独学に挑戦するのはやめた方が良いです。

筆者
自己管理せずに大学受験に合格するのは不可能と言っても過言ではありません。

 

自己管理が苦手な人は、個別指導のトウコベを利用しましょう。




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独学での大学受験を成功させる方法

ここからは、独学での大学受験を成功させる方法を解説します!

「何から手をつけるべき」か知る

一から独学を始める場合、「何から手をつけるべきか」わかりませんよね。

この状態で闇雲に勉強しても、成績はほとんど伸びません。

筆者
努力の方向性を間違えるからです。

 

本ブログでは、受験に向けてやるべきことをたくさん紹介しています。

中でも特に重要なことは以下の4つです。

  1. 受験の情報収集
  2. 早い段階で過去問を解いてみる
  3. 正しい勉強のやり方を知る
  4. 勉強の計画を立てる

まずはしっかり受験の情報収集をすることが大切です。

受験の情報収集には「スタディサプリ進路」を使いましょう。

・自分が向いていることを発見すること(自己分析)
・世の中に存在する仕事や資格を知ること
・大学で学ぶ分野について知ること
・さまざまな大学の情報を探すこと
・大学の資料請求をすること
・願書を取り寄せること
などなど

また、早い段階で志望校の過去問を解いてみることも大切です。

過去問の難しさを早めに実感することで、今の自分に足りないことが見えてくるはずです。

正しい勉強法を知る

勉強法を知ることも重要です。

 

勉強のやり方が間違っているとどれだけ勉強しても成績は伸びません。

逆に、正しい方法で勉強していれば、着実に成績は伸びていきます。

筆者
記事後半で、科目別の勉強法を紹介しています!

学習計画を立てる

学習計画を立てずに大学受験に成功することはほぼ不可能です。

必ず計画を立て、そしてなるべく計画通りに勉強を進めましょう。

 

なお、最初から完璧な計画を立てることはできません。

また、計画通りに勉強できたとしても、思ったように成績が伸びるとは限りません。

 

よって、学習状況や自分の成績の伸び方を考慮しながら、定期的に計画を修正してください。

 

もし自分で勉強計画を立てる自信がないなら、個別指導のトウコベ利用して、東大生に勉強計画を作ってもらってください。

 

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スキマ時間を活用する

机に向かって勉強するだけでなく、スキマ時間を上手に使うことも有効な方法です。

 

たとえば、通学に使うバスや電車に乗っている時間は勉強に最適なスキマ時間です。

ゲームしたり漫画を読んだりする代わりに、英単語帳を見たり、参考書を見たりしましょう。

 

スキマ時間を活用すれば勉強時間をより多く確保できるので、成績が伸びやすくなります。

筆者
もし1日20分のスキマ時間で勉強すれば、1年で約120時間もの勉強時間を捻出できます。

 

日々の生活の中で、ちょっとしたスキマ時間は必ずあるはずです。

自分が1日何をしていたか書き出してみて、勉強できそうなスキマ時間を探してみてください。

苦手科目を潰す

受験は総合力の勝負です。

1つでも苦手科目があると、合格可能性がグッと下がってしまいます。

 

よって、苦手科目を潰すことが大学受験を成功させるコツです。

 

とはいえ、苦手科目を勉強するのは大変です。

わからないことが多すぎて挫折する可能性もあります。

 

その場合は、無理に独学するのではなく、その科目を隅から隅まで熟知している家庭教師から教えてもらいましょう。

おすすめの家庭教師は「オンライン家庭教師マナリンク」です。

 

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独学での大学受験を成功させる科目別の勉強法

さて、ここからは科目別の勉強法を解説します!

国語

国語は知識をつけることが大切です。

現代文なら漢字や四字熟語・慣用句の意味、古文なら古文単語と助動詞、漢文なら漢字と句法を覚えましょう。

筆者
知識をつけるための教材は学校配布のモノで十分です。

 

知識をつけるだけで見違えるように問題が解けるようになります。

逆に、知識がなければ問題を正しく解けるようにはなりません。

数学

数学は問題演習中心に勉強を進めてください。

具体的には以下の手順で勉強しましょう。

  1. 教科書・参考書で基本的な公式や定理を確認する
  2. 教科書・参考書を見ながら基本問題を解く
  3. 解説を読み込む
  4. わからないことを調べる
  5. 問題のレベルを上げて②〜④を繰り返す

教科書レベルの問題が完璧に解けるようになれば偏差値50は突破できます。

また、問題集の入試基礎レベルの問題が解ければ偏差値55、入試標準レベルの問題が解ければ偏差値60には到達します。

 

また、数学の問題を解くときは以下の2点を意識してください。

  1. わからなくても5分は考える
  2. 計算をサボらない

①は思考力と考える体力を身につけるため、②は計算力を身につけるために重要です。

英語

英語を勉強する順番は以下のとおりです。

  1. 英単語・英熟語・英文法
  2. 英文解釈
  3. 長文読解
  4. ライティング・リスニング(必要に応じて)
  5. 過去問

特に重要なのは①です。

 

英単語や英文法は英語の基礎となります。

英単語と英文法がわからなければ、英語は絶対に分かりません。

 

英単語を覚えるには、以下を実践しましょう。

  1. 英単語帳を1冊覚える
  2. 文中でわからない英単語を調べノートにまとめる

 

また、英文法の勉強法は3通りあります。

  1. 学校の授業を真面目に受ける
  2. 英文法の参考書を1冊やり切る
  3. スタディサプリで学ぶ
筆者
ぶっちゃけ、どの方法でも効率は変わりません。好きな方法で勉強しましょう。

 

リスニング

共通テストではリスニングが大きな配点を占めます。

ということで、ここからはリスニングの勉強法を解説します。

前提として、リスニング対策をする場合でも、英単語と英文法の勉強が必要です。英単語と英文法がわからなければ、リスニング音声を正しく聞き取れません。

 

とはいえ、やることは単純です。

オーバーラッピングをしてください。

スクリプト(音声の英文を書き起こしたモノ)を読みながら音声を流し、音声に合わせて発生するリスニング練習法。

 

オーバーラッピングをする目的は2つです。

  1. リスニング音声のスピードについていけるようになるため
  2. ひとつひとつの音を判別できるようになるため

オーバーラッピングに使う教材はなんでもOKです。

YouTubeで「リスニング 音声」と調べて、ストレスなく聞ける教材を選びましょう。

 

なお、国語数学英語については以下の記事でさらに詳しく解説しています。

ブログには書ききれない「超細かいこと」まで、私の勉強に関する全てを詰め込んでいるのでぜひご覧ください。

理科

基本的な理科の勉強手順は以下のとおりです。

  1. 教科書・参考書で基礎知識をインプット
  2. 問題集でアウトプット

まずは図やイラストを見ながら、基礎知識をたくさんインプットしていきましょう。

図・イラストとセットで勉強することで学習内容の定着率がアップします。

 

インプットした後は、問題集でアウトプットします。

アウトプットを通じて知識の理解度が深まるとともに、定着率がさらにアップします。

筆者
また、問題を解く感覚が身につくので、テストの点数がぐんぐんアップしていきます。

 

アウトプットした後は、必ず解説を読み込みましょう。

また、できなかった問題については解き直してください。

 

最終的には、ひとつひとつの知識を自分の言葉で人に説明できるようになることを目指しましょう。

社会

社会は暗記が大切です。

 

地理・日本史・世界史・政治経済など、様々な分野がありますが、どれも暗記が必須です。

暗記することなく成績を上げるのはほぼ不可能と考えてください。

 

社会の知識を暗記するには、以下の2ステップで勉強を進めましょう。

  1. 一問一答で単語と内容を関連づける
  2. 教科書を読んで流れを掴む

いきなり教科書を読んでしまうと、知らない単語がたくさん出てきて困惑するはずです。

なので、まずは一問一答で単語とそれに関連するエピソードなどを理解することから始めましょう。

 

その後、教科書を読んで流れを掴みましょう。

 

知識を暗記した後は、問題演習に入ります。

 

問題演習をすることで、「どのように出題されるのか」という問題のパターンを把握できるとともに、知らない知識や勘違いしている内容が明らかになります。

教科書や一問一答で復習して知らない知識や勘違いを潰していけば、どんどん持っている知識が増えるので、さらに問題が解けるようになります。

まとめ

独学は確かにきついです。しかし、無理ではありません。
筆者
メリットとデメリットを考慮して、独学に挑戦するかどうかどうか考えてください!

勉強法を徹底的に解説した記事です。

ブログには書ききれない「超細かいこと」まで、私の勉強に関する研究のすべてを詰め込んでいます。

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✅つまらない勉強が楽になる
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ようになります。

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