偏差値60から70に上げる勉強法と勉強時間を旧帝大次席が解説【大学受験】

  • 偏差値60〜65で停滞している
  • 偏差値70を突破する勉強法を知りたい

今回はこんなお悩みを解決します!

 

偏差値70の壁はものすごく高いです。

順調に成績を伸ばして偏差値60に到達した人でも、今まで通りの勉強法だとなかなか偏差値70の壁は越えられません。

 

偏差値70を超えたいなら、偏差値70を取るための勉強法を実践することが重要です。

 

ということで今回は、偏差値60から70に上げるための勉強法と目安の勉強時間を解説します!

✔︎記事の信頼性

筆者の情報 旧帝大次席現役合格、共通テスト得点率86%、旧帝大2次試験得点率87%

▼筆者の受験結果はこちら▼
筆者の大学受験の結果 2位で現役合格 得点率87%

▼筆者の模試結果はこちら▼筆者の模試の結果 偏差値70多数 共通テスト模試768点

偏差値60のレベル

偏差値60は最上位からの割合が15.87%のところに位置します。

つまり、100人受験者がいれば、順位は15〜16位です。

偏差値70のレベル

偏差値70は全体の中の上位約2.28%です。

つまり、100人受験者がいれば、順位は2〜3位です。

偏差値60から70に上げることは誰にでも可能

以上より、「偏差値60から70に上げる」を言い換えると、「100人の受験者がいるなら『偏差値60以上のとても勉強ができる人たちを』13人くらいを追い抜く」となります。

 

そう考えると、偏差値60から70に上げるのには相当大変だと感じたかもしれません。

しかし、すでに偏差値60を取れているなら、正しい順序で正しいやり方で勉強すれば偏差値70に到達することは可能です。

偏差値60から70に上げる勉強法

さて、ここからは偏差値60から70に上げる勉強法を解説します。

得意科目から勉強する

まずは戦略的な話です。

苦手科目より得意科目の方が成績を伸ばしやすいので、まずは得意科目で偏差値70を目指しましょう。

 

勉強するのがどの科目だとしても、一度偏差値70を取れれば自信がつきます。

また、「偏差値70を超えるためにどんなペースでどのように勉強すれば良いのか」という感覚が身につくので、ほかの科目ではよりスムーズに偏差値70を取れるようになるはずです。

計画を立てる(特に重要)

ここからは具体的な勉強法についてお話しします。

まずは計画を立てましょう。

 

計画がなければ、行き当たりばったりの勉強になってしまいます。

行き当たりばったりの勉強では成績が伸びません。

筆者
「いつまでに」「どの教科を」「どんな教材を使って」「どれだけの時間をかけて」勉強するのか、受験日や模試、定期テストなどから逆算して考えましょう。

計画を実行する(特に重要)

ただし、計画を立てるだけでは成績が伸びません。

計画したら、行動に移すことが重要です。

 

もちろん、完璧に計画通りに勉強することはできません。サボってしまう日や、急な用事でそもそも勉強できない日だってあるはずです。

また、計画通りに勉強できたとしても、思ったように成績が伸びるとは限りません。

 

そのため、学習状況や自分の成績を考慮しながら、定期的に計画を修正しましょう。

 

もし自分で勉強計画を立てる自信がないなら、必ず個別指導などを用いて勉強計画を作ってもらってください。

おすすめの個別指導は「トウコベ」です。

 

トウコベでは、東大生がひとりひとりに合わせて勉強計画を立ててくれます。

また、マンツーマン授業や家庭学習の管理、24時間質問対応を行ってくれるので、着実に成績を伸ばせます。


 

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基礎は完璧にしておく

基礎内容を完璧に理解することは、偏差値70を突破するための最低条件です。

言い換えれば、基本問題が完璧に解けなければ、偏差値70を突破することは不可能です。

 

特に偏差値65以上のハイレベルな戦いになってくると、差がつくのは「いかに応用問題を解けるか」という部分です。

基本問題をミスってしまう人は、偏差値70を目指せる土俵にすら立てていません。

 

必ず、基礎をしっかり固めるようにしましょう。

アウトプットを重視する

偏差値60から70に上げるためにはアウトプット、つまり問題演習が特に重要になってきます。

目安として、「インプット:アウトプット=1:9」で勉強を進めていきましょう。

1冊の問題集を極める

問題演習に関連して、偏差値70を超えるためには、1冊の問題集を極めることが大切です。

問題集に載っているすべての問題をスラスラと解けるようになるまで、何度も解き直してください。

知らない/できない/わからないを徹底的に潰す

さらに、問題演習をしていて疑問点が発生したら、すぐに調べるようにしてください。

「知らない/できない/わからない」を徹底的に潰していくことが重要です。

勉強量を確保する

偏差値60以上の人は、毎日長時間勉強しています。

偏差値70に到達するためには、その人たちよりさらに長い勉強時間を確保することが重要です。

 

毎日最低3時間以上は学校以外で勉強する時間を確保しましょう。

スキマ時間を活用する

  • ぼーっとしている時間
  • 電車やバスなどに乗っている時間
  • ちょっとした休憩時間

など、スキマ時間を活用することも重要です。

 

英単語帳を見たり、参考書を見たり、スタディサプリを視聴したり。

スキマ時間にできる勉強はたくさんあります。

筆者
1日1時間スキマ時間で勉強できれば、半年で180時間、1年で360時間近くも勉強時間を確保できます。

偏差値を60から70に上げる各科目の勉強法

ここからは、偏差値を60から70に上げるための各科目の勉強法を解説します!

国語

国語の偏差値を60から70に上げるために大切なことは以下の3つです。

  1. 問題の文章の速読と精読
  2. 選択問題を素早く解くこと
  3. 論述問題で必要な情報を選択する感覚を鍛える

まずは問題の文章を高い精度で速読できるようになることが重要です。

問題文を速読&精読するコツは「重要な部分に集中する」「重要でない部分はさらっと読む」ことです。

筆者
たとえば、接続詞の前後には重要な情報が多いので注目してみてください。

 

次に、選択問題を素早く解くこと。選択問題に時間をかけると試験時間が圧迫され、余裕がなくなります。

そのため、配点の高い論述問題にかけられる時間が減り、高得点を取るのは難しくなります。

 

選択問題を素早く解くためには、選択肢の最後を比較することが効果的です。

これだけで、1~3つの選択肢は消去できるはずです。

 

最後に、論述問題で必要な情報を抜き取って記述する感覚を鍛えます。

その方法はただ1つ「問題を解き、解答解説を読み込んで修正する」のみです。

筆者
残念ながら、近道はありません。地道に努力しましょう。

 

具体的には、以下の手順で勉強しましょう。

  1. 自分が必要だと思う要素を書き出し、それぞれに重要度をつける
  2. 文字数制限内で、重要度の高い要素から文章に含めていく
  3. 解答解説を読んで「要素の過不足」を確認する

最初は正答からかけ離れた論述を書いてしまうことが多いです。でも、諦めてはいけません。

練習を繰り返していけば、「問題の作成者が求める論述」がだんだんと肌感覚で分かるようになります。

数学

ただ公式を暗記するだけでは、偏差値60から70には上がりません。

公式を応用したり問題をさまざまな角度から捉えたりする、「思考力」「発想力」が必要です。

 

思考力・発想力を身につけるためには、ひとつの問題で、わからなくても最低10分以上は考えることが効果的です。

また、解答解説を読み込み、少しでも疑問に思うことがあるならネットやほかの参考書・問題集で調べてください。

筆者
数学の偏差値を60から70に上げるためには、このように「ひとつひとつの問題にじっくり向き合うこと」が重要です。これさえ丁寧にできれば、偏差値70は難しくありません。
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高校数学 全く わからない 参考書

英語

英語で勉強すべき内容は5つに分解できます。

  1. 英単語
  2. 英文法
  3. 長文読解
  4. リスニング
  5. 共通テスト

英単語

偏差値60に到達した人は、英単語帳を普段から使っていると思います。そのため、頻出単語の学習はバッチリです。

偏差値70に向けてやるべきことは、文中の不明な単語をその都度調べてノートにまとめておくことです。

筆者
分からない英単語をまとめたノートはあなた専用の英単語帳になります。定期的にノートを見直すことで、英単語力がグッと上がるのでぜひ実践してみてください。

英文法

英文法を勉強する時は、基礎事項を徹底的に理解することからはじめましょう。

偏差値60でも、英文法の基礎ができていない人がかなり多いです。

 

英文法の基礎を勉強する方法は3つあります。

  1. 学校の授業を真面目に受ける
  2. 英文法の参考書を1冊やり切る
  3. スタディサプリで学ぶ

ぶっちゃけ、どのやり方でも効率は変わりません。(逆に言えば、近道はない。)

自分の好きな方法で英文法を勉強しましょう。

 

その後、以下の順で英文法を「知っている」状態から「使える」状態にしてください。

  1. 選択問題を解く
  2. 文章を書き換える
  3. 英訳問題を解く
  4. ライティング

長文読解

長文読解をするときは、文章を意味のまとまりごとに分解することからはじめます。

その後、音読→要約→多読の順で学習を進めてください。

リスニング

リスニング力をつけるには、ディクテーションとシャドーイングを実践するのがおすすめです。

ディクテーション→聞こえた英語を書き起こす
シャドーイング→音声にわずかに遅れて英文を発声する

共通テスト

共通テストのリーディングは今まで解説してきた勉強法を実践すればOKです。

 

ただ、リスニングについては「共通テストに特化した勉強法」を実践することが重要です。

具体的には、情報処理能力を鍛えましょう。

 

共テリスニングでは、短い時間に大量の情報が流れてきます。

正答率を上げるには、それらの情報を素早く処理する力、つまり情報処理能力が必要です。

 

情報処理能力を鍛えるにはオンライン英会話がおすすめです。

英会話では相手の言ったことを瞬時に解釈することが求められるので、情報処理能力が向上します。

筆者
私も使っているおすすめのオンライン英会話は「DMM英会話」です。無料体験レッスンもできるので、ぜひ活用してください!

理科

理科は物理・化学と生物・地学に分けて紹介します。

物理・化学

まずは物理・化学について、偏差値70に上げるために必要なのは「圧倒的な演習量」です。

筆者
偏差値60で停滞している人は問題演習量が圧倒的に足りません。

 

今使っている問題集が擦り切れるまで何度も何度も繰り返し問題を解いてください。

今までに受験した模試のすべての問題をスラスラ解けるようになるまで復習することも大切です。

 

化学についてはこれだけで偏差値70を突破できるはずです。

 

ただ、物理についてはまだ偏差値70を突破できないかもしれません。

その場合は、難関大の過去問をいくつか解いてください。

 

いろんな問題を解くことで、問題を解く際に使える知識・解放・考え方のストックが増えます。

その結果、幅広い問題に対応できる確かな実力が身についていきます。

生物・地学

次に、生物・地学について、偏差値70を突破するためには「圧倒的な暗記量」が必要です。

知識の暗記はもちろん、関連するイラストや論述問題の解答も暗記してください。

さらに、問題を解くスピードを上げることも大切です。
典型問題を繰り返し解いて、問題から必要な情報をすぐに抽出できるようになってください。

社会

最後に、社会の勉強法を紹介します。

社会で偏差値70以上を取るのに必要なことは、生物・地学と同様に「圧倒的な暗記量」です。

 

社会を効率的に覚えるコツは3つあります。

  1. エピソードと関連づける
  2. 論述問題の解答を暗記する
  3. 一問一答で仕上げる

知識に関連するエピソードで覚えるようにすると暗記効率が上がります。

江戸幕府が開かれた年代を覚える場合、「江戸幕府は1603年」と知識単体で覚えるのではなく、「○○という経緯で△△のために江戸幕府は1603年に徳川家康によって開かれた。」というようにエピソードと関連付けて覚える。

 

市販の参考書や過去に受けた模試の解答解説に載っている論述問題の解答を暗記することも効果的です。

解答では限られた文字数の中で「必要」かつ「正しい」情報が盛り込まれているので、知識を整理するのにぴったりです。

 

最後に、ただインプットするだけでなく、一問一答や論述問題でアウトプットすることも重要です。

アウトプットすることで、問題を解くときに知識を引き出すスピードが上がるので、時間に余裕ができて高得点を取りやすくなります。

偏差値60から70に上げるために必要な勉強時間

偏差値60から70に上げるまでにかかる目安の勉強時間は、約1200〜1600時間です。

 

ただ、これはあくまで目安です。

偏差値60から70までにかかる勉強時間は人によって大きく異なります。

筆者
300時間で偏差値70に到達する人もいますし、2000時間かかる人もいます。

 

なるべく短期間で偏差値60から70に上げたいなら、今回解説した勉強法を丁寧に実践することが重要です。

本気で成績を伸ばしたいなら個別指導を利用しよう

ここまで勉強法を解説してきましたが、独学で偏差値を60から70を上げるのはとても大変です。

しっかり勉強しても思うように成績が伸びず、途中で挫折してしまう可能性があります。

 

本気で成績を伸ばしたいなら、個別指導を利用しましょう。

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筆者
独学で勉強するより、はるかに短期間で成績を伸ばせます。

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まとめ

勉強のやり方を間違えると、驚くほど成績は伸びていきません。

今回解説した勉強法を丁寧に実践して、偏差値60から70まで、成績をぐんぐん伸ばしていきましょう!

 

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