物理は本当に公式ゲーなのか?旧帝大理系次席が解説

「物理は公式ゲーだ」と聞いたことがあるかもしれません。

筆者
私も物理を勉強し始めた時は昔はそう思っていました。

 

しかし、物理は公式暗記だけで乗り切れる単元ではありません。

つまり、共通テストや国公立2次試験、私立入試では単なる公式暗記はほとんど通用しません。

 

ということで今回は、物理が公式ゲーと言われる理由を解説したうえで、「なぜ物理は公式暗記ではダメなのか」を説明します!

  • 物理が苦手
  • 物理を得意にしたい

と思っている人は必見です!

筆者の情報 旧帝大次席現役合格、共通テスト得点率86%、旧帝大2次試験得点率87%、TOEIC975所持、英検準1級所持

本記事の信頼性
私は高3の4月から勉強を始め、当初の偏差値は50行くか行かないかというくらいの学力でした。しかし、勉強法を徹底的に見直したことで偏差値70オーバーを達成。そして、目標としていた旧帝大に次席で合格できました。
筆者の模試成績、偏差値74

物理が公式ゲーだと言われる理由

物理が公式ゲーだと感じてしまう理由は主に3つあります。

  1. 公式が多いから
  2. 公式の過程ではなく結果が重視されているから
  3. パターンに当てはめる参考書が多いから

公式が多いから

まず、物理は単純に公式の数が多いです。

 

力学・熱力学・波動・電磁気学・原子、それぞれの分野にたくさんの公式があります。

最低限、それらの公式を覚えていなければ問題が解けません。

公式の過程ではなく結果が重視されているから

高校物理では公式の導出過程について全くと言って良いほど説明されません。

 

高校物理で求められていることは、公式を使って試験時間内により多くの問題をスピーディーに解くことです。

言い換えれば、「道具としての公式」を使って導き出せる「結果」にのみ重きが置かれています。

パターンに当てはめる参考書が多いから

ほとんどの高校物理の参考書は、以下のような構成になっています。

  • 問題のパターンを解説
  • パターンに対応する公式を解説

つまり、「こういう問題が出てきたら、この公式を使ってこうやって解けば良い」という説明になっているんです。

公式暗記だけでは物理の成績は伸びない

ここまで物理が公式ゲーだと言われる理由を解説しました。

「やっぱり公式を覚えないといけないんじゃないか」と思ったかもしれません。

 

しかし、公式を覚えるだけで解けるのはせいぜい教科書に載っている基本問題だけなんです。

少し捻った応用問題になると、途端に手が動かなくなります。

筆者
共通テストレベルの問題ですら、満足に解けないでしょう。

 

物理の問題を解くためには、公式をただ単に覚えるだけでなく、物理現象をイメージしつつ、公式の意味と使い方をしっかり理解することが必要です。

言い換えれば、問題文や図から物理現象を適切に読み取り、公式を用いて現象を分解できるようになることが必要です。

 

たとえば、力学の等加速度直線運動の公式は3つあります。

等加速度直線運動の3つの公式

物理では、さまざまな視点から問題が出題されます。

そのため、これらの公式をただ丸暗記しただけだと、それぞれの問題を解くのに適した公式を選べないので、正答できません。

筆者
①は速度・初速度・加速度・時刻の関係を表す式で、速度を求めるときに使うことが多い
②はさらに距離をからめた関係を表しており、位置の変化を求めるときに使うことが多い
③は速度・初速度・加速度・距離の関係を表す式で、時間が与えられていないときに便利
というようにそれぞれの意味と使い方を理解しておくことが、物理をできるようにするために大切です。

物理の勉強法

ここからは、公式暗記に頼らず物理をできるようにするための勉強法を解説します!

数学の基礎知識を勉強する

まず、三角比や三角関数、ベクトルなど、高校物理で必須の数学の知識を学習しましょう。

 

数学の知識を学習する教材はなんでもいいですが、個人的におすすめしているのはスタディサプリです。

その理由は5つあります。

  • 高校数学の全範囲を体系的に学習できる
  • とにかくわかりやすい
  • 動画だからスキマ時間にサクッと学習できる
  • 公式の意味と使い方をセットで解説してくれる
  • 視覚と聴覚が同時に刺激されるから学習内容が頭に残りやすい

余裕のある人は数学Ⅲの微分積分までやってみてください。

数学Ⅲの微積が分かると、導出できる公式が一気に増えます。

筆者
公式を導出することは、公式の理解を深めるために大切です。

物理の全体像を把握する

物理は、前半で学習する内容と後半で学習する内容が相互に関わっていることが多いです。

よって、ひとつひとつ確実に理解しようとするのではなく、全体像を把握することから始めましょう。

 

具体的には、教科書や参考書(スタディサプリでも可)を一通り読んでみましょう。

筆者
一気に全ての分野を読む必要はありません。力学を勉強するなら力学の範囲を、電磁気学を勉強するなら電磁気学の範囲を読めばOKです。

問題文の状況を図示する

さて、ここからは物理を理解する作業に入ります。

物理を理解するためには、ただ教科書や参考書を読んでインプットするだけでなく、問題演習を通じてアウトプットすることが肝心です。

 

物理が苦手な場合、問題演習に使う教材は教科書でOKです。

少し物理ができる場合は、教科書より少しだけ難易度の高い問題集を使ってください。

 

問題演習をするときは、まず問題文を丁寧に図示してみましょう。

図示することで、現象のイメージをつかみやすくなります。

筆者
慣れるまでは、教科書・参考書を参考にしながら図示してOKです。

問題を解く

図示が終わったら、問題を解いていきましょう。

最初は教科書・参考書に掲載されている公式の意味・使い方を参考にしながら、丁寧に問題を解いてください。

 

また、問題を解くときは単位・文字をしっかり意識することが重要です。

単位・文字を意識することで、問題文と公式に対する理解度がグッと深まります。

復習する

問題演習が終わったら、解答解説を読み込みましょう。

そして、疑問点があるなら、インターネット等で調べてください。

 

また、ただ解答解説を読んだだけでは「本当に理解できているのか」わかりません。

よって、理解度を測るために、一度解いた問題を数日後に解き直しましょう。

 

解き直しの時にスラスラと解けたら問題ありません。

しかし、スラスラ解けない場合はどこか理解できていないところがあるので、再度丁寧に復習してください。

筆者
この作業を通じて、「知らない/できない」ことをひとつひとつ潰していきましょう。地道な作業ですが、確実に力がつきます。

物理の成績を伸ばしたいなら個別指導を利用するのがおすすめ

ここまで物理の勉強法を解説してきましたが、独学で物理を勉強するのはとても大変です。

思うように物理ができるようにならず、途中で挫折してしまう可能性もあります。

筆者
そのくらい、物理というのは難しい単元なんです。

 

  • 物理が苦手
  • 教科書を読んでもわからなかった
  • 物理ができるようになりたい

という人は個別指導を利用して、物理をしっかり理解できている人から教えてもらうのが最適です。

その方が時間も苦労もかかりません。

 

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筆者
独学で勉強するより、はるかに短期間で成績を伸ばせます。

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まとめ

「物理は公式ゲーだ」とよく言われますが、実際には公式を暗記するだけでは物理の成績は伸びません。

公式の意味と使い方をしっかり理解していなければ、共通テストレベルの問題ですら解けるようにはならないでしょう。

 

物理を本気で得意にしたいなら、トウコベを利用して、物理を深くから理解している東大生に教わるのがおすすめです。

筆者
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