高3になり本格的に受験勉強を始めると、模試を受ける機会が増えます。
土日でも毎週のように模試を受けることも珍しくありません。
高3受験生の中には「模試って本当に受ける意味あるの?」と疑問に思っている人もいるのではないのでしょうか。
結論から言えば、特定の場合に限り、模試を受けないのはアリです。が、基本的には模試を受けるべきです。
今回解説することを参考に「模試を受けるかどうか」を判断してください!
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模試を受けないメリット
まずは模試を受けないメリットを解説します。
模試を受ける負担がなくなる
冒頭でもお話ししたように、一般的に高3受験生の模試を受ける頻度は高く、毎週土日が模試で埋まってしまうことは珍しくありません。
毎日のように受験勉強をしながら、合間に模試を受けるのは時間的・体力的に大変です。
よって、「模試を受けない」場合は、そのような負担を軽減できます。
受験料がかからない
模試の受験料はかなり高いです。
基本的に、1つの模試を受けるのに6,000円以上はかかります。
「模試を受けない」という選択肢を取ることで、費用を抑えられるのもメリットです。
結果が出ないので一喜一憂しなくなる
模試を受けると、いやでも自分の学力やライバルとの力関係が明確になります。
よって、良い結果が出たときは喜び、悪い結果が出たときは落ち込んでしまうことがあるでしょう。
模試を受けないことで、このような一喜一憂をせずに済むというポイントもあります。
模試を受けないデメリット
さて、ここからは模試を受けないデメリットを解説します。
自分の得意不得意がわからない
模試を受けることで自分の得意な科目や単元、また、苦手な科目や単元が明確になります。
よって、
- 得意な部分をどのくらい伸ばしていくのか
- 苦手な部分をどのくらい改善するのか
という戦略を立てて、今後の勉強に活かすことができます。
もし模試を受けなければ、自分の得意不得意が客観的に判別できません。
そのため、今後の勉強の方向性がわからず、間違った方向に努力してしまう可能性が高くなります。
自分の学力を測れない
模試を受けることで、偏差値や判定を通じて、周りと自分との相対的な学力がわかります。
相対的な学力がわかれば「いまの勉強のやり方で大丈夫なのか」を判断できます。
逆に、模試を受けなければ、ライバルと自分の学力の差を測ることができません。
- 改善するべきなのか現状維持で良いのか
- 受験本番に間に合いそうか
- ライバルより優れている・劣っている部分はどこか
がわからないので「受験が成功するかどうか」の検討が全くつきません。
試験に慣れることができない
さらに、模試を受けるのには、「試験に慣れる」という意味合いもあります。
ライバルと試験官がいるピンと張った空気感の中で時間を気にしながら試験を解くのは緊張するはずです。
しかし、模試を繰り返し受けることでそのような空気感に慣れ、本来の力を発揮できるようになります。
もし模試を受けなければ、このような実践的な環境で試験を解く機会がありません。
よって、本番で実力通りの力が発揮できない可能性が高くなります。
模試を受けないでもOKな人
ここまでの話も考慮して、模試を受けないでも良いのはこんな人です。
- 勉強を始めたばかりで全く基礎ができていない人
- 私立大学志望の人(大学別模試があるなら受けるべき)
- 圧倒的に学力が高い人
勉強を始めたばかりで全く基礎ができていない人
勉強を始めたばかりで基礎ができておらず、範囲も終わっていない人は模試を受けても問題を全く解けないはずです。
自信を無くしてしまう可能性もあるので、模試を受けなくても構いません。
ただし「どのような問題が出るのか」「大学受験とはどれほど厳しいものなのか」を確認するために模試を受けるのはおすすめです。
私立大学志望の人(大学別模試があるなら受けるべき)
私立大学志望の人は、共通テスト模試や河合模試などの一般的な模試を受ける必要はありません。
ただし、早稲田大学や慶應義塾大学など難関私立大学の受験者向けに「大学別模試」が開催されている場合があるので、それは必ず受けましょう。
圧倒的に学力が高い人
- 模試を受けてもどうせ100位以内に入る
- 模試の問題が簡単すぎて意味がないと感じる
など、圧倒的に学力が高い人は、わざわざ受験料を払って無理に模試を受ける必要はありません。
模試を受けるべき人
一方で、模試を受けるべきなのはこんな人です。
- 共通テストを受ける人
- 自分の実力がわからない人
- 難関国公立大学を志望している人
共通テストを受ける人
共通テストを受けるなら、共通テスト模試は絶対に受けるべきです。
共通テスト模試を受けることで、長い時間集中する体力が身につくとともに、自分の得意不得意がわかります。
難関国公立大学を志望している人
また、志望校の国公立大学の大学別模試が開催されているなら、それは必ず受けるべきです。
実践的に試験を受けることで、試験の雰囲気に慣れることができます。
また、同じ大学を目指すライバルたちと自分の学力を比較できるので、今後の受験勉強に活かせます。
自分の実力がわからない人
「どれくらい問題を解けるのか」わからない人は模試を受けましょう。
受けるべき模試の種類
高3受験生が絶対に受けるべき模試の種類は以下のとおりです。
- 共通テスト模試(国公立大学志望or共通テスト利用で私立大学志望)
- 大学別模試
一方で、進研模試や河合模試などの一般的な模試は無理に受けなくても構いません。
模試の結果が悪かったときの対処法
「模試の結果が悪かったらどうしよう」と不安に感じて模試を受けたくない人もいるでしょう。
しかし、それでも模試は受けるべきです。
では、模試の結果が悪かったときはどうすれば良いのか。
そんなときは以下を実践しましょう。
- 時間無制限で模試を解き直す
- 解答解説を読み込む
- 疑問点を徹底的に潰す
- 今までの勉強法の反省点を探して改善する
- 今後の勉強計画を立てる
模試は模擬試験であって、本番ではありません。「模試の結果」より「模試をどう活かすか」の方が大切です。模試の結果に一喜一憂しすぎないようにしましょう。
本気で志望校に合格したいなら個別指導を利用しよう
受験を成功させるためには以下の4点が特に重要です。
- 学習計画を立てる
- 模試の結果を踏まえて学習計画を適宜修正する
- 自己管理をして計画通りに勉強する
- 疑問点を残さない
これらができなければ、受験に成功するのは不可能と言っても過言ではありません。
よって、
- 学習計画を立てられない
- 自己管理をする自信がない
という人は個別指導を利用してください。
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まとめ
高3で模試を受けなくても良い人はこんな人です。
- 勉強を始めたばかりで全く基礎ができていない人
- 私立大学志望の人(大学別模試があるなら受けるべき)
- 圧倒的に学力が高い人
一方、模試を受けるべきなのはこんな人です。
- 共通テストを受ける人
- 自分の実力がわからない人
- 難関国公立大学を志望している人
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