高3から受験勉強は遅い?遅れを取り戻すための方法

  • 高3から受験勉強をはじめるのは遅い?
  • 遅れを取り戻すにはどうしたらいいの?

今回はこんな疑問にお答えします。

 

結論から言うと、高3から受験勉強をはじめるのは遅いです。

しかし工夫次第では。高3からでも志望校に合格することは間違いなく可能です。

 

私も受験勉強のスタートは遅かったですが、目標の旧帝大理系に次席で現役合格できました。

そんな実体験も交えながら、受験勉強の遅れを取り戻すための方法や失敗しないために大事なポイントを5つ解説します。

 

結構厳しいことを言っているので、覚悟して読んでください。

この記事に書いてあることを実践すれば、あなたも志望校に合格できます。

✔︎記事の信頼性

筆者の情報 旧帝大次席現役合格、共通テスト得点率86%、旧帝大2次試験得点率87%

▼筆者の受験結果はこちら(次席合格)▼
筆者の大学受験の結果 2位で現役合格 得点率87%

▼筆者の模試結果はこちら▼筆者の模試の結果 偏差値70多数 共通テスト模試768点

【結論】高3から受験勉強は遅い

結論から言うと、高3から受験勉強は遅いです。

 

一般入試は毎年1~2月に行われます。

つまり、高3の4月から受験まで、1年ありません。

 

勉強できる時間は、多くて9~10か月くらい。しかも、最終的に志望校を決めるタイミングは受験本番の1~2か月前です。

それまでには志望校の合格ラインに到達していることが望ましいです。

 

志望校を決めるタイミングを考慮すると、高3の4月から大学受験までは実質8~9か月しかありません。

以上のことから、高2以前から勉強している人と比べて、「圧倒的に不利」になっていることがわかると思います。

高2までに受験勉強をはじめる人が50%以上

上のアンケート調査によると、高2までに受験勉強をはじめた人が50%以上いることがわかります。

 

また、難関大を受験する人ほど、受験勉強をはじめる時期がはやい傾向にあります。

実際、難関大に合格した私の友人の多くが「高2の夏までには受験勉強をはじめた」と言っています。

高3からの受験勉強でも志望校に合格できる

高3から受験勉強は遅いです。

だからと言って、志望校に合格できないなんてことはありません。

 

実際、私は高3の4月から受験勉強を始めました。

当初は偏差値50付近でしたが、最終的には旧帝大に合格できました。

遅れを取り戻す方法

ここからは、私も実践していた「遅れを取り戻す方法」を解説します!

自分が遅れていることを認識する

「高3から受験勉強をはじめるのは遅くない」という情報を見て安心してしまう人が結構います。

厳しいことを言いますが、これは自分に都合の良い情報だけを吸収して正当化しているにすぎません。

 

まずは自分が遅れていることを認識しましょう。

「自分は遅れているんだ」という危機感を持つだけで、同じスタートラインに立っていたはずの人たちとかなりの差がつけられます。

目標の大学を早い段階で設定する

目標の大学を決めてない人は、できる限り早い段階で決めるようにしましょう。

 

高3の4~9月くらいの段階で、最低限1つは目標にする大学を決めておきましょう。

この段階では、複数の大学を目標にしても大丈夫です。

 

目標の大学を設定すれば「あとどのくらいの学力が必要なのか」を逆算できます。

 

例えば、大学によって重要な科目と重要でない科目がはっきりと分かれています。

目指す大学を決めておけば、各科目に対するウェイトを考え、上手に時間を配分できます。

大学の過去問を確認する

行きたい大学を決めたら、勉強を始める前にその大学の過去問を見ておきましょう。

その理由は、大学によって傾向が違うからです。

筆者
たとえば数学だったら、「A大学はベクトルが多い、B大学は数列が多い」みたいな感じ。

 

高3から勉強をはじめる人は、周りと比べて時間がありません。

そのため、満遍なく勉強するのではなく、大学に特化して対策することが大切です。

勉強しない日を作らない

勉強しない日を作らないようにするのも大切です。

 

受験勉強をしていると、やる気がでない・モチベが湧かない日が必ずあります。

しかし、やる気がない日に全く勉強しないのはもったいないです。

 

せっかく馴染んできた「勉強の習慣」が、勉強しない日が1日あるだけで失われます。

むしろ、勉強しない日が1日でもあると、「勉強しない癖」がついてしまいます。

 

そんな癖をつけないために、少しだけでいいので毎日続けて勉強しましょう。

  • 問題集1ページだけ解く
  • 3分だけ机に座って教科書を読む

というように、やる気がない日でも勉強したという事実があれば、それだけで十分です。

勉強の質を高める

どれだけ勉強量を増やしても、以前から勉強を続けてきた人に勉強量では勝てません。

 

たとえば、高1から毎日2時間勉強してきた人は、高3開始時点ですでに「2(時間)×365(日)×2(年)=1460時間」もの勉強時間が積みあがっています。

高3になったら、受験に向けてもっと勉強時間を増やすでしょう。

 

そのため、勉強量で勝負しても、絶対に勝てません。

そこで重要になってくるのが、勉強の質を高めて、1時間当たりの学習効果を向上させることです。

 

高3から受験勉強を始める人は、量をある程度確保したうえで、その質をとにかく高める必要があります。

高3から受験勉強をする人のための勉強法

勉強の質を高めるためには、以下を実践しましょう。

  1. 計画を立てる
  2. 計画を実行する
  3. 計画を適宜修正する
  4. アウトプット重視
  5. スキマ時間を活用
  6. 定期的に復習する
  7. 疑問点を残さない

特に重要なのが①〜③です。

 

計画がなければ、行き当たりばったりの勉強になってしまいます。

行き当たりばったりの勉強では成績が伸びません。

筆者
「いつまでに」「どの教科を」「どんな教材を使って」「どれだけの時間をかけて」勉強するのか、志望校の入試日から逆算してじっくり考えましょう。

 

そして、立てた計画をしっかり実行しましょう。

その後、学習状況や自分の成績を考慮しながら、定期的に計画を修正しましょう。

 

  1. 勉強計画を立てる
  2. 勉強計画を実行する
  3. 勉強計画を修正する

以上の3点を自分でできる自信がないなら、必ず個別指導を利用して、勉強計画を作ってもらってください。

 

おすすめの個別指導はトウコベです。




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高3から受験勉強を始める人のための偏差値別・科目別の勉強法

さて、ここからは偏差値別に、科目別の勉強法を解説します。

偏差値30から40

偏差値30から40に上げるためにはとにかく基礎学習を徹底してください。

中学レベルの基礎からしっかりやり直しましょう。

 

科目別の具体的な勉強法は以下です。

国語知識をつける
数学教科書の問題を繰り返し解く
英語中学レベルの英単語を覚える
中学レベルの英文法を完璧にする
理科教科書の問題を繰り返し解く
社会一問一答で知識に関連するエピソードなどを理解する
教科書を読んで流れを理解する

偏差値40から50

偏差値40から50に上げるためには、偏差値30から40と同様に、基礎を徹底することが重要です。

科目別の具体的な勉強法は以下です。

国語知識をつける
数学教科書の問題を繰り返し解く
簡単な問題集の基本問題を繰り返し解く
英語英単語を覚える
中学レベルの英文法を勉強する
英文解釈を勉強する
理科教科書の問題を繰り返し解く
簡単な問題集の基本問題を繰り返し解く
社会一問一答で知識に関連するエピソードなどを理解する
教科書を読んで流れを理解する
筆者
やるべきことは「偏差値30から40」とほとんど変わりません。演習する問題の少しずつレベルを上げていく感じですね。

 

より詳しくは「偏差値40から50に上げる勉強法と勉強時間を旧帝大次席が解説」をご覧ください!

偏差値50から60

偏差値50から60に上げるためには、基礎をしっかり固めたうえで、量をこなすことが重要です。

具体的な勉強法は以下です。

国語知識をつける
数学基本問題を繰り返し解く
ひとつひとつの問題に丁寧に向き合う
英語英単語を覚える
英文法を勉強する
英文解釈を勉強する
長文の読解問題を解く
理科図やイラストと合わせて、基礎知識をインプットする
基本問題を繰り返し解いて、知識の理解を深める
社会一問一答で知識に関連するエピソードなどを理解する
教科書を読んで流れを理解する
問題を解いて、知らない知識をひとつひとつ潰していく

 

より詳しくは「偏差値50から60に上げる勉強法と勉強時間【大学受験】」をご覧ください!

偏差値60から70

偏差値70に上げるためには、応用問題を解けるようになることが必要です。

アウトプット中心に勉強を進めていきましょう。

 

具体的な勉強法は以下です。

国語速読と精読
選択問題を素早く解く練習
論述で必要な情報を選択する感覚を鍛える
数学問題をじっくり解く
英語英単語と英文法を極める
長文の音読・要約・多読
ディクテーション・シャドーイング
理科物理化学はとにかく演習
生物地学は暗記+演習
社会まずは暗記(論述問題の解答を暗記するのも○)
問題を解く
筆者
「知らない/わからない/できない」を徹底的に潰す気持ちで勉強を進めてください。

 

より詳しくは「偏差値60から70に上げる勉強法と勉強時間を旧帝大次席が解説【大学受験】」をご覧ください!

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まとめ

高3から受験勉強をはじめるのは遅いです。

 

とはいえ、目標の大学に合格できないわけではありません。

次の5つのポイントを意識すれば、まだまだ追いつけます。

  1. 自分が遅れていることを認識する
  2. 目標の大学を早い段階で設定する
  3. 大学の過去問を確認する
  4. 勉強しない日を作らない
  5. 勉強量だけでなく質に注目する

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