「古文の内容が理解できない」を解決する勉強法を旧帝大次席が解説

今回は「古文の内容が理解できない」を解決する勉強法を解説します!

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古文単語を覚える

まずは古文単語を覚えましょう。

英語と同じように、古文も単語がわからなければ文章が全く読めません。

 

大学受験で覚えるべき古文単語の数は300語程度と、英単語と比べるとはるかに少ないです。

単語帳1冊を使ってコツコツと暗記すれば、ぐんぐん古文の点数は上がっていきます。

 

おすすめの古文単語帳は「読んで見て覚える 重要古文単語315」です。

筆者
私が古文単語の勉強に使ったのはこの単語帳だけです。単語の意味に関わるイラストが書いてあるので、直感的に覚えやすいのが良いところですね。

 

古文単語を覚える上で厄介なのが、現代の言葉と同じ形なのに意味が異なる単語が存在することです。

 

たとえば、「あした」は現代だと「翌日」という意味で使われますが、古文だと「朝」「翌朝」という意味で使われます。

古文単語を覚えるときは、この辺りを整理しながら覚えることが重要です。

 

また、多義語が多いのも、古文単語暗記を難しくしている点です。

 

たとえば、「をかし」には「興味深い」「美しい」「趣深い」「おかしい」といった意味があります。

多義語は文章の流れに合わせて「どの意味が適切なのか」を考えなければならないため、苦手な学生はとても多いです。

 

多義語を覚えるコツは、すべての意味を一度に暗記するのではなく、よく使われる意味=単語帳で一番上に載っている意味から順に覚えていくことです。

前述のように、古文で覚えるべき単語の数は少ないので、少しずつ学習しても十分間に合います。

 

さらに、単語を暗記するコツが3つあります。

  1. 一度に多くの単語に目を通す
  2. 反復する
  3. 「古文単語→意味」の順で音読する

これだけで驚くほど暗記効率が上がるので、ぜひ実践してみてください。

古典文法を覚える

古文単語を覚えるだけでは、文章の構造が捉えられないので、話のテーマや趣旨を理解できません。

文章の構造を捉えるためには、古典文法を学習することが重要です。

 

古文単語同様、古典文法も現代の文法とは異なる独特なモノが多いです。

その中でも真っ先に覚えるべき事項は以下の4つです。

  1. 用言(動詞・形容詞・形容動詞)の活用
  2. 助動詞の意味・活用・接続
  3. 主要な助詞
  4. 敬語

用言の活用や助動詞の意味・活用・接続は、活用表を使って覚えるのがおすすめです。

活用表をリズムよく音読すると、覚えやすいですよ。

筆者
たとえば助動詞「けり」なら、「ラ変、けら、○、けり、ける、けれ、○、過去詠嘆、連用形接続」みたいな感じです。

 

主要な女子については、問題を解きながら調べつつ覚えるのがおすすめです。

ただし、「係助詞」(ぞ・なむ・や・か・こそなど)は「係り結び」として問題に頻出なので、早い段階で法則・意味を理解しておくようにしてください。

 

敬語は、主語を判別するために重要なので必ず覚えるようにしましょう。

意味はもちろん、「誰から誰に敬意を表しているのか」(たとえば尊敬語なら、目上の人・動作する人への敬意を表す)を理解することが大切です。

古文常識を知る

  • 結婚は同居ではなく通い婚
  • 恋愛のアプローチは手紙
  • 病の原因は物の怪
  • 10代前半に成人の儀を執り行う

など、古文常識を知ることは、古文の時代背景や記述を理解するために重要です。

 

古文常識を知っておくだけで文章のテーマや流れがグッと掴みやすくなります。

逆に、古文常識がわからなければ、単語・文法で文章の現代語訳がわかったとしても、「それが何を意味しているのか」がわからなくなります。

 

単語・文法と比べるとあまり意識されず、勉強をする学生が少ないです。

よって、古文常識を知っていれば、周りと一気に差をつけられると言えるでしょう。

 

古文常識を勉強するなら、古文常識をまとめた参考書を読み込むのが最も効果的です。

おすすめの古文常識参考書は「マドンナ古文常識217」です。

筆者
これ1冊で重要な古文常識をカバーできます。イラストなども多数活用されており、読み物としても面白いので、楽しみながら古文常識を覚えられます。

問題を解く

古文単語・古典文法・常識の学習と並行して、実際に古文の問題を解いていきましょう。

 

「単語や文法をしっかり覚えたぞ!」と思っても、実際に文章を読んでみるとなかなか理解するのは難しいものです。

特に、古文の文章は主語の省略がとにかく多く、主語を補いながらスラスラ読むためには数をこなして慣れることが重要です。

 

おすすめの古文問題集は「岡本梨奈の古文ポラリス」です。

 

入試問題から重要かつスタンダートな問題を厳選しており、解説が詳しく分かりやすいのが魅力

また、3つのレベルに分かれており、自分のレベルに合わせて演習できるのもポイントです。

  1. 基礎レベル
  2. 標準レベル
  3. 発展レベル

文章のあらすじを説明してみる

長文問題を解いた後は、文章のあらすじを説明してみましょう。

 

全文を適切に現代語訳できないとしても、あらすじ=ストーリーの流れを掴めれば、現代語訳問題以外の問題はほとんど解けます。

また、あらすじを掴むことで、現代語訳がしやすくなるというのもポイントです。

 

文章にもよりますが、ストーリーはおおむね3つの要素から構成されます。

たとえば「出家」に関するストーリーであれば、以下のようなあらすじになることが多いです。

  1. 男女の仲のもつれなど「事件」が起きて世を厭う
  2. 出家する
  3. 極楽往生

 

自分なりにあらすじを考えた後は、本文の解説や現代語訳と照らし合わせて、正しいかどうか確認しましょう。

間違えていた場合は「なぜ間違えていたのか」「どこを読み違えたのか」を確認し、修正していけば、着実に文章が読めるようになっていきます。

抜けている知識を調べる

問題演習でわからない部分や抜けている知識があった場合は、単語帳や文法書で必ず調べるようにしてください。

地道な作業で面倒に感じるかもしれませんが、わからないことをひとつひとつ潰していくことが古文をできるようにするために重要です。

音読する

本文(古文)を音読するのも効果的です。

現代語訳を読んで意味やストーリーをしっかり確認した後に、それを意識しながら本文を音読しましょう。

 

音読するメリットは3つあります。

  1. 単語と意味を関連づけて覚えられる
  2. 文章の構造を素早く捉えられられるようになる
  3. 文章のパターンを覚えられる

③について、古文には似たようなパターン(あらすじ)の文章がたくさんあります。

そのため、パターンを覚えることで、対応できる文章の数がぐんと増えます。

筆者
言い換えると、「ああ、このパターンね」と文章を読んですぐに判断できるようになるので、文章の読解スピードや問題の解答スピード・正答率が向上します。

家庭教師を利用する

ここまで古文の勉強法を解説してきましたが、「古文が苦手」と感じている人が古文をできるようにするのはやはり大変です。

やるべきことが多すぎて、挫折してしまう可能性もあります。

 

よって、独学で古文の勉強をするのが不安な人は家庭教師を利用するのがおすすめです。

古文をとことん詳しく知る先生から教えてもらう方が、独学より確実に、かつ手っ取り早く古文をできるようになります。

 

おすすめの家庭教師サービスは「オンライン家庭教師マナリンク」です。

 

オンライン家庭教師マナリンクがおすすめな理由は5つあります。

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  5. 料金体系がシンプルで分かりやすい

「古文が苦手」「古文を短期間でできるようになりたい」という方は、ぜひオンライン家庭教師マナリンクを活用してください!

 

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まとめ

「古文の内容が理解できない」を解決する勉強法を解説しました。

  1. 古文単語を覚える
  2. 古典文法を覚える
  3. 古文常識を知る
  4. 問題を解く
  5. 文章のあらすじを説明してみる
  6. 抜けている知識を調べる
  7. 音読する
  8. 家庭教師を利用する

古文ができるようになれば、ライバルと大きく差をつけられるようになります。

筆者
今回解説した勉強法を参考にして、「古文が苦手」を克服していきましょう!

勉強法を徹底的に解説した記事です。

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