高校になると、勉強する英語の難易度がぐんと高くなります。
そのうえ、覚えるべき単語の数や文法事項も多くなります。
そのため、
- 英語が全くできない
- 高校に入ってから英語が分からなくなった
- 何から勉強をすればよいかわからない
と悩む高校生はとても多いです。
そこで今回は、英語が全くできない高校生向けに、正しい英語の勉強法とおすすめの参考書を紹介します。
この記事を読めば、正しい順番で着実に英語の成績を伸ばせます!
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英語が全くできないorわからない原因
まずは英語が全くできない、わからない原因を解説します。
あなたがどれに当てはまっているか、考えながら読み進めてみてください。
中学英語がまだ身についていない
英語ができない原因1つ目は、中学英語がまだ身についていないことです。
中学英語には、英語の基礎となる内容がたくさん詰まっています。
たとえば、以下のように。
- 動詞の活用
- 接続詞
- 比較
- 不定詞
- 現在完了
- 分詞修飾
- 関係代名詞
中学英語で学ぶ基礎事項を知らなければ、英文は読めません。
語彙力が足りない
英語がわからない原因2つ目は、語彙力が足りないことです。
高校になると、覚えるべき単語の種類と量はぐんと増えます。
そのため、単語学習をおろそかにしていると、どんどん英文が読めなくなっていきます。
文法の理解が足りない
英語がわからない原因3つ目は、文法の理解が足りないことです。
高校英語では、中学英語より難易度の高い文法事項を多数扱います。
たとえば、仮定法は理解するのが難しい文法事項です。↓
仮定法とは | 「もし~だったら」という意を表す文法事項。ポイントは「現実には起こっていない」ということ。 |
仮定法過去(現在のことについて現実とは違う仮定をする) | If + 主語1 + 過去形動詞 + ~, 主語2 + 助動詞過去形 + 動詞の原形 + ~ |
仮定法過去完了(過去のことについて現実とは違う仮定をする) | If + 主語1 + had + 過去分詞 + ~, 主語2 + 助動詞過去形 + have + 過去分詞 + ~ |
このような難しい文法事項は試験で問われることが非常に多いです。
そのため、文法をしっかり理解することが、英語をできるようになるために大切です。
長文読解に慣れていない
英語ができない原因4つ目は、長文読解に慣れていないことです。
学年が上がるにつれて、長文読解の文字数はどんどん多くなります。
長い長文を読むには、慣れが必要です。
長文読解は試験で大きな配点を占める単元です。
そのため、段階を踏んで少しずつ長い長文に慣れていくことが、試験で得点を取るために重要です。
英語を学ぶ順番
英語で学習する内容は多岐にわたります。
そのため、「何からはじめればよいのかわからない」と悩む高校生が多いです。
英語を学ぶ正しい順番は以下です。
- 単語&文法
- 長文読解
- (必要に応じて)リスニング
- (必要に応じて)共通テスト対策
- 私立入試or国公立2次試験対策
この順にしっかり勉強すれば、着実に英語の力を身につけられます。
英語が全くできない高校生のための勉強法
ここからは英語の勉強法を解説します。
中学英語をしっかり理解する
「英文が全く読めない」と感じる人は、まず中学英語を理解することからはじめましょう。
中学英語をしっかり理解できればだいたいの英文は読めるようになりますし、高校英語で扱う難しい内容もすんなり理解できるようになります。
中学英語を勉強する順番は以下の通りです。
- 基本英単語をおさえる
- 文法を勉強する
- 高校入試レベルの長文問題を解いてみる
単語力をつける
中学英語を理解できたら、大学入試で必要な単語の学習をはじめます。
使う単語帳は、大学受験向けのものであれば基本的になんでもOKです。
単語学習をするときに大切なことは、1冊まるまるしっかりやりきることです。
大学受験向けの単語帳を1冊やりきれば、共通テストや大学入試で単語で悩むことはほぼありません。
文法を学ぶ
単語学習と同時に、以下の順で文法の勉強を進めましょう。
- 文法の意味や使い方をインプットする
- アウトプットして理解を深める
英文法のインプットにはスタディサプリを使うのがおすすめです。
ある程度基本の英文法をインプットできたら、穴埋めや英作文問題にも挑戦しましょう。
問題演習を繰り返すことで、最初はよく分からなかった内容でも、徐々に理解できるようになってきます。
また、日頃から問題演習しておけば、試験のときに必要な知識をすぐに引き出せるようになります。
長文に慣れる
ある程度単語と文法の勉強が進んだら、長文読解に慣れていきましょう。
何度も何度も長文を読んで、長い英文を読む体力とたくさんの情報を整理する力を身につけます。
最初は300文字くらいの長文からはじめてみてください。
「無理なくスムーズに読めるようになってきたな」と感じたら、少しずつ文字数の多い英文に挑戦していきましょう。
英語の学習効果を上げるために意識すべきポイント
ここからは英語の学習効果を上げるために意識すべきポイントを紹介します。
継続する
英語学習で最も大切なことは、毎日継続することです。
- 毎日英単語帳を5ページ読む
- 毎日文法を10つ復習する
- 毎日長文問題を1題解く
少しでもいいので、毎日英語に触れる時間を作ってください。
最初は結果が出ないかもしれません。
しかし、英語の勉強を続けていれば、必ずぐんと実力が伸びるタイミングが訪れます。
反復する
英単語・英文法を一度勉強しただけで覚えられる人はいません。
何度も反復することではじめて、知識が定着します。
たとえば、5日間で単語を100単語覚えたい場合を考えましょう。
この場合、「1日20単語しっかり×5日」より「1日100単語さらっと×5日」の方が圧倒的に暗記の効率が高くなります。
レベルに合った教材を使う
自分のレベルに合わない教材を使ってしまうと、学習の効率はぐんとダウンします。
長文読解の教材を例に考えてみましょう。
レベルが低い教材を使えば、英文はスラスラ読めますし問題もすんなり解けちゃうので、気分はいいかもしれません。
しかし、学べることは何もありません。
また、レベルが高すぎる教材を使ってしまうと、そもそも英文の内容が分からず挫折してしまいます。
学習効果を最大限にするためには、「自分のレベルより少し高い」=「スムーズには解けないけど考えれば解ける」教材を選ぶことが大切です。
英語が全くできない高校生におすすめの参考書
ここからは英語が全くできない高校生におすすめの参考書を紹介します!
中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本
中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本は、中学英語で特に重要なポイントをおさえた参考書です。
中学英語をさくっと復習したい高校生におすすめです。
速読英単語 必修編
速読英単語必修編は、学習する単語を使った英文が載っている単語帳です。
文脈と単語の意味を関連付けながら学習を進められるので、英単語がぐんと覚えやすくなります。
単語力と読解力・速読力を同時に身につけたい高校生におすすめです。
英単語ターゲット1900
英単語ターゲット1900は、受験で必須の英単語を「でる順」に学習できる単語帳です。
3つのパートに分かれています
- 常に試験に出る基本単語800語
- 常に試験に出る重要単語700語
- ここで差がつく難単語400語
頻出の単語から順に覚えていきたい高校生におすすめです。
総合英語Evergreen
総合英語Evergreenは、英文法の「なぜ?」を本質から解説する参考書です。
英文法の基本から発展まで、網羅的に勉強したい高校生におすすめです。
Next Stage 英文法・語法問題
Next Stageは、共通テストで「差をつける」レベル&難関大入試で「合格ラインに到達できる」レベルの内容を扱う参考書です。
英文法のインプットとアウトプットを同時にしたい高校生におすすめです。
やっておきたい英語長文シリーズ
やっておきたい英語長文シリーズは、以下の4部構成です。
- やっておきたい英語長文300
- やっておきたい英語長文500
- やっておきたい英語長文700
- やっておきたい英語長文1000
段階を踏んで長文読解に慣れていきたい高校生におすすめです。
英語が全くできないなら個別指導を利用するのもおすすめ
ここまで英語が全くできない高校生のための勉強法と参考書を紹介してきました。
しかし、ゼロから英語を独学で勉強するのはとても大変です。
勉強しても思うように英語の成績が上がらず、途中で挫折してしまう可能性もあります。
本気で英語ができるようになりたいなら、個別指導のトウコベを利用するのがおすすめです。
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まとめ
- 英語が全くできない
- 英語がわからない
という高校生に向けて、正しい勉強法とおすすめ参考書を紹介しました!
英語は受験において特に重要な科目です。
勉強する内容が多岐にわたり、難易度も高いですが、正しい順序でしっかり勉強すればだれでも英語はできるようになります。
ぜひ参考にしてみてください!