【英検準1級】勉強法と戦略!【高校生で独学で合格した私のとっておき】

私は受験勉強を始めた当初、英語の偏差値は52くらいでした。しかし、独学で受験勉強を続けていくうちに、めきめきと成績を上げることに成功し、最終的には偏差値が70を超えました。

 

受験勉強をするついでに英検準1級を受けてみたところ、なんと短期間の対策で受かってしまったんです。しかも、単語の勉強やライティングの対策は一切してません。

 

留学経験なし。もちろん、帰国子女でもありません。私が英検準1級合格のために頑張ったのは、ただ情報を集めて戦略を立てるだけでした。

 

今回はその戦略を教えちゃいます。また、具体的な勉強法も伝授します。

 

「部活や友達との遊びで忙しい…。でも、英検準1級を取りたい!」って高校生はぜひご覧ください!

 

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高3になってから受験勉強開始→勉強のやり方が全く分からず試行錯誤→独学での勉強法を確立→旧帝大理系に次席で現役合格
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英検準1級をまともに合格するのは難しすぎる…

英検準1級に、まともに対策して合格しようとするのはとても大変です。

 

どのくらい大変かっていうと、こんなに大変です↓(必要単語力の比較)

  •  英検準2級 → 約3,500単語
  •  英検2級 → 約5,000単語
  •  英検準1級 → 約7,500単語(!?)

単語の数だけで比べても、2級と準1級では圧倒的な差があります。また、単語自体もぐんと難しくなります。

 

実際、私が英検準1級の単語帳をはじめてみたとき、その難しさに驚きました。見たことない単語だけが載っているページもありました。(英検2級なら、受験勉強でよく見る単語も多かったのに…)

 

「受験勉強をしてるから、あまり時間をかけたくないな~。」って思ってた私は、そこで諦めかけました。

 

しかし、「諦めるのはまだ早い!!」ってことで今度はいろいろ調べて、楽に合格する方法を考えました。

 

こりゃびっくり!英検のスコアの仕組み

実は、英検のスコアにはこんな特徴があります。

 

それは、「満点近い点数(素点)を取るほど、点数の上り幅がでかい!」ということ。

どういうこと?

まず、英検には「素点」という考え方があります。

 

素点は、「試験に登場する問題数のうち何問取れたのか」、その数を表します。

 

素点の例↓

  •  リーディング: 20 / 30
  •  この20がリーディングの素点になります

素点を基にスコアを計算するします。実は、スコアの計算方法がびっくりするほど極端なんです↓

素点満点は30点、スコア満点は750点と仮定

・素点20点 → スコア500点

・素点25点 → スコア550点

・素点28点 → スコア640点

・素点30点 → スコア750点

※満点の設定やスコアの計算については、正確なものではありません。

こんな感じのスコアになるんです。

 

偏差値50侍
スコアの上がり幅が全然違うのだ!

 

素点が「20点→25点」に上がっても、スコア自体は50点くらいしか変わりません。

 

一方、「25点→28点」では90点、「28点→30」点では110点もの上がり幅があります。

 

合格のための考え方と戦略

ここで、私は気づきました。

 

「満遍なく点数を上げるより、一つの科目に集中した方がいいのではないか」

 

先ほど言ったように、単語量と長文の難しさなどを考えると、リーディングで高得点を取るのは現実的ではありません。

 

また、英検のライティングはそもそもあまり得意ではないし、採点方法も不透明だから、私が高得点を取るのは難しいと感じました。

 

一方、リスニングは他の分野と比べて、「英検特化の対策をすれば」短期間で上達させることが可能です。

 

英検準1級のリスニングの最大の問題は、読むスピードのはやさ。しかし、内容自体はそこまで難しくありません。

 

そのため、リスニングで満点近くを取るためには、「英語を聞き取って、英語のまま頭の中で処理できるようになること」が重要です。そして、聞いた英語の処理スピードを上げるには、後述するとっておきの方法があります。

 

その方法を実践した結果、リスニングではほぼ満点を取ることができ、英検1次試験も高いスコアで突破しました。(ちなみに、リーディングとライティングは平均点よりかなり低かったです…。)

リスニング力を鍛えた方法→オンライン英会話

先ほど説明した通り、英検準1級のリスニング最大の問題は「音読スピードがはやい」ことです。音読スピードがかなり速くて話される英語を処理できず、その情報量に圧倒されます。

 

逆に言えば、どんどん話される英語を処理することが出来れば、簡単に点数を取れちゃいます!そこで、「英語を英語のまま脳内で処理する練習ができるサービスはないかな?」と考えていろいろ探しました。

 

その結果、オンライン英会話なるものを発見。「これだ!」と思って、いろんなオンライン英会話の無料体験レッスンを探して受けました。

 

オンライン英会話で英語処理能力が上がる理由

オンライン英会話はその名の通り、オンラインで英会話の練習をするためのサービスです。

 

もちろん、英会話では自分で英語をすらすら話せることが大事です。同時に、「相手が話す英語を素早く処理する」能力も必要なんです。

 

この能力は、英検準1級のリスニングで必要な能力と一致してます。

 

短期間で「聞いた英語の処理スピード」を鍛えるには、間違いなくオンライン英会話がベストです。

 

私の場合は10回ほどレッスンを受けただけでめちゃくちゃ上達しました。

 

幸いにも、多くのオンライン英会話は無料体験レッスンを実施しています。それらを活用すれば、無料で英語処理能力は段違いに向上します。

 

無料体験ができるオンライン英会話は学生向け、おすすめのコスパがいいオンライン英会話の無料体験まとめで紹介してます!

 

ついでに、英検の2次試験対策も

私は英検準1級のリスニング対策としてオンライン英会話を使い始めました。そして、1次試験に受かった後は2次試験の面接対策にも使いました。

 

「英語を話すのに慣れてない」とか「英語を話すの少し恥ずかしい」って方は、ぜひ面接対策にも使ってみてください。

 

英会話に慣れているのと慣れていないのでは、全然違いますよ!本番で焦らないためにも、オンライン英会話を使って面接対策をすることをおすすめします。

 

ちなみに、私は英検に合格した後もオンライン英会話で海外の方とお話しするのが楽しくて、しばらく使い続けました。その結果、今では日常生活なら全く支障ないレベルまで英会話が上達してしまいました。(笑)

【余談】英検は高校生のうちに行けるところまで取るのがおすすめ

ここからは余談です。

 

高校生のみなさん、英検は行けるところまで取っておくのがおすすめです。

 

というのも、大学入ってからは英語に触れる機会は減ってきます。なので、積極的に勉強しない限り英語の能力は落ちていきます。

 

「大学受験の当日が一番英語できてた」っていう人は多いです。失った能力を後からもう一度養うのはとても大変ですし、自分の能力が落ちていることを知ったら(経験上)がっくりします。

 

なので、生涯で一番勉強ができるこの時期に、英検を取っておくと楽ですよ。後になって英検が必要になったとき、再度勉強して取るっていうのは大変です。

 

まあ、「英検準1級を持っていることが何かに役に立った」なんてことは、今のところないんですけどね。(笑)

まとめ

受験勉強のかたわら、英検準1級に合格したときの戦略について紹介しました。当時私は受験生で結構忙しく、本格的には英検の対策をしたくありませんでした。

 

そこでいろいろ調べて考えた結果、「英検のスコア採点方法の変な特徴」に気づき、戦略立てて短期間で合格することが出来ました。

 

私の場合はリスニング対策でしたが、得意な人はライティング対策が一番効率的だと思います。実際、多くの準1級合格者はライティングで高得点を取る人が多いようです。

 

「リーディング・リスニング・ライティング」どれを対策するかは人によって違います。

 

今回の考え方を参考にして、「どれが一番得意なのか」、また「英検の方式に対応できそうなのか」を考えながら、自分なりの戦略も考えてみてください!