今回は、新数学演習のすべてを解説します!
- 新数学演習ってどんな問題集?
- 新数学演習のレベルは?
- 新数学演習の問題数は?
これを読めば新数学演習についてはばっちりです!
現役旧帝大生(次席合格)。共通テスト現役第1期&776点。二次試験得点率85%越え。英検準1級&TOEIC975。本ブログで受験生や大学生に役立つ情報を発信中!
新数学演習のレベル
新数学演習のレベルは「入試応用~入試最難関」です。
新数学演習には、各難関大学の「捨て問」と言われる問題が揃っています。
つまり、普通の受験生なら「捨てる」=「諦める」問題ばかりです。
1問1問時間がかかるのはもちろん、豊かな発想力が必要な問題もたくさん載っています。
新数学演習の問題数
新数学演習の問題数は以下の通りです。
章/テーマ名 | 問題数 |
1章/数と式、方程式・不等式 | 17問 |
2章/場合の数 | 12問 |
3章/確率 | 16問 |
4章/整数 | 16問 |
5章/数列 | 18問 |
6章/三角比・図形 | 15問 |
7章/ベクトル | 15問 |
8章/座標 | 13問 |
9章/2次曲線 | 8問 |
10章/複素数平面 | 12問 |
11章/極限 | 12問 |
12章/微分法とその応用 | 15問 |
13章/積分法 | 16問 |
14章/積分法の応用 | 17問 |
15章/総合演習 | 26問 |
合計で「228問」です。※年度によって問題数は異なります。
各単元、15問程度の非常に難しい問題が揃っています。
新数学演習の良い評判・評価・口コミ
新数学演習の良い評判を調べました!
- 受験数学マニアにとって最高
- じっくり考えることで思考力が磨かれる
新数学演習の問題は「とても難しい」です。1問解くのに20~40分はかかります。
その過程で何度も考えて「試行錯誤」を繰り返すので、思考力が身につくのが新数学演習を使うメリットです。
新数学演習の悪い評判・評価・口コミ
新数学演習の悪い評判についてもまとめました!
- 難しい&オーバーワーク
- 時間がかかりすぎて受験生には不向き
- 解説をかなり省略している
一番多かったのは、「難しすぎてオーバーワークになる」という口コミ。
新数学演習には「受験生なら捨てるべき問題」が揃っています。
ほとんどの人にとって解けるようになる必要はないので、オーバーワークになる可能性が高いです。
また、1問にかかる時間が膨大で問題数も多いため、時間がない受験生にはそもそも不向きという意見もありました。
あと、解説がかなり省略かなりされています。
そのため、「書いていないところを自分で補って読み進める」ことが必要です。
とはいえ、基礎力があれば難なく解答解説を理解できるので、解説の省略に関してはさほど心配しなくて大丈夫です。
新数学演習はいらない!
ここまでの話で、新数学演習の恐ろしさが分かったかと思います。
ぶっちゃけてしまうと、ほとんどの受験生にとって新数学演習は必要ありません。
- 「時間に余裕がある」
- 「いろんな問題に触れたい」
- 「自分の力を試したい」
こんな人だけが使うマニアックな問題集です。
基本的には使わないで大丈夫。
むしろ「使わない方が良い」と思います。
新数学演習を実際に使っていた正直な感想
私は受験生の頃、「興味本位」で新数学演習に手を出しました。
そんな経験にも基づいて、新数学演習の「良いところ」と「悪いところ」を紹介します。
良いところ
私が使っていた思った新数学演習の良いところは、こんなところです。
- 知らなかったことを学べる
- 暇つぶし&気分転換になる
- 問題が難しいので解けると嬉しい(特にD問題)
新数学演習には、普通の受験勉強をしていたら見かけない問題がたくさん載っています。
そのため、受験終盤になっても、自分がまだ知らない考え方や解法・アプローチが学べます。
また、暇つぶしや気分転換になるのもポイントです。
問題が難しいので、たくさん考える必要があります。
自ずと時間もかかるので、暇つぶしには適していますね。
ほかの科目を勉強して飽きたときの、気分転換としても使えます。
さらに、新数学演習を使うメリットとして、「解けたときの達成感」も挙げられます。
新数学演習では、各問題のランク(難易度)がA~Dで設定されています。
A~B問題が入試基礎~標準、C問題が入試応用くらい。
D問題は入試最難関レベルです。
新数学演習問題の多くはD問題です。
D問題は本当に難しい分、解けたときの嬉しさは何物にも代えがたいです。
悪いところ
私が使っていて思った新数学演習の悪いところは、こんなところです。
- いろんな解法を知りすぎて成績が落ちた
- 私にとってはオーバーワークだった
新数学演習で演習経験を積むと、さまざまな考え方や解法を勉強できます。
「知らなかったことを学べる」という意味では良い点です。
しかし私の場合、「解法の選択肢」が増えすぎて、簡単な問題でも解き終わるまで時間がかかってしまうというありえない事態に。
私が目指していたのは普通の旧帝大なので、間違いなくオーバーワークでした。
まとめ
新数学演習のレベルは「入試応用~入試最難関」です。
各大学で過去に出題された中から、いわゆる「捨て問」レベルの問題がずらーっと並んでいます。
問題数は230問前後。各単元、15問程度の非常に難しい問題がそろっています。
・じっくり考えることで思考力が身につく
・難しすぎる&オーバーワーク
・時間がかかりすぎるので受験生に不向き
・解説をかなり省略している
ほとんどの受験生にとって、新数学演習はオーバーワークになるので使う必要はありません。
むしろ、使わない方がいいでしょう。
・知らなかったことを学べる
・暇つぶし&気分転換になる
・問題が難しいので解けると嬉しい
悪いところ
・解法を知りすぎて成績が落ちた
・私にとっては完全にオーバーワークだった
「いけるだろ!」て思って手を出した新数学演習。
ほとんどの受験生は同シリーズの「新数学スタンダード演習」で十分です。
いつから使う?新数学スタンダード演習(スタ演)のすべて【レベル、問題数、評判】
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