【いらない!】新数学演習のすべてを解説!【レベル、評価など】

新数学演習は、数学の難しい問題を求める受験生が最後に行き着くような、鬼難易度の問題集です。

 

今回は、高校数学の網羅系問題集としてはゴールといっても過言ではない新数学演習のすべてを解説します。

 

受験生の頃に新数学演習をかなり愛用していた私の経験談も交えています。

 

ぜひ参考にしてください!

 

新数学演習はいらない!

 

解説に入っていく前に、新数学演習が必要ないという話を先にさせてください。

 

私は、新数学演習が受験対策用の問題集ではないと思います。

 

「時間に余裕がある」「いろんな問題に触れたい」「自分の力を試したい」

 

こんな人だけが使うマニアックな問題集です。

 

受験対策がしたい人には必要ない、むしろ使うべきではない問題集です。

 

新数学演習の評価・評判

 

新数学演習の評判を、良い評判と悪い評判に分けて紹介します。

 

良い評判、肯定的な意見

 

良い評判と肯定的な意見↓

  •  受験数学マニアにとって最高
  •  じっくり考えることで思考力が磨かれる

 

全体として、良い評判はあまり見られませんでした。

 

問題がとても難しく最低でもそれぞれ30~50分は考える必要があり、その過程で思考力が鍛えられるという意見が多かったです。

 

偏差値50侍
続いて、悪い評判、否定的な意見についてじゃ!

 

悪い評判、否定的な意見

 

悪い評判と否定的な意見↓

  •  難しい、オーバーワーク
  •  時間がかかりすぎて、受験生には不向き
  •  解説をかなり省略している

 

良い評判よりも悪い評判の方が目立ちました。

 

やはり一番多かったのは、難しすぎてほとんどの人にとってはオーバーワークになるっていう意見でした。

 

また、一問にかかる時間が膨大で問題数も多いので、時間がない受験生は使うことができないという意見も多かったです。

 

実際、新数学演習は毎年9月・10月の増刊雑誌として販売されます。

 

9月・10月は受験の終盤、つまり多くの受験生が赤本に移行していく時期です。

 

そんな時期に、この問題集を使う時間を取るのは困難です。

 

あと、解説がかなり省略かなりされています。

 

なので、行間を読む必要があります。とはいえ、基礎力があれば難なく理解できるので心配いりません。

 

 

偏差値50侍
続いて、新数学演習のレベル、難易度についてじゃ!

 

新数学演習のレベル、難易度

新数学演習のレベル、難易度は間違いなく「受験最難関」レベルです。

 

基本的に当書に出てくる問題は、各難関大学のいわゆる「捨て問」くらいの難易度のものが多数です。

 

普通の受験生なら本番で捨てる問題を扱っているので、最難関と表現するのが正しいと思います。

 

偏差値50侍
続いて、新数学演習の問題数についてじゃ!

 

新数学演習の問題数

 

新数学演習の問題数は毎年変わりますが、「230問前後」です。

 

各単元、だいたい15問前後の非常に難しい問題がそろっています。

 

偏差値50侍
続いて、受験生の頃に実際に使っていた拙者による、使用感レビューじゃ!

 

新数学演習を実際に使っていた感想

 

私は受験生の頃に、挑戦する気持ちで新数学演習を使っていました。

 

その使用感についてぶっちゃけます。

 

良いところ

 

私が思う、新数学演習の良いところはこんなところ↓

  •  知らなかったことが学べる
  •  暇つぶし、気分転換になる
  •  問題が難しいので、解けると嬉しい(特にD問題)

 

新数学演習には、普通なら演習しないような問題がたくさん載っています。

 

受験終盤になっても自分の知らないアプローチが学べます。

 

新たな発見になり、受験本番でも応用できることもいくつかありました。

 

次に、暇つぶし、気分転換になります。

 

問題が難しくて考える必要があり、それに応じて時間も多くかかります。

 

受験勉強で他の科目を勉強して飽きたときには、気分転換としてよく使っていました。

 

しかも、長い時間をかけて解けるととても嬉しいです。

 

新数学演習では各問題のランク(難易度)が設定されています。

 

A<B<C<Dの順で難しくなります。

 

D問題はかなり時間がかかりましたが、解けたときの嬉しさは他では味わえません。

 

時間がある人なら、気分転換として使ってみてもいいかなと思います。

 

偏差値50侍
続いて、悪いと思うところについてじゃ!

 

悪いところ

 

私が思う、新数学演習の悪いところはこんなところ↓

  •  いろんな解法を知りすぎて、成績が落ちた
  •  私にとってはオーバーワークになった

 

こんな感じですね。

 

この問題集をずっと使っているといろんな解法、アプローチを知ることになります。

 

知らなかったことが学べるという意味では良い点です。

 

しかし私の場合、解法の選択肢が増えすぎて、簡単な問題でも解くのに時間がかかるように。

 

その結果、一時期成績が落ちちゃいました(笑)。

 

過去問演習をすると感覚が戻り成績も上がったので大丈夫でしたが、当時はかなり焦りましたね。

 

私の目指していた旧帝大の数学は難しくないので、明らかにオーバーワークでした。

 

まとめ

 

新数学演習のレベル、難易度は最難関です。

 

問題数はだいたい230前後。各単元15つ程度の非常に難しい問題がそろっています。

 

良い評判

  •  受験数学マニアなら最高
  •  じっくり考えて思考力が磨かれる

 

悪い評判

  •  難しすぎる、オーバーワークになる
  •  時間が非常にかかるので、受験生が使いづらい
  •  解説の省略が多い

 

個人的に良いと思ったところ

  •  知らなかったアプローチが学べた
  •  気分転換、暇つぶしに使える
  •  難しい問題を考えて解けたとき、嬉しい

 

個人的に悪かったところ

  •  多くの解法を知りすぎて、成績が落ちた
  •  私にはオーバーワークだった

 

各大学で過去に出題された中から、いわゆる「捨て問」レベルの問題がずら~っと並んでいます。

 

普通の受験生なら間違いなく必要ない問題集でしょう。

 

また、一問一問かなり時間がかかるので、時間に余裕がない受験生ならなおさら使わない方が身のためです。

 

難関大受験生でも、当書と同シリーズで難易度が一つ下の「新数学スタンダード演習」で十分でしょう。

 

新数学スタンダード演習について詳しくはを新数学スタンダード演習(スタ演)の評判とレベル、使用感のレビューご覧ください!

 

とはいえ、「時間に余裕がある」「いろんな問題に触れたい」「自分の力を試したい」という人は新数学演習にも挑戦してみると面白いですよ!

 

以下の記事もぜひご覧ください!

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