【大学受験】独学のためのスケジュールの立て方5STEPを旧帝大生が解説!

偏差値50侍
ハロー。偏差値50侍じゃ。今回は独学の勉強計画・スケジュールの立て方についてじゃ!

 

大学受験に独学で挑むなら、勉強計画・スケジュールを立てることが重要です。

 

とはいえ、その方法についてよく分からない人も多いでしょう。

 

私も受験をはじめた当初は

 

「なんとなく、こんなかんじかな~?」

 

って勉強計画を立てていました。

 

しかし、その経験が蓄積するにつれ、効果的な勉強計画の立て方が分かるようになりました。

 

そこで今回は、勉強の効果を最大限に高める、独学のための勉強計画の立て方を紹介します。

 

勉強計画を立てるメリットとデメリット

 

まずは勉強計画を立てるメリットとデメリットを紹介します。

 

勉強計画を立てるメリット

 

メリットはこんな感じです↓

  1. 勉強の指針になる
  2. 自分がいる位置が分かる
  3. 頭の中を整理できる
  4. 目の前の勉強に集中できる
  5. 仮説と検証を繰り返せる

 

勉強の指針になる

 

今後の勉強の方向性を定めることができます。

 

そうすれば、自分の中で迷いを感じることがなくなり、目標に向かって突き進むことができます。

 

逆に方向性が定まっていなければ、あっちこっちいったりきたりします。

 

その結果、すべてが中途半端になってしまうんです。

 

自分がいる位置が分かる

 

「今、どのくらいの力がついているのか」

「この時点で、どのくらい力がついていればいいのか」

「このまま続けても大丈夫なのか」

 

自分がいる位置が分かれば、目標までの距離感もわかります。

 

すると、今のスケジュールに従ってもいいのか、それとも修正すべきなのか、判別つきます。

 

もし間に合いそうになくても、今後のスケジュールを修正すれば挽回できます。

 

頭の中を整理できる

 

スケジュールを立てる段階でいろいろ調べるので、これから自分が何をすればいいのか、整理できます。

 

例えば、「いつ、どの模試を受けるのか」など。

 

受験が近づいてくると、勉強で頭がいっぱいになり他のことを考える余裕がなくなってきます。

 

事前にスケジュールを立てていれば、余計なことを考えずに、勉強に集中できます。

 

目の前の勉強に集中できる

 

今やること、これからやることを分けられるので、目の前の勉強に集中できます。

 

スケジュールが無かったら

 

 

「あれをやろうかな」

「こっちもやらないと」

 

 

とあたふたして、結局集中できなくなります。

 

仮説と検証を繰り返せる

 

「勉強計画を立てること」と「スケジュールに従うこと」は仮説と検証の関係に似ています。

 

これからのことは誰にも分かりません。

 

だからこそ、勉強計画という仮説を立てることは大事です。

 

仮説に従った結果、自分が成長できているなら、その勉強計画は正しいことになります。

 

逆にそうでないなら、また勉強計画・仮説を修正する必要があります。

 

この、トライ&エラーを繰り返すことで、だんだんと勉強計画に磨きがかかってきます。

 

勉強計画を立てるデメリット

 

デメリットはこんな感じです↓

  1. 達成することに執着してしまうことがある
  2. 最初は難しい

 

達成することに執着してしまうことがある

 

「スケジュール上、絶対に今日は〇時~△時まで勉強するんだ!」

 

みたいに執着してしまうことがあります。

 

これがスケジュールを立てたときの一番のデメリットです。

 

何が起こるか分からないので、スケジュールが守れない日もあるでしょう。

 

後半で紹介しますが、スケジュールには柔軟性が必要です。

 

たとえ1日2日スケジュールが守れなくても、それを補える時間を作れば大丈夫ですよ。

 

スケジュールを立てる目的は、それを達成することではなく、志望校に合格することです。

 

最初は難しい

 

スケジュールを立て慣れていない人は、最初かなり苦労するでしょう。

 

私も何も情報がない状態からスケジュールを立てたので、めちゃくちゃ大変でした。

 

スケジュールを立てるのに、2日かかりました。

 

とはいえ、たった2日勉強するよりも、今後10か月のスケジュールをざっと立てる方が、最終的な到達点は圧倒的に高いです。

 

おおまかでいいので、後半で紹介している勉強計画の立て方を参考にしながら、やってみましょう。

 

独学には勉強計画・スケジュールが不可欠

 

独学だからこそ、勉強計画を立てることが重要です。

 

塾や予備校に通っているなら勉強計画の代わりに、カリキュラムがあります。

 

しかし、独学にはカリキュラムなんてものはありません。

 

自分で勉強計画を立てなければ、今後のことが何も分かりません。

 

スケジュールがない勉強は、羅針盤のない船旅と同じです。

 

目的地までの距離や方向が分からず、行き当たりばったりの航海なってしまいます。

 

独学だからこそ、自分の志望校に向けたスケジュールを立てることが大切です。

 

これから、具体例を交えながら、その方法について紹介します。

 

勉強計画の立て方

 

効果的な勉強計画の立て方を、5STEPに分けて紹介します。

 

時間をかけてもいいので、1つずつ、ゆっくりやっていきましょう。

 

スケジュールは1冊のノートやスマホにまとめておくことがおすすめです。

 

ノートに書く場合は、鉛筆やシャーペンなど、修正できるもので書きましょう。

 

最初に決めたスケジュールが完璧なわけがありません。

 

今後修正していく必要があるので、書き直せるものにしておくのが良いでしょう。

 

STEP1:志望校を決める

 

まず、志望校がないことには計画の立てようがありません。

 

仮の志望校でもいいので、いくつか大学をピックアップしてみましょう。

 

志望校を決めたら、その過去問を見て問題の傾向を把握しておきましょう。

 

大学によって、問題の傾向が全然違います。

 

なので、的外れな対策をしないために、過去問を見ておくことが必要です。

 

理想は、絶対に行きたい!って思える志望校があることです。

 

どうしても志望校が決められないって人は、自分がどのくらいのレベルに到達したいのか考えてみてください。

 

「最終的に偏差値60くらいの大学に入りたいな~」

 

みたいな感じです。

 

到達したいレベルに近い大学を仮の志望校としておきましょう。

 

STEP2:逆にたどる

 

志望校・到達レベルを決めたら、そこから逆にたどっていきます。

 

「志望校に合格するために必要な能力は?」

「その能力をつけるために何をすればいい?」

「受験の3か月前にはこれくらい必要だろう」

「6か月前にはこれくらい」

~~~

「今後1か月はこれくらい」

 

みたいな感じです。

 

これが計画を立てる上での目安になってきます。

 

先に今後1か月について考えてしまうと、最終的に目標に到達できるのか分かりません。

 

 

逆にたどることが重要です。

 

 

このとき、自分が受けるべき模試もピックアップしておきましょう。

 

大学別模試や全国模試、共通テスト模試などいろんな種類があります。

 

人によって異なりますが、基本的には大学別模試と共通テスト模試を中心にするのが良いでしょう。

 

STEP3:科目別に、長期的な計画を立てる

 

ここから、実際に計画を立てていきます。

 

まずはSTEP2で得た目安に従って、科目別に長期的な計画を立てます。

 

具体的には、「11月までに英語の偏差値を60に」みたいな感じです。

 

できれば、数値などがあればいいでしょう。

 

たとえば数学の問題集について、「7月~9月で300ページ終わらせる」みたいな感じです。

 

「ノートを10冊使う」みたいな感じもおすすめです。

 

ここは難しいので、とりあえずざっとで大丈夫です。

 

3か月単位・6か月単位などの計画を立てることができたら十分でしょう。

 

STEP4:科目別に、短期的な計画を立てる

 

次に、だいたい1か月単位で、短期的な計画を立てましょう。

 

短期的な計画は、STEP3で立てた長期的な計画に基づいて考えましょう。

 

たとえばSTEP3で、「4月~6月で300ページ終わらせる」という長期的な目標を立てたとします。

 

そうしたら、短期的な目標は「4月中に100ページ」ということになります。

 

STEP5:今後1週間の計画を立てる

 

今までに立ててきた計画をさらに具体化・分解します。

 

今後1週間の計画を立てましょう。

 

このとき重要なのは、サボること・計画通りにいかない可能性を考慮することです。

 

たとえば、土曜日をフリータイムにしましょう。

 

そうすることで、月曜日に勉強できなかったとしても、土曜日でカバーすることができます。

 

つまり、土曜日はしわ寄せを調整するためのクッション・緩衝材になるんです。

 

すると、スケジュールの柔軟性が上がります。

 

もしサボった日がないのなら、土曜日は自由に過ごして大丈夫です。

 

最初から土曜日抜きで計画を立てているので、何をしても問題ありません。

 

お出かけや息抜き、リフレッシュに使いましょう。

 

もちろん、やる気と元気がある人は、土曜日に勉強しても大丈夫ですよ。

 

ちなみに、フリーにするのは土曜日じゃなくても良いですよ。

 

1週間が終わったら、振り返りをしましょう。

 

「勉強計画はちょうどよかったのか」

「予定通り目標に近づけたのか」

 

こういう振り返りに基づいて少しずつ改善しながら、また1週間の計画を立てましょう。

 

これを繰り返しましょう。

 

定期的に勉強計画を修正しよう

 

勉強計画の立て方を、具体例を交えながら説明してきました。

 

しかし、それに従っても、はじめから素晴らしい勉強計画を作ることは不可能です。

 

上の方で言ったとおり、「勉強計画を立てることと実践」は「仮説と検証」に似ています。

 

仮説を立てる

検証(正しいかどうか)

修正・改善

新しい仮説を立てる

 

これが必要です。

 

なので、定期的にスケジュールを見直しましょう。

 

長期的なスケジュールは1か月ごとに、短期的なスケジュールは毎週見直すみたいな感じです。

 

慣れてきたら修正・改善することも少なくなってきます。

 

そうすれば、自分にとってベストなスケジュールに近づいていきます。

 

まとめ

 

勉強計画の立て方を、5STEPに分けて紹介しました。

 

STEP1:志望校を決める

STEP2:逆にたどる

STEP3:科目別に、長期的な計画を立てる

STEP4:科目別に、短期的な計画を立てる

STEP5:今後1週間の計画を立てる

 

独学にはスケジュールが不可欠です。

 

スケジュールがなければ、進むべき方向も分かりません。

 

ぜひ今回紹介したことを参考にしながら、少しずつ計画を立てていきましょう。

 

時間がかかると思うので、ブックマークなどして繰り返し読むことをおすすめします!

 

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