テストや受験に向けて、勉強計画を立てることは大切です。
しかし、スケジュールを作るのが苦手な人は多いと思います。
その理由は、「何からはじめるべきか分からないから」です。
今回は、旧帝大に次席で現役合格していた私が実際に使っていた「勉強計画の立て方」を5STEPで紹介します。
紹介する方法を使えば、誰でも簡単にスケジュールを立てられます。
現役旧帝大生(次席合格)。共通テスト現役第1期&776点。二次試験得点率85%越え。英検準1級&TOEIC975。本ブログで受験生や大学生に役立つ情報を発信中!
勉強計画を立てるメリット
まずは勉強計画を立てるメリットを簡単に紹介します。
- 勉強の指針になる
- 自分がいる位置が分かる
- 目の前の勉強に集中できる
勉強の指針になる
スケジュールを立てることで、今後の勉強の方向性が定まります。
そのため、自分の中で迷いを感じることがなくなり、目標に向かってまっすぐ突き進めます。
逆に、方向性が定まっていなければ、あっちこっち行ったり来たり。
その結果、すべてが中途半端になってしまいます。
自分がいる位置が分かる
- 「いま、どのくらいの力がついているのか」
- 「この時点で、どのくらい力がついていればいいのか」
- 「このまま続けても大丈夫なのか」
スケジュールを一通り立てることで、自分のいる位置が分かります。
自分がいる位置が分かれば、目標までの距離感もわかります。
目標までの距離感が「思ったより長い」と分かれば、あとから軌道修正できます。
そのため、テストや受験に向けて着実に実力をつけられます。
目の前の勉強に集中できる
スケジュールを立てることで「今やること」「あとからやること」が明確になります。
そのため、目の前の勉強に集中できます。
もしスケジュールが無かったら「あれもやんなきゃ」「あ、これもやんなきゃ」とあたふたしてしまうでしょう。
勉強計画はテスト・受験対策に不可欠
テストや受験に向けて、勉強計画を立てるのは非常に重要なことです。
スケジュールがない勉強は、羅針盤のない船旅と同じ。
目的地までの距離や方向が分からず、行き当たりばったりの航海になってしまいます。
勉強計画の立て方
ここからは、効果的な勉強計画の立て方を、5STEPに分けて紹介します。
時間をかけてもいいので、1つずつゆっくりこなしていきましょう。
STEP1:目標を定める
まずは目標を定めましょう。
具体的には、定期テストなら科目ごとの目標点数、受験なら志望校を決めてください。
もし志望校が決まっていない場合は、自分が気になる大学をいくつかピックアップしてみましょう。
目標を定めたら、問題の傾向を把握してください。
具体的には、定期テストならテスト範囲、受験なら志望校の過去問を確認しましょう。
特に受験の場合は、志望校によって問題の傾向は全く異なるので、適切な対策も異なってきます。
問題の傾向まで把握できたら、次に進みましょう。
STEP2:ゴールから逆算してみる
目標点数や志望校というゴールを決めた後は、そこから逆算してみてください。
→「その能力をつけるには何をすればいい?」
→「受験の3か月前にはこれくらいの力が必要だろう」
→「受験の6か月前にはこれくらい」
→…
→「じゃあ今後1か月はこれを勉強しよう」
ここは、なんとなくで大丈夫です。
STEP3:科目別に長期計画を立てる
ここから、実際に計画を立てていきます。
まずはSTEP2で行った逆算を目安に、科目別に長期的な計画を立てます。
たとえば「7月~9月で問題集を300ページ終わらせる」というように、計画は数値で表すとより効果的です。
とはいえ、長期計画もじっくり考える必要はありません。
どうせ後で少しずつ修正していくので、「なんとなく」立ててみてください。
3か月~6か月単位の勉強計画をざっと立てられたら十分です。
STEP4:科目別に短期計画を立てる
次に、だいたい1か月単位で、短期的な計画を立てましょう。
STEP3の長期計画を達成するために、直近やるべき行動を書き出してください。
やるべき行動を書き出したら、「重要度が高いもの」から短期のスケジュールに組み込みます。
重要度の決め方は人によって異なります。
それぞれの行動がどのくらい重要か分からない方は「その行動が成績をどのくらい上げるか」で判断してみてください。
成績が上がりやすい行動ほど、早い段階でやっておくべきです。
逆に、成績にあまり直結しない行動は、後で時間に余裕があったときに実行すればOKです。
STEP5:今後1週間の計画を立てる
いよいよ最後のSTEPです。STEP4で立てた短期計画をさらに具体化・分解しましょう。
具体的には、今後1週間の計画を立ててください。たとえばこんな感じに。
英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 | |
月 | ・単語帳10p ・文法強化 | ・映像授業 ・A問題集10p | ・映像授業 | ||
火 | ・単語帳10p ・長文読解 | ・古文単語帳10p | ・映像授業 | ・映像授業 | |
水 | ・単語帳10p ・文法強化 ・映像授業 | ・A問題集10p | ・B問題集30p | ・論述 | |
木 | ・単語帳10p ・映像授業 | ・映像授業 | ・長文読解 | ・アウトプット | |
金 | ・単語帳10p | ・A問題集10p | ・長文読解 ・漢文文法強化 | ||
土 | ・単語帳10p ・英文解釈 | ・A問題集10p | ・映像授業 | ・映像授業 ・アウトプット | |
日 | ・単語帳10p | ・映像授業 |
1週間が終わったら、勉強計画を振り返ってください。
- 「勉強計画はちょうどよかったのか」
- 「予定通り目標に近づけたのか」
- 「こうすればよかった」
というように、改善点がたくさん見つかるはずです。
少しずつ改善しながら、また次の1週間の計画を立てましょう。
今後は、基本的にこれを繰り返します。
勉強計画をより効果的に活用するコツ
ここからは、勉強計画・スケジュールをより効果的に活用するためのコツを紹介します。
これらのコツを意識するだけで、学習効率がぐんとアップします。
・定期的に計画を修正する
・スケジュールは1つの媒体にまとめる
・サボりや計画不実行を考慮する
・映像授業を使う
定期的に計画を修正する
やるべき行動を書き出したら、「重要度が高いもの」から短期のスケジュールに組み込みます。
しかし、はじめから完璧な勉強計画を作ることは不可能です。
そのため、仮説と検証を繰り返しながら、定期的に計画を修正することが大切です。
→検証(勉強計画の効果や達成度を測る)する
→検証に基づき修正点・改善点を見つける
→新しい仮説を立てる
最初はたくさん改善点が見つかります。
それらを少しずつ改善していくことで、自分にとってベストな勉強計画に近づいていきます。
すると、自分に合ったペースで勉強できるので、勉強の効果がぐんと上がります。
スケジュールは1つの媒体にまとめる
また、スケジュールは1冊のノートやスマホにまとめるのがおすすめです。
その理由は、一目で全体を確認するためです。
勉強計画を振り返ったり、修正したりするためには全体をすぐに確認できた方が便利です。
サボりや計画不実行を考慮する
さらに、サボりや計画を実行できない場合を考慮するのもコツです。
具体的には、フリータイムを作りましょう。たとえば、土曜日の大半の時間を「フリータイム」にしてみてください。
そうすることで、もし月曜日に勉強できなかったとしても、土曜日のフリータイムでカバーできます。
つまり、土曜日は「スケジュールを調整する緩衝材」になります。
もしサボった日がないのなら、土曜日は自由に過ごして大丈夫です。お出かけや息抜き、リフレッシュに使いましょう。
映像授業を使う
映像授業を使うことで、スケジュールがより柔軟になります。
その理由は、「勉強に充てられる時間の候補が増えるから」です。
たとえば、映像授業を使えば「バスや電車に乗っている通学時間」を活用できます。
つまり、今までは家に帰ってから勉強していたことの一部を、通学中に終わらせられます。
すると、家に帰ってから使える時間が多くなります。
多くなった時間を勉強に使えば成績がさらに上がります。
また、趣味やリラックスに使えば生活の質が向上します。
このように、映像授業を使うことでスケジュールの柔軟性がぐんとアップします。
ぜひ活用してみてください!
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まとめ
勉強計画の立て方を、5STEPに分けて紹介しました!
STEP2:ゴールから逆算してみる
STEP3:科目別に長期計画を立てる
STEP4:科目別に短期計画を立てる
STEP5:今後1週間の計画を立てる
テストや受験に向けて、勉強計画を立てることは非常に重要です。
勉強計画を立てなかったら、良い結果を残せずに後で後悔する可能性もあります。
ぜひ今回紹介したことを参考にしながら、少しずつ計画を立てていきましょう!