高校物理のおすすめ参考書・問題集7選!各教材の難易度も解説

今回は高校物理を勉強するのにおすすめの参考書や問題集を7つ紹介します!

 

高校物理は物理基礎・物理に分けられており、そのうえ勉強する必要が単元が多いです。

そのため、ほかの科目と比べても、自分に合った参考書を選ぶことが特に大切です。

 

  • 参考書や問題集の選び方は?
  • 高校物理のおすすめ参考書や問題集は?
  • そもそも良い参考書や問題集はある?

この記事を読めば、あなたにぴったりの参考書・問題集が見つかります!

 

筆者の情報
現役旧帝大生(次席合格)。共通テスト現役第1期&776点。二次試験得点率85%越え。英検準1級&TOEIC975。本ブログで受験生や大学生に役立つ情報を発信中!
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高校物理の参考書・問題集の選び方

まずは高校物理の参考書・問題集の選び方を紹介します。

難易度が適切な教材を選ぶ

高校物理の参考書や問題集を選ぶときは、教材のレベルや難易度に注目しましょう。

 

参考書・問題集のレベルが簡単すぎると、応用力がつきません。

逆に難易度が高すぎると全くと言っていいほど解けないので、時間を無駄にしかねません。

 

自分のレベルに適した教材を都度使っていくことが、着実に物理の力を身に着けるために大切です。

 

本質から説明する教材を選ぶ

物理の原理現象を本質から説明する教材を選ぶことも大切です。

 

高校物理の参考書・問題集は、大きく分けると次の2種類に分類できます。

  1. 問題を楽に解くテクニックを解説する表面的な教材
  2. 物理の原理現象を解説する本質的な教材

 

表面的な参考書や問題集を使っても、ある程度の成績には到達できます。

 

しかし、それは物理をテクニックで解いているだけに過ぎません。

学習が進むにつれて物理の難易度はぐんぐんと上がっていくため、表面的なテクニックだけでは乗り切れなくなります。

 

特に、根本理解が求められる共通テストや難関大の試験では全くと言っていいほど通用しません。

本質から解説している参考書や問題集を選ぶことが、先のことを見据えたときに重要です。

 

勉強したい単元で選ぶ

物理には5つの単元があります。

  1. 力学
  2. 波動
  3. 電磁気
  4. 原子

 

受験におけるウェイトは単元により異なり、力学や電磁気は配点が高い傾向にあります。

そのため、時間をかけて対策することが必要です。

 

参考書や問題集のなかには、単元を分けて出版しているものも多いです。

ピンポイントで必要な科目を対策できる教材を選べば、学習の効率はぐんと上がります。

 

物理のおすすめ参考書・問題集7選

では、さっそく物理のおすすめ参考書・問題集を紹介します!

宇宙一分かりやすい高校物理

宇宙一わかりやすい高校物理力学波動編宇宙一わかりやすい高校物理電磁気熱原子編

 

名称宇宙一わかりやすい高校物理
難易度基礎~標準(偏差値40~50向け)
ページ数力学・波動編:508p、電磁気・熱・原子編:600p

 

「宇宙一わかりやすい高校物理」は、「力学・波動」と「電磁気・熱・電子」の2冊で構成される参考書です。

 

見開きの左ページには、たとえ話を多用した解説が載っています。

また、右ページでは、左ページと同様の内容をイラストを使って図解しているのが特徴。

 

筆者
初学者でも物理の原理現象をイメージしやすい構成になっています。

 

また、別冊の問題集も魅力。本冊で得た知識を実際に使えるかどうか実践形式でチェックできます。

 

難易度は基礎~標準で、ページ数はどちらの冊子も500ページを超えています。

 

・数学ができなくても取り組める
・分厚い
・分かりやすい
・応用力はつかない

 

  • 教科書の内容が全く理解できない方
  • 物理法則を具体的にイメージしたい方
  • どんどん読み進めていきたい方

に「宇宙一わかりやすい高校物理」はおすすめです。

 

橋本の物理をはじめからていねいに

橋本の物理基礎をはじめから丁寧に 橋本の物理をはじめからていねいに力学編橋本の物理をはじめからていねいに熱・波動・原子編橋本の物理をはじめからていねいに電磁気編

 

名称橋本の物理をはじめからていねいに
難易度基礎~標準(偏差値40~50向け)
ページ数物理基礎:336p、力学編:240p、熱・波動・原子編:256p、電磁気編:208p

 

「橋本の物理をはじめからていねいに」は、「物理はイメージだ!」という格言で有名な「橋本淳一郎」先生が筆者の参考書シリーズです。

 

以下の4部構成になっています。

  1. 物理基礎
  2. 力学編
  3. 熱・波動・原子編
  4. 電磁気編

 

図やイラストを多数使って解説しているのが特徴。一つ一つの物理現象を直感的にイメージできます。

また、微分や積分と言った数学の知識を使わずに、簡単な言葉で説明しているので、初学者でも容易に理解できます。

 

さらに、各講の終わりには演習問題が収録されているため、学習内容をチェックできるのもポイントです。

 

・教科書代わりに良い
・イメージしやすい
・分かりやすく役に立つ
・解説が長い
・あくまで入門書

 

  • 物理が苦手な方
  • 教科書を理解できない方
  • 図解でスラスラと読み進めたい方

に「橋本の物理をはじめからていねいにシリーズ」はおすすめです。

 

漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本

漆原晃の 物理基礎・物理[力学・熱力学]が面白いほどわかる本漆原晃の 物理基礎・物理[電磁気]が面白いほどわかる本漆原晃の 物理基礎・物理[波動・原子]が面白いほどわかる本

 

名称漆原晃の 物理基礎・物理が面白いほどわかる本
難易度基礎~標準(偏差値40~55向け)
ページ数物理・熱力学:320p、電磁気:304p、波動・原子:304p

 

「漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本」は代々木ゼミナールの人気講師「漆原晃」先生によって書かれた参考書です。

以下の3部構成になっています。

  1. 物理・熱力学
  2. 電磁気
  3. 波動・原子

 

たとえ話を適切にちりばめながら、物理法則の基本原理から本質を解説しています。

そのため、物理現象のイメージをつかみやすいのが魅力です。

 

さらに、幅広い問題に対応できるシンプルで万能な解法が載っているのもポイントです。

そのうえ、単純な解法だけでなく別解が解説されているため、難問を解くためのセンスも身につきます。

 

・読みやすい
・公式の仕組みを理解できる
・わかりやすい
・解説が丁寧

 

  • 物理初学者の高校1・2年生
  • 基礎固めがしたい方

に「漆原晃の 物理基礎・物理が面白いほどわかる本」はおすすめです。

 

物理のエッセンス

物理のエッセンス力学・波動物理のエッセンス熱・電磁気・原子

 

名称物理のエッセンス
難易度基礎~応用(偏差値45~60向け)
ページ数力学・波動:165p、熱・電磁気・原子:158p

 

「物理のエッセンス」は、河合塾が出版する高校物理の王道参考書です。以下の2部構成になっています。

  • 力学・波動
  • 熱・電磁気・原子

 

物理のエッセンスの特徴は、各単元の問題の解法を解説していることです。

解法説明→例題→問題の流れで学習が進んでいきます。

 

参考書とは言いつつも、かなりの量が問題が載っているので、学習内容がどんどん定着するのが魅力です。

 

・解法マニュアル的な存在
・入門書ではない

 

  • とりあえず問題を解けるようになりたい方
  • 異なる視点から物理現象を捉えたい方

に物理のエッセンスはおすすめです。

 

▼物理のエッセンスについてはこちら▼
物理のエッセンスのすべてを旧帝大生が解説!

 

漆原の物理(物理基礎・物理)明快解法講座

漆原の物理(物理基礎・物理)明快解法講座

 

名称漆原の物理(物理基礎・物理)明快解法講座
難易度基礎~応用(偏差値50~65向け)
ページ数320p

 

「漆原の物理(物理基礎・物理)明快解法講座」は、本質的でシステマチックな解法を解説している参考書です。

厳選した入試の頻出問題と解放のノウハウが集約しています。

 

筆者
「物理攻略のバイブル」とも呼ばれます。

 

たとえやイラストなどが適切に使用されており、直感的に理解が進むのが魅力。

また、問題のボリュームが少ないので、短い期間で力を身に着けられるのがポイントです。

 

・分かりやすく問題の質もいい
・覚えることが若干多い
・癖がある

 

基礎問題を解けるようになりたい方に漆原の物理(物理基礎・物理)明快解法講座はおすすめです。

 

名問の森

名問の森物理力学・熱・波動Ⅰ名問の森物理波動Ⅱ・電磁気・原子

 

名称名問の森
難易度標準~応用(偏差値60~70向け)
ページ数力学・熱・波動Ⅰ:224p、波動Ⅱ・電磁気・原子:223p

 

名問の森は、難関大の問題を多く収録する高難易度の問題集です。以下の2部構成になっています。

  • 力学・熱・波動Ⅰ
  • 波動Ⅱ・電磁気・原子

 

実際の入試で出た良問がたくさん載っており、実践的な演習経験を積めるのがポイント。

名問の森が完璧にできるようになれば、東大などの最難関大学でも闘える力が身につきます。

 

・難関大向け
・解説が短く分かりやすい
・難しいが考えれば解ける程度の難易度

 

高校物理の総仕上げをしたい方に名問の森はおすすめです。

 

▼名問の森についてはこちら▼
名問の森のすべてを旧帝大生が解説!

 

実戦物理重要問題集 物理基礎・物理

実戦物理重要問題集 物理基礎・物理

名称実践 物理重要問題集 物理基礎・物理
難易度基礎~応用(偏差値50~70向け)
ページ数152p

 

「実践物理重要問題集 物理基礎・物理」は、大学受験頻出の問題を多数取り扱う問題集です。

 

基礎的なものから発展・応用レベルのものまで、幅広い難易度の問題を掲載しています。

問題の難易度設定は以下のように分かれています。

  • A問題:基礎~標準
  • B問題:発展~応用

 

筆者
B問題はかなり歯ごたえのある難しいものばかり。初見で解けたらすばらしい!

 

入試頻出問題のほかに、近年重要視される思考力や表現力を鍛えられる考察問題が載っているのもポイント。

 

・毎年の入試傾向に合わせて少しずつ改訂される
・解説が詳しい
・難しい

 

応用力までしっかり身に着けたい方に、実践物理重要問題集 物理基礎・物理はおすすめです。

 

物理の本質を理解したいなら映像授業を活用しよう

物理の本質を理解したいなら、映像授業を活用するのがおすすめです。

 

ぶっちゃけ、参考書だけでは物理の原理原則を理解しきれません。

特に、電磁気分野を参考書だけで理解するのはよほど物理のセンスがない限り不可能に近いです。

 

また、参考書だと、物理の現象を「自分なりに」解釈してしまう可能性があります。

自分なりの解釈は、間違っていることがほとんどです。

 

物理のインプットなら、映像授業を使う方が圧倒的に効率的です。

 

映像授業では、高校物理を知り尽くした講師が物理現象の本質をかみ砕いて解説してくれます。

そのため、「物理がどうも理解できない」「物理が苦手」な方でも、根本から理解できるのがポイント。

 

さらに、勉強法や幅広い問題に対応できる解法なんかも教えてくれるため、物理を楽しく感じられるようになります。

 

筆者
私も映像授業のおかげで、旧帝大生に次席で現役合格する力が身につきました。

 

参考書選びに迷っているなら、映像授業を使うのも1つの手です。

 

▼総合的におすすめの映像授業はこちら▼
おすすめ映像授業ランキング!旧帝大次席が10社徹底比較!

 

まとめ

高校物理基礎・物理のおすすめ参考書・問題集を7つ紹介しました。

  1. 宇宙一分かりやすい高校物理
  2. 橋本の物理基礎をはじめからていねいに
  3. 漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本
  4. 物理のエッセンス
  5. 漆原の物理(物理基礎・物理)明快解法講座
  6. 名問の森
  7. 実践物理重要問題集 物理基礎・物理

 

ぜひ参考にしてください!

 

▼物理の詳しい勉強法はこちら▼
高校物理の勉強法を旧帝大次席が徹底解説

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