- 1日何時間も勉強しているのに成績が伸びない
- 定期テストや模試で思うような結果が出ない
- 受験まで時間がなくて焦っている
勉強時間に見合うような成果が出ないと、自分を卑下してしまったり、勉強のモチベーションが低下したりします。
この状態で成績を好転させるには、やみくもに勉強しても意味がありません。
成績が伸びない原因に対して適切にアプローチすることが大切です。
そこで今回は、勉強してるのに成績が上がらない原因と、その対処法を解説します。
勉強してるのに成績が上がらない原因
勉強しても成績が上がらない人は、効率の悪い勉強法を実践したり、勉強の順序を間違っていることがほとんどです。
これから紹介する7つの原因のうち、どれがあなたに当てはまっているかチェックしながら読み進めてみてください。
基礎ができていない
1つ目の原因は、基礎ができていないことです。
基礎ができていないのに難しい内容を勉強したり、応用問題を解いたりしても、学習効果は見込めません。
たとえば英語を例に考えてみましょう。英語の基礎は英単語と英文法です。
英単語や英文法を知らない状態で長文問題に挑戦しても、何が書いてあるか全く読み解けないので手も足も出ません。
どれだけ長文問題に勉強時間をかけたとしても、読解できるようにはならないんです。
このように、基礎固めができていない状態で、勉強を次へ次へとどんどん進めてしまうと成績は上がりません。
実力に合った適切な教材を使っていない
2つ目の原因は、実力に合った適切な教材を使っていないことです。
もし簡単すぎる教材を使えば、問題を解けるので気分はいいかもしれませんが、ほかに得るものはありません。
また、難しすぎる教材を使えば、問題を解くのに多大な時間が必要ですし、解答解説を読んでも理解できないことがほとんどです。
このように自分のレベルに適した教材を使って勉強していなければ、成績は伸びません。
アウトプットしていない
3つ目の原因は、アウトプットしていないことです。
- 授業を受けるだけ
- 単語帳を読むだけ
- 参考書を読むだけ
- 解答解説を見るだけ
というインプットばかりに集中してしまう人がいます。
しかし、インプットばかりしていると、いざ試験を解くというときにインプットした内容を思い出せません。
インプットした知識をさっと引き出すためには、日ごろからアウトプットすることが大切です。
このようにアウトプットの習慣がない場合は、成績が思うように伸びません。
「理解した」と勘違いしている
4つ目の原因は、「理解した」と勘違いしていることです。
「知っている」と「使える」の間には大きな差があります。
ただ公式や知識を「知っている」だけでは、理解したことにはなりません。
このように「理解した」と思い込んで勉強を進めてしまうと、成績がなかなか伸びていきません。
勉強した気になっている
5つ目の原因は、勉強した気になっていることです。
勉強時間をたくさん確保するのは素晴らしいです。
ただ、「今日は○○時間も勉強した!」など、勉強時間だけで学習の効果を考えるのは間違いです。
学習の効果というのは、「勉強時間×勉強の質」で表されます。
そのため、どんなに勉強しても、勉強の質が低ければ、思うような学習効果は見込めません。
復習していない
6つ目の原因は、復習していないことです。
勉強したことを一度ですべて理解し、暗記できる人はいません。
繰り返し復習する過程で理解が深まり、そして知識が長期記憶として定着します。
- 参考書を1周読んだ
- 授業を受けた
などと満足して復習しない場合、成績が伸びることはありません。
ある勉強法に固執している
7つ目の原因は、ある勉強法に固執していることです。
同じ勉強法がいつまでも通用するとは限りません。
成績の伸びや学習段階に合わせて、少しずつ勉強法を変えることが必要です。
勉強しているのに成績が上がらないときの対処法
ここからは、勉強しているのに成績が上がらないときの対処法を解説します。
基礎を見直す
基礎ができていない人や、「理解した」と勘違いしている人は、基礎を見直すことからはじめましょう。
まずは各科目の基礎問題をスムーズに解けるかどうか確認してください。
解けない場合は、基礎を1からインプットすることが必要です。
基礎問題をスムーズに解けた人は、その問題を自分の言葉で解説できるかを確認しましょう。
解説できない場合は知識をただ「知っている」だけなので、「使える」ようになるまで模範の解答解説をとことん読み込んでください。
基礎ができれば難しい内容でも理解できるようになります。
応用問題や発展問題でも、基礎を組み合わせれば解けることがほとんどです。
教材を変える
実力に合った教材を使えていない人は、教材を変えてみましょう。
よどみなくスムーズに解ける教材は簡単すぎます。
また、問題を見てペンが全く進まない教材は難しすぎます。
適切な教材というのは、スムーズとまではいかないけれど考えれば分かる教材です。
問題を解くときの感覚や模試の成績などを参考にしつつ、いまより少し高い難易度の教材を探してみてください。
アウトプットする習慣をつける
アウトプットしていない人は、アウトプットする習慣をつけましょう。
たとえば以下のように。
- 単語帳をただ読むのではなく、発音しながら読む
- 参考書を読むだけでなく、問題演習する
これだけで驚くほど学習内容が定着しやすくなります。
また、試験のときにも必要な知識や公式を思い出しやすくなります。
定期的に復習する習慣をつける
復習していない人は、定期的に復習する習慣をつけましょう。
「エピングハウスの忘却曲線」という言葉を聞いたことはありますか?
これは勉強した内容を一定時間が経つとどのくらい忘れてしまうかということを表す曲線です。
人は勉強した内容を、20分後には42%、1時間後には56%、1日後には74%も忘れてしまいます。
そのため、適切なタイミングで復習することが大切です。
このように普段から復習する習慣がついていれば、学習した内容を長期間定着させられます。
新しい勉強法を試す
勉強した気になっているという人や、勉強法に固執している人は、新しい勉強法を試してみましょう。
そして新しい勉強法を1か月くらい実践して「効果あるな」と思った部分をどんどん取り入れてください。
これにより、勉強方法が最適なものにアップデートされていきます。
その結果、順調に成績が伸びるようになります。
成績を上げる各科目の勉強法
新しい勉強法の1例として、旧帝大に次席で合格した私の勉強法を簡単に紹介します。
科目 | 勉強法 |
英語 | 英単語:単語帳で頻出単語をおさえる&分からない単語は都度調べる 英文法:基礎事項は映像授業で徹底&4段階の問題演習で定着 長文読解:スラッシュリーディングを取り入れる&音読→要約→多読の順で仕上げ リスニング:ディクテーションとシャドーイング 共通テスト:リーディングは上記と同様&リスニングはオンライン英会話で情報処理能力を鍛える |
数学 | 映像授業で基礎を体系的に勉強して問題を正しく読む読解力を身につける 問題演習で解法を応用する思考力を身につける(最低10分は解答を考える) 難問に向き合って異なる視点から問題を捉える発想力を身につける |
国語 | 知識をつけることを重視 知識は問題演習をしながら実践的に学習 |
理科 | まずは全体像を把握 基礎をしっかり インプットとアウトプットを同時に行って定着させる |
社会 | エピソードと関連付けて覚える アウトプットをしっかり テーマごとに文章にまとめる |
英語、数学、物理、化学についての詳しい勉強法は以下で紹介してます!
>> 高校数学の独学勉強法とおすすめ参考書を旧帝大次席が解説【大学受験】
成績を上げたいなら映像授業を活用しよう
着実に成績を上げたいなら、映像授業を活用するのがおすすめです。
映像授業を使うメリットは以下です。
- 基礎から深く学習できる
- 中学高校内容を体系的に勉強できる
- 難しいことでもかみ砕いて分かりやすく教えてくれる
- スキマ時間を使って勉強できる
- 何度でも授業を復習できる
特におすすめしたい映像授業はスタディサプリです。
(参照:https://www.youtube.com/watch?v=0GWLSx1jJ5s)
スタディサプリでは、月額1,815円という業界屈指のリーズナブルな価格で、6教科19科目40000本以上の映像授業が見放題になります。
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まとめ
勉強しているのに成績が上がらない原因と対処法を解説しました。
原因に対して適切に対処できれば、また成績は伸びていきます。
ぜひ参考にしてみてください!